学校支給のノートPCにスパイウェアが仕込まれていないか確認する方法
学校が支給したノートパソコンや内蔵カメラを使って生徒を監視することは、法律上認められていません。しかし実際には、学校や大学がスパイウェアをインストールしたり、保護者に対して子どもの端末への導入を求めたりした事例が複数報告されています。
「WebcamGate(ウェブカメラゲート)」事件をご存じでしょうか。このスキャンダルは連邦集団訴訟「ロビンス対アワーマー・メリオン学区事件」にまで発展しました。学校側が生徒の自宅というプライベートな空間で密かに監視を行っていたことが発覚し、最終的には61万ドルという巨額の和解金を支払うことで決着しています。

学校当局はノートパソコンに内蔵されたウェブカメラを利用してこれを行い、なんと6万6000枚を超える画像が秘密裏に撮影されていました。
なぜ学校は支給ノートPCにスパイウェアを導入するのか
学校支給のノートパソコンは、大幅に補助された価格で販売されるか、無料で配布されることもあります。しかし、その利便性の裏には、未解決の倫理的問題と現実的なリスクが潜んでいます。
生徒を監視する目的でインストールされる一部のソフトウェアは、生徒本人やその家族の同意なしに、データを自動的にクラウドへ送信します。

こうした技術により、学校当局や教師は、生徒がコンピュータを使用しているかどうかにかかわらず、校内でも自宅でも生徒を監視できるようになります。教師は生徒の同意なしに画面を閲覧して行動を把握できるだけでなく、特定のウェブサイトや学習課題にどれほどの時間を費やしているかも確認可能です。
さらに、校長が教師のノートパソコンの画面を閲覧し、インターネットの閲覧時間や訪問履歴などをチェックすることもできてしまいます。
あなたの学校支給ノートPCにスパイウェアは入っている?

校長から「家庭での不適切な行動」を指摘されるのを待つのではなく、以下で紹介する方法を使って、自分の学校支給パソコンにスパイウェアが潜んでいないかチェックし、見つけたら削除しましょう。
スタートアップでスパイウェアや不審なソフトを確認する
- パソコンの検索バーにMsconfigと入力し、システム構成をクリックします。
- スタートアップタブを開き、タスクマネージャーを開くをクリックします。

- メモリを大量に消費している不審なプログラムを見つけたら、一時的にプロセスを終了させ、オンラインで検索して悪意のあるソフトかどうかを確認します。悪質だと判明したら、アンインストールしてください。
TEMPフォルダ内のスパイウェアを確認する
TEMPフォルダはウェブサイトやプログラムを素早く表示するために使われる場所ですが、マルウェアが隠れていることも少なくありません。不審なファイルを見つけたら削除しましょう。
- エクスプローラーを開き、ローカルディスク(C:)をクリックします。

- Windowsフォルダを開き、TEMPフォルダを探します。

- TEMPフォルダの中身はすべて削除しても基本的に問題ありません。ここには一時的なデータしか保存されていないため、パソコンのシステムに深刻な影響を与えることはありません。
コントロールパネルからスパイウェアを確認する
- スタート > コントロールパネル > プログラムの順にクリックします。

- プログラム一覧をスクロールして、見慣れないソフトウェアがないか確認します。見たことのないプログラムがあれば、その名前を検索エンジンで調べ、正規のものかどうか確かめましょう。スパイウェアだと判明したら、右クリックしてアンインストールを選択します。
ウイルス対策・マルウェア対策スキャンを実行する
強力なウイルス対策ソフトやマルウェア対策ソフトがインストールされている場合は、スキャンを実行して悪意のあるプログラムやシステム内のスパイウェアを検出しましょう。リモートアクセストロイの木馬(RAT)、キーロガー、監視目的のVNCアプリなども、スキャンによって検出できる可能性があります。

また、セキュリティソフトの定義ファイルが最新版に更新されているか必ず確認してください。最新のマルウェア定義に更新しておくことで、スキャンの精度が大きく向上します。
頑固なプログラムは専用ソフトで削除する

プログラム管理画面から削除できない頑固なプログラムに遭遇した場合は、サードパーティ製のアンインストーラーをダウンロードし、セーフモードで実行してスパイウェアや監視ソフトを完全に除去しましょう。Revo UninstallerやPC Decrapifierなどのツールがおすすめです。
まとめ
学校支給のノートパソコンが違法な監視に使われていることが判明した場合は、まず確かな証拠をしっかりと集めたうえで、警察に相談・通報することが最善の対応の一つです。
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