iMovieのストレージ不足を解消する方法|Macの空き容量を取り戻す5つの対処法
短い楽しいクリップ作りからハリウッド風の予告編まで、Appleの強力な動画編集アプリ「iMovie」なら何でもこなせます。エフェクト、トランジション、音楽、フィルターを駆使して、本格的な長編映画を作成・編集することも可能です。
しかし、iMovieのプロジェクトを増やすほどストレージ容量はどんどん消費されていきます。特に4K動画を扱っている場合はその傾向が顕著です。iMovieの動作が極端に遅くなった、プロジェクトを書き出せない、書き出したファイルの音声や映像が乱れている——こうした症状が出たら、ディスク容量が不足している可能性が高いでしょう。
この記事では、iMovieが占有しているディスク領域を複数の方法で解放し、ストレージの空き容量を取り戻す手順を詳しく解説します。
MacでiMovieのディスク容量を空ける方法
iMovieのプロジェクトを削除し始める前に、まずジャンクファイル(不要ファイル)を一括削除して、必要な分の空き容量が確保できるか確認するのがおすすめです。Macクリーニング・修復アプリなどを活用すれば、Mac上の不要なファイルをまとめて取り除き、ストレージに余裕を持たせることができます。
プロのヒント:システムトラブルや動作低下の原因となるパフォーマンス問題、ジャンクファイル、有害なアプリ、セキュリティ脅威を、Mac全体をスキャンしてチェックしましょう。
それでは、iMovieが容量を大量に消費している場合に試せる、その他の空き容量確保術をご紹介します。
解決策1:古いプロジェクトとクリップを削除する
iMovieをクリーンアップする最も効果的な方法は、使用しない動画やもう必要のない動画をすべて削除することです。画質の悪い動画、ブレた動画、役に立つ内容が含まれていない動画などは、迷わず処分しましょう。iMovieのイベントライブラリにある動画リストを見直しながら、不要なものを順次「却下」としてマークしていきます。
動画を却下する手順は以下の通りです。
- 削除したい動画クリップを右クリックします。
- 「クリップ全体を却下」を選択します。
- メニューの「表示 > 却下した項目のみ」をクリックして、却下済みクリップのフォルダを開きます。
- 「却下したクリップをゴミ箱に入れる」ボタンをクリックすると、却下したすべての動画が削除されます。
また、「スペースセーバー」機能を使ってiMovieライブラリを整理する方法もあります。iMovieで「ファイル > スペースセーバー」を選択すると、未使用の動画クリップがスキャンされ、自動的に却下されます。作業後は忘れずにゴミ箱を空にしてください。
解決策2:レンダーファイルを削除する
ディスク容量を大量に消費する最大の要因の一つが、iMovieのレンダーファイルです。未使用の動画クリップを削除するのに加えて、編集を終えたプロジェクトのレンダーファイルも削除できます。
ターミナルを使って削除する場合は、以下の手順を実行します。
- 「ユーティリティ」フォルダまたはSpotlightから「ターミナル」を起動します。
- 次のコマンドを入力します。
find ~/Movies/iMovie\ Library.imovielibrary -path "*/Render File" -type d -exec rm – - Enterキーを押します。
このコマンドはiMovieライブラリ内を走査し、「Render Files」という名前のディレクトリをすべて削除します。
コマンド操作に不安がある方は、次の手順で手動でも削除可能です。
- 「Finder > フォルダへ移動」を開き、検索ボックスに「~/Movies/」と入力します。
- ムービーフォルダ内で「iMovie Library」を右クリックし、「パッケージの内容を表示」を選択します。
- 各プロジェクトフォルダを確認し、「Render Files」という名前のフォルダをすべて削除します。
- 「ゴミ箱」を空にして、どれだけ容量を回復できたか確認しましょう。
解決策3:イベントから動画を削除する
イベントから不要な動画クリップを削除するのも、空き容量を増やす有効な手段です。なお、プロジェクトからクリップを削除しても元のソースファイルは残りますが、イベントから削除するとソース自体が削除される点に注意が必要です。
イベントから動画クリップを削除する手順は以下の通りです。
- iMovieで「イベントライブラリ」を開きます。
- 動画クリップを削除したいイベントを選択します。
- 「イベント」ブラウザで、削除したいフレームやクリップを選択します。
- 「却下」ボタンをクリックして、クリップを却下フォルダへ移動します。
- 「ファイル > 却下したクリップをゴミ箱に入れる」をクリックします。これにより、現在却下としてマークされているすべてのクリップがゴミ箱へ移動します。
- 削除してよいことが確実であれば、「ゴミ箱に入れる」ボタンをクリックします。動画はイベントから削除されますが、まだゴミ箱の中ではスペースを占有しています。
- 却下したクリップを再確認したい場合は、「却下したクリップを表示」ボタンをクリックします。
- 却下した動画クリップを完全に削除するには、「Finder > ゴミ箱を空にする」を実行します。
解決策4:動画を書き出してからソースファイルとプロジェクトを削除する
完成した映画に満足しており、今後編集する予定がないのであれば、書き出しを行うことでストレージ容量を節約できます。動画を書き出すには、「共有 > ムービーを書き出す」をクリックします。
必要な動画をすべて書き出したら、プロジェクトフォルダを右クリックして「プロジェクトをゴミ箱に入れる」を選択し、プロジェクトを削除します。古いプロジェクトを削除すれば、かなりの容量を取り戻せるはずです。
プロジェクトを削除した後は、ソースファイルも忘れずに削除しましょう。イベントを手動で削除してもよいですし、前述のスペースセーバー機能を利用しても構いません。同じ動画のコピーが2つコンピュータ上に存在しなくなるため、これらの手順で大幅にディスク容量を解放できます。
解決策5:動画を統合して整理する
整理整頓が苦手な方だと、動画がMacのあちこちに散らばっていることもあるでしょう。別のフォルダに同じ動画のコピーが複数あったり、プロジェクトや他のメディアがさまざまな場所に分散していたりするケースもあります。
コンピュータを整頓してディスク容量を節約するために、メディアを1か所に統合しましょう。劇的な容量削減にはなりませんが、少なくともプロジェクトと動画を整理された状態に保てます。
メディアファイルを統合する手順は以下の通りです。
- iMovieで「ファイル > メディアを統合」を選択します。
- 「イベントをコピー」「クリップをコピー」「イベントを移動」の3つのオプションが表示されるので、「イベントを移動」を選びます。これにより、クリップとイベントがMacのハードドライブに移動し、リンクも更新されます。
- 「スペースセーバー」メニューを使って、プロジェクトで使用されていない動画をクリーンアップします。
- ゴミ箱を空にして、不要になった動画を完全に削除します。
まれに、ゴミ箱を空にしてもファイルが完全に消えないケースがあります。その場合は、コンピュータを再起動すればファイルが完全に削除され、ストレージ容量が解放されます。
まとめ
動画ファイルはストレージを大量に消費する代物です。適切に管理せず定期的にクリーンアップしないと、常に追加容量を探し回ることになってしまいます。上記の方法を活用してiMovieの動画を定期的に見直し、古いクリップや不要なクリップを削除する習慣をつければ、貴重なストレージ容量を無駄にせずに済みます。
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