オンラインでファイルを安全に転送する5つの方法
オンラインでファイルを転送する方法は数多くあります。メールで送るのが最も手軽ですが、さまざまなアプリやWebサービスを利用することもできます。
しかし、より高いセキュリティが必要な場合は、DropboxやWeTransferのような一般的なサービスだけでは不十分かもしれません。ここでは、プライバシーを完全に守りながらファイルを安全に転送できる方法を5つご紹介します。
なぜ安全な経路でファイルを転送すべきなのか
クラウド型のファイル共有サイトなど、無料で使えるファイル転送サービスはたくさんあります。これらのプラットフォームには一定レベルのセキュリティが備わっていますが、どれもファイルが受け取り相手に届く前に、第三者のサーバーへアップロードされる仕組みになっています。
ファイルが他人のサーバーを経由すると、たとえ一瞬でも、不正アクセスによるデータ漏洩のリスクが伴います。機密データが傍受・スキャンされ、後から広告目的などに悪用される可能性もあるのです。
そのため、機密情報を共有し、受け取った相手だけがファイルの中身を見られるようにしたいなら、第三者のサーバーを介さない方法を選ぶことが重要です。
安全なファイル転送におすすめの5つのサービス
以下に紹介するサービスはビジネスレベルのセキュリティを備えており、あなたと受信者以外がファイルにアクセスできないよう設計されています。
1. OnionShare
OnionShareは最も安全性の高いファイル共有サービスの一つです。Torネットワーク経由で匿名性を保ちながら、ファイルの送受信が行えます。Torを使ったことがある人なら、このネットワークの最大の特徴がプライバシーとセキュリティにあることをご存じでしょう。
OnionShareでファイルを共有すると、そのファイルはあなたのコンピュータ上にのみ保存されます。次に、あなたのPC上で一意のWebサーバーが起動し、暗号化されたオニオンアドレスが生成されます。受信者はTorブラウザでこのアドレスにアクセスし、ファイルをダウンロードして閲覧できます。
OnionShareでは、オニオンアドレスを共有した相手以外はファイルにアクセスできません。リンクを渡す際に安全な通信手段を使えば、プライベートなデータが外部に漏れる心配はありません。
2. Keybase
Keybaseは無料で使えるオープンソースのファイル転送アプリです。もともとはメッセンジャーアプリとして開発されましたが、エンドツーエンド暗号化と公開鍵暗号方式を採用しているため、ファイル共有にも最適です。この暗号化により、サーバー管理者でさえ共有されたファイルの内容を読むことはできません。
唯一の欠点は、ファイルをやり取りする双方がKeybaseをインストールしている必要がある点です。Windows、macOS、Linuxに加えて、iOSやAndroid版も提供されています。
3. Instant.io
Instant.ioはWebTorrentを活用したファイル転送プラットフォームで、データのセキュリティとプライバシーを確保します。無料のオープンソース型オンラインTorrentクライアントとして、専用ソフトを別途インストールすることなく、ブラウザ上で直接トレントのアップロードやダウンロードが可能です。
Instant.ioの使い方はとてもシンプルです。ダウンロードもアカウント登録も不要で、サイトを開いて共有したいファイルをドラッグ&ドロップし、シードを開始するだけです。
共有できるファイルの種類やサイズに制限はありません。アップロードが完了すると、URL、infoハッシュ、マグネットリンクのいずれかでトレントを共有できます。受信者はZIPファイルとしてダウンロード可能です。
4. FilePizza
FilePizzaも、WebTorrentを通じて安全にファイルを共有できる無料のオープンソースプラットフォームです。第三者サーバーへのアップロードは不要で、P2P(ピアツーピア)方式で転送を行います。P2P技術ではファイルを外部サーバーに先にアップロードする必要がないため、データが改ざんされたり盗まれたりする恐れがありません。
FilePizzaでは、ファイルの種類やサイズを問わず共有できます。受信者の人数にも制限がないため、友人や同僚と大容量ファイルを安全に共有するのに便利です。
アプリのダウンロードやアカウント作成も不要です。サイトを開いて共有したいファイルをドラッグ&ドロップすると、FilePizzaが共有用リンクを自動生成します。受信者はそのリンクからファイルをダウンロードして閲覧できます。
5. Files.com
Files.comはFTP(ファイル転送プロトコル)を利用したプラットフォームです。コンピュータネットワーク上でサーバーからクライアントへファイルを転送するシンプルな仕組みを採用しており、FTPSやSFTP(FTP Secure)による強力な暗号化により、大容量ファイルや動画、レガシーデータなどの特殊なファイル形式の安全な転送に最適なソリューションの一つとなっています。
Files.comでファイルを共有するには、公式サイトにアクセスして7日間の無料トライアルを有効化し、「New Share」を選択するだけです。共有したいファイルを選ぶと共有リンクが生成されるので、それを受信者に送りましょう。リンクは送信後いつでも無効化でき、有効期限を設定することも可能です。
企業やビジネス向けの安全なファイル転送ソリューションをお探しなら、Files.comがおすすめです。優れたセキュリティに加えて、Microsoft Officeとの統合や、Word、Excel、PowerPoint、Googleドキュメント、さらにはDropboxといったアプリとの連携機能も備えています。
賢く選んでファイルを安全に転送しよう
安全なプラットフォームを使うかどうかにかかわらず、追加の対策を講じておくに越したことはありません。たとえば、ファイルへのリンクを誰かに送るときは、必ず安全なメッセージング手段を使い、リンクと一緒に個人情報などの識別情報を添えないようにしましょう。さらに、TorブラウザやVPNを併用すれば、プライバシーとセキュリティを一段階強化できます。
あなたは普段どのファイル転送方法を使っていますか?この記事で紹介したプラットフォームを試したことはありますか?ぜひコメント欄で体験談を聞かせてください。
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