モニターのドット抜け(スティックピクセル)を診断・修復!ドット抜けテストと直し方を徹底解説
パソコンの画面やモニターは、「ピクセル」と呼ばれる何百万個もの小さな発光体で構成されており、これらが集まることで私たちが目にする画像を作り出しています。各ピクセルの内部には、RGB(赤・緑・青)の3色を発光する「サブピクセル」が含まれており、3つすべてが点灯すると純白に見え、それぞれの光度を調整することでさまざまな色が表現されます。
このサブピクセルのひとつが特定の色(赤・緑・青のいずれか)に固着してしまう状態を「スティックピクセル」と呼びます。モニター上には、消えることのない明るい点として表示されるのが特徴です。

スティックピクセルは、表示内容にかかわらず常に黒いままになる「デッドピクセル」とは異なります。デッドピクセルは電力が供給されず発光しないため黒く見え、修正が非常に難しく、場合によってはモニターの交換が必要になることもあります。
幸いなことに、ドット抜けテストを活用すればモニターの不具合を診断でき、いくつかの方法や専用ソフトウェアを使ってスティックピクセルを修復できる可能性があります。
スティックピクセルが発生する原因
液晶ディスプレイ(LCD)の登場以来、ピクセルの故障や固着はモニターにとってつきものの問題となってきました。
スティックピクセルは、単一の色を表示し続ける頑固な小さな正方形ですが、必ずしも恒久的なものではありません。主な原因はハードウェアの問題で、多くの場合、組み立て時のミスといった製造上の欠陥や、トランジスタが常時オンの状態になっていることが挙げられます。これにより、ピクセル本体またはその3つのサブピクセルのいずれかに影響が及びます。

たとえば、基板ガラス上でピクセルが正確に形成されなかった結果、電気的な誤動作が起こるケースがあります。ただし、ピクセルが固着していても、ピクセル全体が損傷しているとは限りません。ピクセル内で色の組み合わせを担うサブピクセルの1つまたは複数だけに問題があることも多いのです。
交換や修理のために店舗へ持ち込む前に、自分で試せるトラブルシューティングの方法がいくつかあります。この記事では、ドット抜けの直し方と、ドット抜けテストを使ったスティックピクセルの修復方法をご紹介します。
スティックピクセルとデッドピクセルの違い
スティックピクセルは、そのピクセルを構成するサブピクセル3色のうちのいずれか1色(赤・緑・青)で表示されます。画面上に奇妙な点を見つけたら、それがこれらの色であればスティックピクセルだと判断できます。
一方、デッドピクセルは小さな黒い四角形のように見えます。トランジスタの破損によりサブピクセルが完全にオフになり、ピクセルに電力が供給されず発光しないためです。

ただし、黒い点であっても必ずしもデッドピクセルではなく、スティックピクセルの可能性もあります。最大の違いは、スティックピクセルは「常にオン」であるのに対し、デッドピクセルは「もう二度と点灯しない」という点です。ほとんど復活しないデッドピクセルと違って、スティックピクセルは単に頑固なだけで、さまざまな対処法に反応することがあります。
白や色付きの点が見えた場合は、以下の方法を試してみてください。
モニターのスティックピクセルを直す5つの方法
- 時間経過を待つ
- ドット抜けテスト・チェックを行う
- 圧力と熱を使う
- サードパーティ製ソフトでピクセルをフラッシュする
- モニターを交換する
スティックピクセルは依然として電源供給があり、正常な状態へリセットできる可能性があるため、デッドピクセルよりも修復は容易です。ただし、すべての方法が成功を保証するものではなく、最終的にはピクセルの故障内容によります。
どの方法でも改善しない場合は、最終手段としてモニターの交換を検討しましょう。
1. 時間経過を待つ

スティックピクセルは、数時間後に自然と治ることがあります。数日〜数週間かかることもあり、まれに数年というケースもありますが、実際にはそこまで長く待つことはないでしょう。
待つのが苦手な方は、次に紹介する他の方法を試してみてください。
2. ドット抜けテストを実行する

ドット抜けテストとは、モニターを全画面表示にして、基本色や白黒のカラーパターンを順番に表示させながら、スティックピクセルを特定する作業のことです。
実施する際は、まず柔らかい布で画面をきれいに拭き、ブラウザで「Dead Pixels Test」などのサイトを開きます。全画面表示に切り替えて、すべてのテスト画面を注意深く確認しましょう。
3. 圧力と熱を使う
これは、圧力と熱を組み合わせてスティックピクセルを解消する手動の方法です。
始める前にモニターの電源を切り、湿らせた布を使ってスティックピクセルのある箇所だけに圧力をかけます。他の部分に圧力を加えると新たなドット抜けを招く恐れがあるため、注意してください。

圧力をかけたままコンピューターと画面の電源を入れ、その後圧力を解除して、スティックピクセルが消えたかどうかを確認します。通常、サブピクセル内の液体が流れて色が均等に広がることで、固着が解消されます。
熱を使う方法では、温めた布をスティックピクセルに数秒間当て、その後最長48時間モニターの電源を切ります。これによりピクセルが余分な電力を放電し、オフの状態へ戻ることが期待できます。
4. サードパーティ製ソフトでピクセルをフラッシュする
スティックピクセルはハードウェアの問題ですが、専用ソフトを「ドット抜けフィクサー」として活用すれば、固着したピクセルを復旧できる場合があります。
ソフトを使って、スティックピクセルおよびその周辺に画面上でさまざまな色を高速で切り替えながら表示させます。プログラムがピクセルに絶えず色の変化を促すことで、固着が解消されることを狙います。

選択肢はいくつもありますが、「JScreenFix」「PixelHealer」「UndeadPixel」などのツールを試してみるとよいでしょう。
JScreenFixはスティックピクセルの修復には役立ちますが、場所の特定はできません。使い方は、ブラウザでサイトを開き、青い「Launch JScreenFix」ボタンをクリックします。すると、多数の点滅するピクセルを含む正方形が表示された黒いウィンドウが読み込まれます。
画面右下の緑色のボタンを押すと全画面表示になり、点滅する正方形をスティックピクセルのある位置へドラッグして、10分間そのまま放置します。

UndeadPixelはWindows用のドット抜けテストツールです。画面全体に複数の色を順番に表示するロケーター機能でスティックピクセルを見つけ、点滅するドットをドラッグ&ドロップで該当ピクセルの上に置き、数時間実行します。
また、オンラインのモニターテストを利用すれば、モニターの品質を確認しながらスティックピクセルを特定することも可能です。このテストでは、3つのモードで画面のドット抜けをチェックできます。
5. モニターを交換する

どうしても改善しない場合の最終手段がモニターの交換です。多くのメーカーは修理や交換の保証を提供しているため、この措置を取る前に、まずお使いのデバイスの保証内容を確認しておきましょう。
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