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MacでBig Surの「インストールに失敗しました」エラーを解決する6つの方法

2020年6月22日に開催されたAppleのWorldwide Developers Conference(WWDC)で発表されて以来、多くのAppleユーザーがmacOS Big Surの正式公開を待ち望んでいました。その後、開発者やApple Beta Software Programのメンバー向けにベータ版が提供され、そして2020年11月12日、ついにmacOS Big Surが一般公開されました。

公開から間もなく、多くのMacユーザーが最新OS「macOS 11」へのアップグレードに踏み切りました。Macを起動するとアップデートの通知が表示され、ユーザーは期待を込めて「今すぐアップグレード」ボタンを押したことでしょう。しかし、その直後からBig Surの「インストールに失敗しました」というエラーに悩まされるユーザーが続出しました。症状は人それぞれで、単にアップデートがロールバックされただけのケースもあれば、最悪の場合、Macが完全に起動しなくなる(文鎮化)ケースまで報告されています。

Big Surアップデート中に「インストールに失敗しました」が発生する状況

このエラーが最初に多発した原因は、あまりにも多くのユーザーが同時にアップデートをダウンロードしようとしたことにあります。数十万人規模のMacユーザーが一斉にAppleのサーバーへアクセスし、約12GBものインストールファイルをダウンロードしようとしたのです。これでは、どれほど強力なサーバーでも対応しきれないのは当然です。

ワンポイントアドバイス:動作の遅さやシステムエラーにお困りの場合は、ジャンクファイル、有害なアプリ、セキュリティ上の脅威がないか、Macを定期的にスキャンすることをおすすめします。

Apple側ではBig Surへの需要を完全には想定しきれていなかったようですが、リリース時のこうした混乱は事前準備の一環として織り込んでおくべきでした。ユーザーにはApple内部で何が起きていたのか正確なところは分かりませんが、Appleのシステム状況ページにはサーバーの問題が表示されていました。掲載内容は以下のとおりです。

macOSソフトウェア・アップデート – 問題発生中
本日 午前10時 – 継続中
一部のユーザーが影響を受けています

一部のユーザーは、MacコンピュータでmacOSソフトウェア・アップデートをダウンロードできない場合があります。現在この問題を調査中です。

この問題の影響で、多数のMacユーザーがmacOS Big Surを正常にインストールできませんでした。インストールファイルのダウンロードに何時間もかかった挙句、最終的に失敗するケースや、そもそもダウンロードを開始できないケース、インストール作業自体は進んだのに最後に「インストールに失敗しました」エラーが表示されるケースなどがありました。さらに不運なユーザーの中には、インストール失敗によってMacが起動不能になってしまった人もいます。

Appleはすでに問題を修正し、システム状況ページでも解決済みと表示されていますが、それでも同じエラーに遭遇するという報告が後を絶ちません。いったいなぜなのでしょうか。

Big Sur「インストールに失敗しました」エラーの主な原因

当初のエラー発生は、主に大量のユーザーが同時にアップデートを行ったことによるサーバーへのアクセス集中が原因でした。同一のリソースに過剰なアクセスが殺到したため、Appleのサーバーがすべてのリクエストを処理しきれず、インストールファイルが完全にダウンロードされない、あるいはサーバーとの接続が途中で切断されるといった事態が発生しました。Apple側で問題はすでに解決済みですが、依然として同じエラーに悩まされているユーザーが少なくありません。

この場合、Appleのサーバーにはもう問題がないため、エラーの原因は別のところにあると考えられます。考えられるひとつは、以前ダウンロードした古いインストールファイルがmacOSによって再利用されているケースです。

また、インターネット接続が不安定なためにインストールファイルのダウンロードが完了せず、ファイルが不完全または破損した状態になっている可能性もあります。ダウンロードが途中で中断されると、アップグレードは失敗します。

原因が何であれ、macOS Big Surへのアップグレードは決して複雑な作業ではありません。お使いのMacがアップグレード対象機種であり、macOS自体に大きな問題がなければ、通常は問題なくアップグレードできるはずです。万が一このエラーに遭遇した場合は、以下の対処法を試してみてください。

アップグレード前にやっておくべきこと

macOS Big Surへのアップグレードは大きな作業であり、トラブルが起こる可能性もあります。エラーの発生リスクを最小限に抑えるため、アップグレード前に以下の点を確認しておきましょう。

  • macOS 11へアップデートする前に、Time Machineなどのバックアップ手段を使って必ずファイルをバックアップする。
  • 特に大規模なアップデートの場合は、MacBookをAC電源に接続しておく。
  • 安定したインターネット接続を確保する。
  • アップデートをダウンロードする前に、使用中のプロキシやVPNを無効化する。
  • アップグレード中に問題を引き起こす可能性のあるサードパーティ製の「kext」ファイルを削除しておく。

Big Sur「インストールに失敗しました」エラーへの対処法

Big Surへのアップデート中に「インストールに失敗しました」エラーが表示されたら、まずお使いのMacがアップグレード対象かどうかを確認しましょう。macOS 11を実行できるデバイスは以下のとおりです。

