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【2021年版】生産性を最大化する自作PCの組み方完全ガイド

昨年、新型コロナウイルスのパンデミックが宣言されて以来、多くの人々が自宅に留まり、リモートワークやオンライン学習を行う生活を余儀なくされました。急速な在宅勤務の普及により、生産性向上におけるPCの重要性が改めて認識されることとなりました。その結果、この1年間でPC、ノートパソコン、モニター、その他の周辺機器やパーツの売上は大幅に伸びています。初めてPCの購入を検討している方、あるいは現行マシンからの買い替え・アップグレードを考えている方に向けて、作業効率を高めるPCの組み方をご紹介します。

当サイトでは以前、7万ルピー以下で組めるゲーミングPCの組み立てガイドを公開しました。本記事では、仕事や生産性に特化したPCの構成について解説していきます。

2021年版・生産性重視PCのベスト構成

生産性重視のPCには、シングルコアとマルチコアの両性能が高い高速なプロセッサーが不可欠です。さらに、画像・動画編集、3Dモデルのレンダリング、シミュレーション、暗号資産マイニング、機械学習、ゲーム開発、高解像度ファイルの再生、重いWebページの閲覧、さらにはマルチモニター環境の駆動までこなすために、高性能なGPUも重要になります。加えて、複数のアプリを同時にメモリ上に保持できる十分なRAM容量も必要です。それ以外にも、高解像度の良質なモニター、有線・無線ともに高速なネットワーク接続、人間工学に基づいた打ち心地の良いキーボードとマウスといった要素も見逃せません。

CPU:最新アーキテクチャ搭載の6コア以上を選ぶ

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生産性向けPCでは、比較的新しいアーキテクチャを採用し、マルチスレッド対応のコアを4つ以上搭載した高クロック周波数のプロセッサーを選びましょう。ただし、今後数年の陳腐化を見据えるなら、6コアCPUをおすすめします。当サイトでは2021年に購入すべきベストCPUを別記事でまとめています。約10,500ルピーで入手できるIntel Core i5-10400Fは、6コア12スレッドで高速なパフォーマンスを発揮する有力なエントリー候補です。しかしそれ以上におすすめしたいのが、AMD Ryzen 5 3600X(約21,000ルピー)です。こちらも6コア12スレッドですが、より新しいアーキテクチャを採用し、7nmプロセスで製造されています。Core i5-10400Fよりもシングルコア・マルチコアともに優れており、レンダリング、コードのコンパイル、Web開発、機械学習、ゲーム開発、重量級のOfficeファイルの編集などの処理が快適になります。仮想マシンやサーバー運用を検討している場合でも、価格帯を考えるとRyzen 5 3600Xは非常に優秀な選択肢です。

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予算に余裕があるなら、TDPが高くオーバークロックの余地もある8コアまたは12コアCPUの導入をおすすめします。具体的には、Intel Core i5-10600K、Ryzen 5 5600X、Intel Core i7-10700K、AMD Ryzen 7 5800X、AMD Ryzen 9 3950X、AMD Ryzen 9 5900X、AMD Ryzen 9 5950Xなどが挙げられます。AMDのRyzen 5000シリーズはPCIe 4.0に対応しており、高速なSSD(そして将来的にはより高速なGPU)を活用できます。なお、Intelの第9世代以前のCPUについてはおすすめしません。

GPU:2018年以降のミドルレンジ以上で十分

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仕事用PCでゲームも楽しみたいというのでなければ、ハイエンドGPUを無理に購入する必要はありません。動画編集やレンダリングの大半のタスクであれば、ローミドルレンジからミドルレンジのGPUで十分対応できます。NVIDIA GeForce GTX 1660 SuperやGTX 1660 Tiは、編集・レンダリング・機械学習だけでなく、フルHD解像度で60fpsのAAAタイトルゲームプレイにも対応する優秀なカードです。GTX 1660 Superは約20,000ルピーで入手できます。

ただし、世界的な半導体不足により現在はGPU購入に非常に不利な時期であり、ここ数ヶ月で価格が大幅に高騰しています。事前告知のあるセールで新品を入手できるのであれば、NVIDIA GeForce RTX 3060かRTX 3060 Tiを狙いましょう。予算に余裕があり、定価近くで購入できるなら、AMD Radeon 6700 XT、NVIDIA GeForce RTX 3070、RTX 3080あたりも視野に入ります。これらのカードは生産性とゲーム性能の両面で一段上の体験を提供してくれます。

