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Avast vs Malwarebytes徹底比較:料金・機能・操作性から見る、どちらを選ぶべきか?

2019年の上半期だけで、サイバー攻撃により41億件以上のレコードが流出したことをご存じでしょうか。インターネットはもはや贅沢品ではなく、家族や友人とのつながり、仕事、学習に欠かせない生活インフラとなっています。強力で信頼できるアンチウイルスソフトがなければ、パソコンと個人情報は常に危険にさらされているのです。


アンチウイルス業界で最も知名度の高い2つのブランドが「Avast」と「Malwarebytes」です。本記事では、両ソフトの長所と短所を料金・機能・操作性の3つの観点から徹底比較し、どちらが自分に合った選択なのかを見極めるための情報をお届けします。


料金プランの比較


AvastとMalwarebytesはどちらも無料版を提供しています。無料版の保護機能は有料版より限定的ですが、緊急時には限定的な保護でも何もないよりはるかにましです。


Avastの料金体系


Avastには「Free(無料)」「Premium」「Ultimate」の3つの料金プランがあります。いずれも年間課金制で、Premiumは年額90ドル、Ultimateは年額120ドルです。執筆時点では、初年度に限り両プランが50%オフになるキャンペーンを実施しており、実質45ドルおよび60ドルで利用できます。


さらに、Avast Premiumには30日間の無料トライアルが用意されています。VPNサービス、なりすまし(ID盗難)被害防止サービス、トラッカー防止ツールなどもオプションとして追加でき、これらも年間サブスクリプションで課金されます。


Malwarebytesの料金体系


Malwarebytesには無料版を含めて4つの料金プランがあります。「Premium」は1台向けで月額3.33ドル(年額40ドル)、5台対応の「Premium」は月額6.67ドル(年額80ドル)、VPN付きの「Premium + Privacy」は月額8.33ドル(年額100ドル)です。


なお注意したいのは、Malwarebytesは14日間の無料トライアルへのメール登録が必須になっている点です。登録後は配信解除するまで大量のマーケティングメールが届くことも覚えておきましょう。


一見するとMalwarebytesの方が割安に見えますが、Avastは基本価格で最大10台を保護できます。これは1台あたり年間約9ドルに相当します。同じ保護レベルをMalwarebytesで実現しようとすると、160ドルかかる計算になります。


勝者:Avast


機能の比較


無料版ではどちらも多彩な機能は提供されていません。真の比較は有料版同士で行うことになります。


無料版の機能


Avastの無料版には、ランサムウェア対策とマルウェア・ウイルス対策という2つの主要機能があります。必要最低限の作業はこなせるベーシックなアンチウイルスソフトですが、それ以上のことは期待できません。


一方のMalwarebytes無料版は、スパイウェアとマルウェアの駆除のみに特化しています。リアルタイム保護や検知機能はなく、ランサムウェアの監視にも対応していません。マルウェア検出能力そのものは非常に優れていますが、無料版はいわば「一芸型」のソフトです。


また、両社の無料版ともに保護対象は1台のみです。


有料版(Premium)の機能


少額でも投資すれば、利用できる機能やツールは一気に増えます。Avastの有料版では、Wi-Fiネットワークのセキュリティチェック、危険なサイトや偽サイトの監視、フィッシング詐欺サイトからの保護、PCへのリモートアクセス攻撃の阻止といった機能が使えます。


しかもAvastは最大10台まで同時に保護可能です。保護対象を1台のPCだけに絞ることもできますが、その場合の節約額はわずか年10ドル程度。すべてのデバイスを包括的に保護できるメリットを考えれば、絞る価値はほとんどありません。


Malwarebytesの有料版は、マルウェアなどの脅威に対して24時間365日のリアルタイム監視を提供します。エクスプロイト攻撃やランサムウェア攻撃の阻止にも対応しており、悪意のあるサイトや偽サイトからの保護によって、データ流出やID盗難の防止にも役立ちます。


最上位プラン(Premium+)の機能


両社とも最上位プランの名称が異なるため、ここでは便宜的に「Premium+」と呼びます。


Avastの最上位プランには、接続環境を問わず安全にブラウジングできる「SecureLine VPN」と、不要ファイルを削除してPCの動作を改善する「Cleanup Premium」の2つの追加ツールが含まれます。


Malwarebytesの最上位プランにもVPNが付属します。「Malwarebytes Privacy VPN」は不正なトラッキングの防止、位置情報の秘匿、通信の暗号化などに対応しながら、VPNにありがちな通信遅延(ラグ)を抑えられるのが特徴です。


両ソフトとも上位プランでは豊富な機能を備えていますが、機能数と保護対象デバイス数の多さでAvastが優位に立っています。


勝者:Avast


ユーザーインターフェースの比較


AvastとMalwarebytesはどちらも比較的使いやすく、直感的に理解できるUIを備えています。ただし、Avastの方が選択肢が多く、Malwarebytesはよりシンプルにまとめられています。


Avastは端末の状態を表示しつつ、メニューを「保護」「プライバシー」「パフォーマンス」の3カテゴリに整理しています。各項目をクリックすると、さらに詳細なセクションが展開される仕組みです。


Malwarebytesは検出履歴、新規スキャンの開始ボタン、Web保護・マルウェア・ランサムウェア・エクスプロイト保護のオン/オフを切り替えるスライダーが並んでいます。設定メニュー自体は充実していますが、主要機能はすべて1画面に集約されています。


UIの完成度で見ると、MalwarebytesはAvastに比べてやや古く感じられます。両者を画面ベースで比較すると、搭載ツールの少なさがますます際立ってきます。


勝者:Avast


結局どちらを選ぶべき?


2つのソフトはどちらもそれぞれの役割をしっかり果たしますが、最終的には「最良の価格で最も広範な保護を提供するのはどちらか」という一点に尽きます。もし1つだけ選ぶなら、Avastが最善の選択です。


Avastは最高クラスの機能セットを備え、コストパフォーマンスにも優れています。Malwarebytesが決して悪いソフトではないものの、機能面で大きく制限されており、1台あたりのコストで見ると割高になるのが実情です。

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