  • MacBook:2015年初期モデル以降
  • MacBook Air:2013年半ばモデル以降
  • MacBook Pro:2013年後期モデル以降
  • Mac mini:2014年後期モデル以降
  • iMac:2014年半ばモデル以降
  • iMac Pro
  • Mac Pro:2013年後期モデル以降
  • Developer Transition Kit(2020)

ご覧のとおり、Big Surでは2012年〜2013年に発売された多くのMacのサポートが打ち切られました。この時期に発売されたMacをお使いの場合は、Catalinaを使い続けるのが賢明でしょう。

一方、Big Surに対応しているはずの新しいMacでこのエラーが発生している場合は、以下の対処法を順番に試してみてください。

対処法1:十分なストレージ空き容量を確保する

Macの空き容量が不足していると、アップグレードが正常に進まないことがあります。Big Surのクリーンインストールには12.5GBの空き容量が必要ですが、その他のファイルのための余裕も必要です。理想的には15〜20GB程度の空きディスク容量を確保しておくと、アップグレードがスムーズに完了します。ただし、20GB以上の空き容量があってもエラーが出るという報告もあります。その場合は、できるだけ多くの空き容量を確保してください。Macクリーニングアプリを活用すれば、ジャンクファイルを削除して貴重なストレージを取り戻せます。十分な空き容量を確保したら、再度アップグレードを実行してみましょう。

対処法2:SMCをリセットする

Appleは、アップデートのインストール失敗を防ぐために、アップデート前にSMC(システム管理コントローラ)のリセットを推奨しています。

手順は以下のとおりです。

  1. Macをシャットダウンします。
  2. 電源ケーブルが接続されていることを確認します。
  3. Shift + Ctrl + Option + 電源ボタンを約10秒間押し続けます。
  4. 電源ボタンを押して、Macが起動するのを待ちます。

再起動後、Big Surのインストールを再試行してください。

対処法3:NVRAMまたはPRAMをリセットする

次に試せるのは、MacのNVRAMまたはPRAMのリセットです。手順は以下のとおりです。

  1. Macをシャットダウンします。
  2. Option + Command + P + Rキーを約20秒間押し続けます。
  3. コンピュータが再起動するのを待ちます。

再起動後、Big Surのインストールを再試行してください。

対処法4:古い「macOSインストール」ファイルを削除する

以前にBig Surのインストールを試みたことがある場合は、アプリケーションフォルダから古いインストールファイルを必ず削除してください。Macが古いインストールファイルを参照してしまい、アップグレードが失敗することがあります。

対処法5:日付と時刻を確認する

システムの日付や時刻が正しくないと、アップグレードの妨げになることがあります。以下の手順でMacの日付と時刻を確認しましょう。

  1. Appleメニュー > システム環境設定 > 日付と時刻を開きます。
  2. 日付と時刻を自動的に設定のチェックを外します。
  3. すでにチェックが入っている場合は、チェックを外してMacを再起動します。
  4. 日付と時刻のパネルに戻り、再度オプションにチェックを入れます。
  5. その後、macOS Big Surの再インストールを試みます。

対処法6:クリーンインストールを行う

上記の手順を試してもBig Surをインストールできない場合は、クリーンインストールが必要かもしれません。手順は以下のとおりです。

  1. Macをシャットダウンします。
  2. 電源ボタン + Command + Rキーを押して、macOSユーティリティ画面を開きます。
  3. macOSを再インストールをクリックします。
  4. ディスクユーティリティ > HDDを消去を選択します。
  5. macOS Big Surをインストールします。

まとめ

macOS Big Surは、macOSオペレーティングシステムの大幅な刷新をもたらすバージョンです。新機能の追加だけでなく、UIやその他の面でも大きな変更が加えられています。ただし、アップグレードが何度も失敗する場合は、無理に進めず、最新のmacOSバージョンがより安定するのを待ってからアップグレードするのも賢明な選択肢のひとつです。

  1. 【解決】macOS Big Surがインストールできない!失敗エラーを直す7つの方法

    MacBookをお持ちの方なら、最新のOSアップデート「macOS Big Sur」の通知を受け取ったことがあるでしょう。Big Surはインターフェースを刷新し、Macユーザーに多くの新機能をもたらす注目のアップデートです。ところが、いざインストールしようとすると「macOS Big SurをMacintosh HDにインストールできません」というエラーが表示され、困ってしまう方も少なくありません。本記事では、macOS Big Surのインストール失敗エラーの原因と、実践的な解決策をわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。 macOS Big Surのインストール失敗エラーを

  2. macOSのインストールが失敗するエラーを解決する12の方法

    WindowsノートPCとMacBookを分ける要素のひとつがソフトウェア・アップデートです。OSのアップデートには重要なセキュリティパッチや新機能が含まれており、ユーザーはデバイスの体験をより良いものにできます。macOSのアップデート作業はシンプルでわかりやすい一方、WindowsのOSアップデートは時間がかかりがちです。しかし、新しいmacOSのダウンロード自体は簡単でも、インストール段階で「エラーが発生しました(An error occurred installing macOS)」といった問題に直面するユーザーも少なくありません。このガイドでは、macOSのインストール失敗エラーを確