RAM:3000MHz以上のDDR4メモリ16GB以上

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8GBのRAMは日常的なタスクには足りても、生産性重視の用途には物足りません。アプリケーションによっては、快適に動作するためにより多くのメモリを必要とします。画像・動画編集、3Dモデリング、シミュレーションなどリソースを大量に消費する作業には、16GB以上を推奨します。現時点では16GBがベストバランスですが、複数の業務アプリとブラウザを同時に多用するヘビーユーザーなら32GBが必要になることもあります。購入の際は、3000MHz以上の周波数を持つ16GB以上のDDR4メモリを選びましょう。

自分が使う予定のアプリの推奨RAM容量を確認し、選択したCPUとマザーボードが対応する最大容量・最大周波数をチェックしたうえで、個別レビューも参照すると安心です。また、メモリは2枚または4枚構成にしてデュアルチャンネルで運用することで、本来の性能を最大限引き出せます。おすすめとしてはCorsair Vengeance LED、Corsair Vengeance RGB、G.Skill Trident Z RGB、Corsair Dominator Platinum RGB、HyperX Fury RGBなど。予算を抑えたいならKingston HyperX Furyで間違いありません。

ストレージ:512GB以上のPCIe NVMe SSD

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高速なPCには高速なストレージが不可欠です。従来のHDDからNVMe PCIe SSDへの換装ほど、PCを高速化できる手段はありません。最近はPCIe NVMe SSDがかなり安価になっており、今からSATA SSDを選ぶ理由はほぼありません。1TBのPCIe NVMe SSDがわずか8,000ルピー程度で手に入ることもあります。Adata XPG、Sabrent、Gigabyte、Samsung、Team Group、WDなどの近年の製品であれば、基本的にどれを選んでも安心です。

選ぶ基準としては、シーケンシャル読み込み速度2000Mbps以上、書き込み速度1500Mbps以上を目安にしましょう。予算に余裕があれば、PCIe 4.0対応のCPUとマザーボードと組み合わせることで、PCIe 3.0 SSDの倍の読み書き速度を実現できるPCIe 4.0 SSDがおすすめです。ハイエンドではSamsung 980 Pro、WD Black SN850、Sabrent Rocket 4 Plus、Adata XPG Gammix S50 Lite、Gigabyte Aorusなどが現在の市場で人気です。ミドルレンジならSK Hynix Gold P31、Samsung 970 EVO Plus、Sabrent Rocket Q、Team Group T-Force Cardea Zero Z340あたりが候補になります。エントリークラスならWD Blue SN550が優秀です。用途と予算に合わせて選びましょう。

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予算が限られているものの大容量も確保したい場合は、256GBのSSD(執筆時点で約3,500ルピー)と1TBの7200回転HDD(約3,000ルピー)を組み合わせる方法もあります。将来的に1TB〜2TBのPCIe NVMe SSDへアップグレードすればOKです。

マザーボード:Type-Cポート・RAMスロット4本・M.2スロット2基以上を確認

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AMD製CPUを選ぶ場合はB550チップセット搭載のマザーボードを、PCIe 4.0スロットも利用したい場合はX570チップセット搭載品を選びましょう。Intel製CPUの場合は、Z590、B560、H510の各チップセット搭載マザーボードが該当します。

どのマザーボードを選ぶにしても、64GB以上のRAM対応(RAMスロット4本)、M.2 SSDスロット2基、グラフィックカード用のPCIe x16スロット2本、PCIe x4スロット2本があることを確認してください。また、SATAポート4つ以上、光デジタルオーディオ出力、背面にUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポート、前面パネル用USB 3.2 Gen 2 Type-Cヘッダー、背面にUSB 3.2 Type-Aポート4つ以上、前面Type-A用ヘッダー2つ以上に対応していることが理想です。

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その他に注目したいポイントとして、大型グラフィックカードを支える補強済みPCIeスロット、SSDスロット用のヒートシンク、チップセット冷却用のヒートシンクやファン、背面ポートの簡単取り付け機構、CMOSクリア専用ボタンなどがあります。特にCLR CMOSボタンがあればBIOS設定のリセットが容易になり、CPUやRAM、グラフィックカードのオーバークロック時にとても役立ちます。

