ローカル共有を SharePoint Online と同期する方法【SyncToy活用ガイド】
ローカルのファイル共有を SharePoint Online に同期したい場合は、本記事の手順をご参考ください。SharePoint Online では、既定で OneDrive アプリを使って SharePoint のファイルを PC に同期できます。しかし、OneDrive アプリは SharePoint ファイルをパソコンへ同期するには便利な一方で、SharePoint Online とローカルのファイルサーバー共有との間の同期や、ユーザーフォルダ配下以外の場所(別ドライブなど)への保存・同期には対応していません。
このチュートリアルでは、以下の3つのことを学ぶことができます。
- ローカルファイルやオンプレミスのファイルサーバー上のファイルを SharePoint Online へ移行する方法
- Microsoft 製の同期ツール SynToy を使用して、個別のフォルダ(ローカルファイル、ファイルサーバー共有、ネットワーク共有)を SharePoint と同期する方法
- Windows のタスクスケジューラで SynToy を自動実行させ、毎日ローカルと SharePoint のファイルを同期させる方法
※補足: SynToy には、選択したフォルダ間の同期をスケジュールするための専用インターフェースは用意されていません。ただし、Windows のタスクスケジューラでタスクを作成すれば、自動実行させることが可能です(手順3を参照)。
SynToy を使って SharePoint Online とローカルファイル共有を同期する手順
手順1:エクスプローラーで SharePoint をネットワークドライブとしてマップする
PC やネットワーク上のファイルを SharePoint Online へ移行・同期するための第一歩は、エクスプローラーで SharePoint のドキュメントライブラリをネットワークドライブとしてマッピングすることです。具体的な手順については、「SharePoint をネットワークドライブとしてマップする方法」のチュートリアル記事をご覧ください。
手順2:SyncToy を使ってローカルファイルを SharePoint へコピー&同期する
SharePoint のドキュメントライブラリをネットワークドライブとしてマップしたら、次は SyncToy ユーティリティを使って、すべてのローカルファイルを SharePoint Online に同期しましょう。
※補足: SyncToy 以外にも、バックアップソフトや同期ツール(例:SyncBackPro など)を使って、ローカルファイルを SharePoint へコピーしたり、双方向に同期したりすることもできます。
1. Microsoft 公式ダウンロードセンターから SynToy 2.1 をダウンロードし、インストールします。
2. SyncToy を起動し、最初の画面で Create New Folder Pair(新規フォルダペアの作成) を選択します。

3. 次の画面で Browse(参照) ボタンをクリックし、SharePoint Online のドキュメントライブラリと同期したい PC 上(またはローカルネットワーク上)のフォルダを選択します。
※注意: ネットワーク共有を同期対象にする場合は、事前にエクスプローラーでその共有フォルダをネットワークドライブとしてマップしておく必要があります。

4. Synchronize(同期) オプションが選択された状態のまま Next(次へ) をクリックします。

5. 識別しやすい「Folder Pair Name(フォルダペア名)」を入力し、Finish(完了) をクリックします。

6. 最後に Run(実行) ボタンをクリックすると、選択したフォルダの SharePoint Online への同期がすぐに開始されます。将来の自動実行を設定したい場合は、手順3に進んでください。

7. 同期が完了するまで待ちます。完了すると、同期結果を通知するウィンドウが表示されます。

手順3:SyncToy を指定した時刻に自動実行するようスケジュールする
同期を特定の時刻に実行したい場合や、一定の間隔で自動的に繰り返し実行したい場合は、以下の手順に従って設定を行います。
1. 検索ボックスに「task scheduler」と入力します。
2. 「タスク スケジューラ」を開きます。

3. 「操作」メニューから「基本タスクの作成」を選択します。

4. 基本タスクの作成ウィザードで、識別しやすいタスク名(例:「SharePoint Sync」)を入力し、「次へ」をクリックします。

5. トリガーのオプションで、タスクを実行するタイミング(例:「毎日」)を選択し、「次へ」をクリックします。

6. 開始日時を設定し、同期処理を繰り返す間隔を選択します。設定が完了したら「次へ」をクリックします。

7. 「操作」のオプションで「プログラムの開始」を選択します。

8. 次の画面で「参照」をクリックし、SynToyCmd を探して選択し、「開く」をクリックします。

9. 「引数の追加」ボックスに「-R」と入力すると、登録済みのすべてのアクティブなフォルダペアが実行されます。特定のフォルダペアだけを実行したい場合は、「-R "フォルダペア名"」と入力してください。入力後、「次へ」をクリックします。
※例: フォルダペア名が「PublicPair」の場合は「-R "PublicPair"」と入力します。

10. 最後に「完了」をクリックして、新しいスケジュールタスクを保存します。

以上で設定完了です!このガイドがお役に立ちましたら、コメント欄でご感想をお聞かせください。また、他の方のお役にも立てるよう、ぜひシェアをお願いいたします。
-
【初心者向け】OneDriveでファイルを他のユーザーと共有する方法|共有の停止・権限変更も解説
Microsoft OneDriveは、Windowsに標準搭載されているオンラインストレージ兼同期サービスです。豊富な機能を備えており、競合サービスと比較しても引けを取らない、むしろ優れた使い勝手を提供しています。 OneDriveではドキュメントをオンライン上に保存でき、Web版のMicrosoft Office(Word、PowerPoint、Excel)にもブラウザから直接アクセスできます。さらに、組織外のパートナー、サプライヤー、顧客などとも安全に共同作業が可能で、相手がMicrosoft 365を契約しているかどうかも問いません。 OneDriveでのファイル共有はとても簡単ですが
-
Windows 10でオフライン中にネットワークファイル共有を使う方法|同期センターの活用術
ネットワークドライブは、組織内で共通ファイルを共有するために広く使われています。特に、OneDriveなどのクラウドベースのインフラへの移行がまだ完了していない環境では、今なお標準的な選択肢となっています。OneDriveの大きな利点の一つは、シームレスなオフライン同期機能です。インターネット接続がなくてもファイルを使い続けられる点が魅力ですが、実は従来型のオンプレミスのネットワークドライブとWindowsの「同期センター(Sync Center)」を組み合わせれば、同様の機能を実現できます。同期センターはWindows 7の時代からほとんど変わっていませんが、Windows 10でも今なお健