Windowsアップデートエラー0x80070643の原因と対処法を徹底解説
Windows Server、Windows XP、Microsoft Office 2003など、さまざまなWindows製品やOffice製品でMicrosoft Updateを使用している際に、エラーコード0x80070643が発生することがあります。このエラーは「インストール中に問題が発生し、何らかの理由でWindowsインストーラーがインストール完了前に終了してしまった」ことを意味しています。特定の一つや二つの製品に限定されず、多くのMicrosoft製ソフトウェアの更新時に発生しうる汎用的なエラーであるため、特別な専門知識がなくても対処可能です。
エラーコード0x80070643の原因は?
このエラーが発生すると、次のようなエラーメッセージが表示されます。
Error 0x80070643: Fatal error during installation.(インストール中に致命的なエラーが発生しました)
その後Windowsインストーラーは終了し、アップデートは適用されません。さらに厄介なことに、Windowsはこのエラーが以前発生したことを認識せず、PCを再起動した後に同じアップデートを再度インストールするよう促してきます。このエラーの主な原因は単純なもので、たとえばWindowsインストーラーに管理者権限が付与されていないことなどが挙げられます。以下では、インストールに必要な権限を付与するためのいくつかの方法を紹介します。
エラーコード0x80070643の解決方法
方法1:システム管理者権限を付与する
ユーザーに管理者権限を与えることで、Windowsインストーラーのパッケージが、通常はアクセスできないC:\Program FilesやC:\Windowsなどのシステム領域にアクセスできるようになります。これらはまさにアップデートのインストール先となる場所です。管理者権限をユーザーに付与する手順は以下の通りです。
※以下の手順はWindows 7/Vista向けです。管理者としてログインしておく必要があります。
- [スタート] > [コントロールパネル] > [ユーザーアカウントと家族による安全設定] > [アカウントの追加または削除] を開く
- 管理者権限を付与したいアカウントをクリック
- 左側のメニューから「アカウントの種類の変更」をクリック
- 「Administrator(管理者)」のラジオボタンを選択
Windows XPでアカウント設定を変更する場合:
- [スタート] > [コントロールパネル] > [ユーザーアカウント] を開く
- [作業を選びます] の中から「アカウントの変更」をクリック
- 変更したいアカウントをクリック
- 「アカウントの種類を変更する」を選択
- そのユーザーの権限を「コンピュータの管理者」に引き上げる
この方法により、システムがハードディスクの各領域へのアクセスを拒否することなく、Windowsインストーラー経由でアップデートをインストールできるようになるはずです。
方法2:SQLコマンドで管理者権限を付与する
サーバー環境を運用している場合は、特定のユーザーに管理者権限を与えてアップデートをインストールできるようにしたいことがあります。その際にはSQLコマンド(SQL:Structured Query Language、リレーショナルデータベース用のデータベース言語)を利用できます。コマンドを作成して実行する手順は以下の通りです。
- メモ帳を開き、以下のコマンドを入力します。
EXEC sp_grantlogin '<Server_Name>\<Login_name>' Go EXEC sp_addsrvrolemember '<Server_Name>\<Login_name>', 'sysadmin' Go
既存のユーザーアカウントまたはグループアカウントに権限を付与する場合は、次のテキストをコピーします。
EXEC sp_addsrvrolemember '<Server_Name>\<Login_name>', 'sysadmin' Go
ここで、Server_NameはSQLサーバーインスタンス名、Login_nameは権限を付与するユーザーまたはグループアカウント名を表します。
- このファイルを「GrantPermission.sql」という名前でCドライブ直下に保存します。
- コマンドプロンプトを開き、「osql -E -i C:\GrantPermission.sql」と入力して実行します。
<Server_Name>には使用中のSQLサーバー名を、<Login_Name>には権限を付与したいユーザーまたはグループアカウント名を指定してください。
方法3:Enterprise Managerで管理者権限を付与する
コードを書くのが面倒な場合の代替手段として、Enterprise Managerを使う方法があります。
- [スタート] > [すべてのプログラム] > [Microsoft SQL Server] > [Enterprise Manager] を起動
- [Microsoft SQL Servers] > [SQL Server Group] > [(local)] > [セキュリティ] の順に展開
- 「ログイン」を右クリックし、「新規ログイン」を選択
- 開いた「SQL Server ログインのプロパティ – 新規ログイン」画面で「全般」タブをクリック
- ドメイン一覧から自分のドメインを選択
- 使用するユーザー名/グループアカウントを選択
- [追加] をクリックし、[OK] を押す
- [サーバーロール] タブを開き、サーバーロール一覧の「System Administrators」チェックボックスにチェックを入れて[OK]をクリック
これで前の方法と同様に、管理者権限を持つ新しいユーザーが追加されます。この権限を持つユーザーはあらゆる操作を実行できてしまうため、安易に付与しないよう注意し、エラーを解消した後は権限を取り消すことをおすすめします。
方法4:レジストリをクリーンアップする
0x80070643のようなエラーが表示される大きな要因の一つが、PCが動作のために利用する「レジストリ」の状態です。あまり知られていませんが、レジストリデータベースはWindowsシステムの中でも最も重要な部分の一つであり、PCを安定かつ快適に動作させるために常時使用されています。PCを使用するたびに数百ものレジストリ設定が読み込まれ、コンピュータが必要とする各種設定が呼び出されます。しかし残念ながら、それらの設定の一部は破損したり壊れたりすることがあり、コンピュータが必要なファイルを読み取れなくなる原因となります。信頼性の高いシステム最適化・修復ツールを使用すれば、こうしたレジストリの問題を修復できます。
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