ヒント: PCIe 4.0対応マザーボードでGPUを縦置きマウントし、AMD製CPUを使用する場合は、PCIe 4.0対応のライザーケーブルを購入するか、マザーボードのBIOS設定でPCIe 3.0互換モードに切り替えてください。

ケース&冷却:ゆとある空間と優れたエアフロー

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ケースの選択はシンプルです。まず、Mini ITXやMicro ATXなどの小型ケースは避けましょう。ミドルタワーまたはフルタワーのATXケースを選べば、大型マザーボードや大きなグラフィックカードを余裕をもって収容でき、エアフローも確保できます。組み立て作業中に手が動かしやすいのもメリットです。家にミドルタワーを置くスペースがどうしてもない場合を除き、省スペースPCを組む必要性は低いでしょう。

ケースはエアフロー設計が優れていることも重要で、可能であれば前面・上面・底面にメッシュを採用したモデルが理想です。失敗しない基本設計としては、「前面から冷気を吸気し、上面と背面から熱気を排気する」構造です。効果的な冷却のためには、冷気を取り込む120mmファンを前面に2〜3基、熱気を排出するファンを上面に2基・背面に1基の計2〜3基取り付けましょう。また、280mmまたは360mmラジエーターを前面・上面に設置できるスペースがあると理想的です。内部の冷却性能が高いほどPC全体の性能を発揮しやすくなり、オーバークロックにも有利になります。

使い勝手の観点では、前面にUSB Type-Aポート、USB Type-Cポート、ヘッドフォンジャックを備えたマザーボードやケースを選ぶと、USBメモリや外付けストレージ、ヘッドフォン、スマートフォンの接続のたびにPCの裏に手を伸ばさずに済みます。Corsair、Lian Li、Phanteks、Thermaltakeは概ね質の高いケースを製造しているブランドです。

CPUクーラー:空冷か簡易水冷か

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ミドルレンジやハイエンドのプロセッサーを購入する場合、リテール cooler(純正ファン)が付属していないことが少なくありません。その場合は市販の空冷クーラーか水冷クーラーを別途購入する必要があります。本構成においては、年に1度程度のメンテナンス(冷却液の抜き取り、配管の分解、新しい冷却液の注入)が必要なDIY水冷はおすすめしません。代わりに、NoctuaやCooler Master製の高品質な空冷クーラー、あるいはCorsair、Lian Li、NZXT、DeepCool製の簡易水冷(AiO)クーラーを選ぶのがベストです。

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空冷クーラーの価格は、ブランドや冷却性能によって1,000ルピー〜10,000ルピー程度。AiO水冷クーラーはラジエーターサイズ、ブランド、RGBライティングによって3,000ルピー〜25,000ルピーほどになります。ただし、AiO水冷には15,000ルピー以上を投じるのはおすすめしません。高品質なCPUクーラーを導入すれば、オーバークロックによるさらなるパフォーマンス引き出しも可能になります。

キーボード:エルゴノミクス設計のメカニカルキーボード

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生産性の高いPC環境には、良いキーボードが欠かせません。おすすめは、静電容量ではなく、打鍵感のあるバックライト付きキーと人間工学に基づいたデザインを採用したメカニカルキーボードです。メカニカルキーボードの仕組みや、それが生産性向上にどう寄与するかについては、当サイトの詳細なメカニカルキーボード購入ガイドをぜひご覧ください。

キーボードは造りの良いものを選びましょう。堅牢なキーボードなら10年は使えます。数字入力の多い仕事の方は、テンキーを独立して備えたモデルが便利でしょう。バックライト付きキーは部屋が暗くてもキーを見分けやすく、家族が寝ている時間帯でも作業を続けられます。クリック音が苦手な方や、家族への騒音が気になる方は、Cherry MX RedやCherry MX Brown(および同等品)のような静音系スイッチを選びましょう。その他、マウスやUSBメモリを接続できるキーボード本体側のUSBポート、メディア再生専用キー、マクロキーなどの追加機能も便利です。

エルゴノミクスの面では、キーボードによって設計は千差万別です。何時間でも快適に使えるものもあれば、数時間で手首や指が疲れてしまうものもあります。シリコンやラバー素材のリストレスト(手首置き)が付属するキーボードを選ぶか、市販のリストレストを別途購入しましょう。手の自然な姿勢に合わせて造られたエルゴノミクスキーボードもあります。中には左右分割型のモデルもあり、それぞれの半分を自分の快適な位置に配置できます。

