Microsoft Teams vs. Slack徹底比較:どちらを選ぶべき?
ビジネス向けコラボレーションツールは数多く存在しますが、その中でも頭一つ抜け出しているのがSlackとMicrosoft Teamsの2つです。現在この2つのツールが市場の主導権を争っており、それぞれに明確な強みがあります。導入を検討する際は、両方の特徴をしっかりと把握しておくことが重要です。
Microsoft Teamsが登場するまで、Slackは自ら「業界のリーダー」を名乗るほどの地位を確立していました。しかし本質的に見ると、Slackはコミュニケーションに特化したツールである一方、Teamsはコミュニケーション機能を含む総合コラボレーションツールと言えます。
サードパーティ製アプリとの連携でSlackを拡張することも可能ですが、TeamsではMicrosoft製アプリへのアクセスがネイティブに組み込まれており、Teamsの画面を離れることなく他のアプリを直接利用できます。とはいえ、TeamsではなくSlackを選ぶべき理由もあるかもしれません。本記事では、両ツールの価格と機能を比較し、あなたの目的に合った最適な選択ができるよう解説します。
料金比較:Microsoft Teams vs. Slack
Teamsは、無料のMicrosoftアカウントがあれば誰でも利用できます。無料版では、無制限のメッセージングとオンライン会議、一定量のファイルストレージが使え、最大300人の参加者で会議を開催することも可能です。
通常、無料版では1時間を超える会議や100人を超える参加者には制限が設けられていますが、世界的なパンデミック時には、人々のつながりを支援するため、これらの上限が一時的に引き上げられました。
より充実した機能が必要な場合は、Microsoft 365ビジネスプランの各ティアを検討しましょう。プランによって、他のツールやアプリへのアクセスレベルが異なります。
Slackにも無料版と有料版があります。無料版ではメッセージ数が10,000件までに制限され、サードパーティアプリとの連携も10個までです。
Slackの有料版は、年払いの場合1人あたり月額6.67ドルから、月払いの場合は月額15.00ドルとなっています。
結論として、コストパフォーマンスを最重視するなら、Microsoft 365がベストな選択肢です。Teamsを含むMicrosoft 365アプリ一式が、Slackの最安プランよりも安い価格で利用できます。
機能比較:Microsoft Teams vs. Slack
機能面では、勝負にならないほどの差があります。TeamsのMicrosoft 365各アプリとのネイティブ統合は非常に優れており、前述の通り、TeamsをSlackとはまったく異なる種類のツールにしています。
ドキュメント共同編集
まずドキュメントの共同編集について考えてみましょう。Slackはドキュメントの共同編集機能を提供していません。代わりにSlackが誇るのは、ドキュメントやファイルの共有機能、つまりチャットにファイルを添付できることです。共有されたドキュメントを閲覧するには、他のユーザーがダウンロードする必要があり、複数人で1つのドキュメントを同時に編集するネイティブな方法はありません。
一方、TeamsではほぼすべてのMicrosoftドキュメントをアプリ内で直接開き、リアルタイムで共同編集することができます。
他アプリとの連携
「チームが現在使用し、必要としている他のアプリは何か?」と自問してみてください。答えがWord、Excel、OneDrive、PowerPointなどのMicrosoft製品が中心であれば、Teamsが最適です。さらにTeamsは700以上のサードパーティアプリとも連携可能です。
一方、SlackはTeamsの約3倍のサードパーティアプリと連携でき、アプリディレクトリは現在2,200件を超え、今後も増え続けています。
チームメンバー間のコミュニケーションを円滑にすることを目標とし、さまざまなツールやサービスを活用しているなら、Slackの圧倒的なアプリ連携数が決め手になるかもしれません。
オンライン会議
音声・ビデオ会議においても、TeamsはSlackを大きく上回ります。特にブレイクアウトルーム機能を導入して以降、Teamsはビデオ会議大手のZoomにも匹敵する存在となっています。
会議参加者数の制限、ブレイクアウトルームの欠如、会議の録画や挙手機能がないなど、Slackには競争力がありません。有料プランでなければ、Slackの会議で画面共有すらできないのです。
チャンネル
各ツールの用語は紛らわしいところがありますが、コミュニケーションの整理という観点での結論はこうです。Slackではサブチャンネルを作成できません。チャンネルはSlackにおけるコミュニケーションの中心であり、サブチャンネルがないということは、ワークスペース内のすべてのチャンネルがトップレベルになることを意味します。これによりチームのコミュニケーション整理が難しくなり、情報の散乱につながります。
Microsoft Teamsでは、任意のチームに複数のチャンネルを追加できます。これにより会話が体系的に整理され、ユーザーが必要な情報を見つけやすくなります。
クイック比較:その他のポイント
TeamsとSlackのユーザー体験については、長大な議論になり得ます。ここでは押さえておきたい要点だけをまとめました。
- IT管理者の方へ注意:Teamsの初期セットアップはSlackよりも複雑です。
- コミュニケーションツールだけを求めているなら、Teamsの多機能さが冗長に感じられるかもしれません。
- TeamsはSlackよりも強固なセキュリティを備えています。
- どちらのアプリも、主要なナビゲーションは左側のメニューで行います。
- Slackは数十種類のテーマで、アプリの外観を細かくカスタマイズできます。
- Teamsのテーマはライト、ダーク、ハイコントラストの3種類のみです。
- 絵文字、GIF、メンション、リアクション、ミームはどちらのアプリでも利用できます。
以上の情報が、Microsoft TeamsとSlackのどちらを採用すべきか、賢明な判断を下すための一助となれば幸いです。
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