生産性をさらに高めるために、よく使うキーの組み合わせやアプリにはマクロを設定しておきましょう。インドで購入できる有線・無線キーボードのおすすめ一覧は、当サイトの別記事で紹介しています。

マウス:追加ボタン付きの大型モデル

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コンパクトなマウスを選ぶ人もいますが、長時間PCに向かって作業する予定なら、手のひらが自然に包み込める大きめのマウスを選びましょう。平たく薄いデザインのマウスは絶対に避けてください。作業スピードと生産性を高めるには、追加ボタンを備え、専用ソフトでボタン割り当てや速度、挙動をカスタマイズできるモデルがおすすめです。Logitech、Microsoft、Razer、SteelSeriesは優れたマウスを多数製造しています。MicrosoftとLogitechには、人間工学と掌のフィット感を追求した特化モデルがあります。Logitechのように、従来型より優れているとも言われる垂直マウス(エルゴノミクスマウス)を製造するブランドもあります。マウスが快適であるほど、疲労を感じずに長時間作業できます。

カスタマイズ性について言えば、マウスの専用アプリ・ソフトでは、特定ボタンを押したときの動作、トラッキング速度、他のPCとのペアリングなどを細かく設定できます。たとえば私はLogitech MX Master 2Sを使っていますが、スクロールホイールの押し込みにWindows 10のタスクビュー表示を割り当て、ホイール下のボタンで通常スクロールとスムーズスクロールを切り替えられるように設定しています。

現在購入できる代表的なエルゴノミクス・生産性向けマウスとしては、Logitech MX Master 2S、Logitech MX Master 3、Logitech MX Vertical、Microsoft Classic IntelliMouse、Microsoft Bluetooth Ergonomic Mouse、Razer Viper Ultimateなどが挙げられます。インドでおすすめの有線・無線マウスについては、専門記事で詳しく紹介しています。

【2021年版】生産性を最大化する自作PCの組み方完全ガイド

モニター:24インチ以上のフルHDまたはWQHD解像度

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生産性向けPCには、最低でも24インチのフルHD(1,920×1,080ピクセル)モニターを目標にしましょう。これくらいの画面サイズと解像度があれば、文字がにじんだりウィンドウが狭くなったりすることなく、2つのウィンドウを並べて表示できます。できれば27インチのQHD(2,560×1,440ピクセル)解像度モニターをおすすめします。文字がより鮮明になり、一目で確認できる情報量も増えるため、作業スピードが向上します。

画質面では、輝度300ニト以上、コントラスト比1000:1、応答速度(グレーtoグレー)5ms以上のモニターを目安にしましょう。IPS液晶モニターは視野角が広い一方、コントラスト比はやや低めです。VA液晶モニターはIPS液晶よりコントラスト比に優れる反面、視野角では劣ります。

写真や動画編集が仕事の方は、モニター購入時に色の正確さが重要な指標になります。Adobe RGB(90%以上)やDCI-P3(90%以上)の色域カバー率をチェックしましょう。さらに、個々のモニターのレビューを読んで実際の色再現性を確認することも大切です。映像入力端子を2〜3系統備え、ヘッドフォンジャック付きのモデルを選ぶと便利です。テレワークや生産性向けに使える1万ルピー以下の格安モニターのおすすめも、当サイトでまとめています。

Wi-Fiドングル+Bluetooth:ケーブルを減らしてデスクをスッキリ

ワイヤレス接続が主流となった現代では、生産性向けPCにはWi-FiとBluetoothの両機能を搭載すべきです。PC向けのUSBおよびPCIe Wi-Fiアダプターにはさまざまなブランドの製品があります。少なくともWi-Fi 5(IEEE 802.11 b/g/n/ac)規格に対応したものを買いましょう。将来性まで考えるなら、Wi-Fi 6E対応USBドングルの登場を待つのも一案です。Bluetoothワイヤレスイヤホンを使うなら、Bluetooth 5.0対応ドングル(またはPCIeアダプター)も併せて装着しましょう。Wi-FiとBluetoothの両方を内蔵したPCなら、ケーブルが減り、他の周辺機器を接続するための空きUSBポートも増やせます。Wi-Fi・Bluetoothアダプターには1,500ルピー〜5,000ルピーほどの予算を見ておけば十分です。

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