MacでSiriを最大限に活用する方法|起動設定から便利な使い方まで徹底解説
2016年以前、Siriと話せるのはiPhoneやiPadだけでした。しかしmacOS Sierraの登場により、AppleはついにMacユーザーにもSiriのサポートを提供することになりました。それ以来、Apple独自の音声操作AIは、Macユーザーのパーソナルデジタルアシスタントとしてさまざまなタスクをサポートしています。ただし、Macを使い始めたばかりの方にとっては、Mac版のSiriがiOS版とは少し異なることに気づくかもしれません。Siriを効果的に使いこなすには、デスクトップやノートブックという環境で何ができて、何ができないのかを把握しておくことが重要です。この記事では、MacでSiriを最大限に活用するための情報とコツをご紹介します。
MacでSiriにできないことは?
Siriに何かを頼む前に、まず期待値を正しく設定しておきましょう。このAIは「何でも自動的にやってくれる」と宣伝されていますが、実際にはそうではありません。ここでは、Siriの主な制限事項をいくつか紹介します。
- アプリを終了できない — 未保存のデータ消失や処理の中断を防ぐための予防策だと考えられます。
- 静かな環境でないと声を正確に認識できない — Siriは音声コマンドに依存しているため、周囲が騒がしいとコマンドを正しく聞き取れない場合があります。
- 複雑な作業は任せられない — 写真の編集やプレゼンテーションの作成といった思考を伴うタスクは期待しないでください。作業の自動化をしたい場合は、Mac標準の「Automator」を試してみるとよいでしょう。また、ジャンクファイルの削除やMacのクリーニングもできません。そのような場合は、サードパーティ製のクリーニングツールやMac修復アプリを利用しましょう。
MacでSiriを起動する方法
Siriに何を期待できるかがわかったところで、さっそく話しかけてみましょう。まずは、以下のいずれかの方法でSiriを起動します。
- Command + Space を約2秒間長押しします。押す時間が短すぎると、SiriではなくSpotlightが起動するので注意してください。これがSiriを起動するデフォルトのキーボードショートカットです。ショートカットはカスタマイズも可能です(後ほど解説します)。
- Apple製ヘッドフォンをMacに接続している場合は、インラインの中央マイクボタンを長押しします。
- Spotlightを起動して「Siri」と検索します。
- メニューバー(画面右上)にあるSiriアイコンをクリックします。
- アプリケーションフォルダからSiriを見つけて、アイコンをダブルクリックします。
Siri専用のキーボードショートカットを作成する方法
Siriを起動するデフォルトのショートカットは、Spotlightを起動するボタンと同じなので、少し不便に感じることがあるかもしれません。Command + Spaceを押したときに間違えてSpotlightが起動してしまうこともありますよね。そこで、Siri専用のカスタムショートカットを設定しておくのがおすすめです。手順は以下の通りです。
- 「システム環境設定」を開き、Siriのメニューを探します。
- 「キーボードショートカット」の横にある「カスタマイズ」を選択します。
- 希望のキーの組み合わせを入力します。既存のショートカットと重複しないように注意してください。
- ウィンドウを閉じれば設定完了です。
Macで「Hey Siri」を有効にする方法
Siriの本来の目的は、私たちの生活をより便利にすることです。キーボードに触れずにSiriを呼び出せる「Hey Siri」を有効にすれば、その利便性はさらに高まります。これはデフォルトでは無効になっているため、自分で設定する必要があります。以下の手順に従ってください。
- 「システム環境設定」>「キーボード」を開きます。
- 「音声入力」タブを選択し、音声入力をオンにします。
- 「拡張音声入力を使用」を選択します。
- マイク記号の横のドロップダウンから、使用しているマイクを選択します。
- 必要に応じて言語を変更します。
- 「システム環境設定」>「アクセシビリティ」に移動します。
- 「音声コントロール」内の「音声入力」を選択します。
- 「音声入力キーワードフレーズを有効にする」にチェックを入れます。
- Siriを呼び出すための言葉を入力します(Hey、Hi、Yoなど、お好みで)。
- 「音声入力コマンド」をクリックします。
- 「拡張コマンドを有効にする」にチェックを入れます。
- 「+」をクリックしてカスタムコマンドを作成します。
- 「発話:」の欄に「Siri」と入力します。
- 「使用中のアプリケーション:」が「すべてのアプリケーション」になっていることを確認します。
- 「実行:」の横で「キーボードショートカット」を選択し、先ほど作成したSiri用のショートカットを入力します。
- 最後に「完了」をクリックします。
これで、設定した音声コマンドでSiriを起動できるようになります。ただし注意点があります。iPhoneで「Hey Siri」を有効にしていて、Macでも同じく「Hey」という言葉を使うと、両方のSiriが同時に反応してしまう可能性があります。Macでは別の言葉を使うことを検討しましょう。
High Sierraでキーボード入力でSiriと会話する方法
話すよりもタイピングのほうが得意という方は、「Type to Siri(入力してSiriに依頼)」機能を有効にしましょう。手順は以下の通りです。
- 「システム環境設定」>「アクセシビリティ」>「Siri」を開きます。
- 「Type to Siriを有効にする」にチェックを入れます。
この設定を行うと、Siriを起動したときにテキスト入力欄が表示されるようになります。
SiriにGoogleで検索させる方法
デフォルトでは、Siriはオンライン検索にBingを使用します。しかし、Google派の方もご安心ください。デフォルトの検索エンジン自体は変更できませんが、「Googleで検索して」とお願いすれば対応してくれます。その後、Siriから何を検索したいのか尋ね返されるでしょう。
Siriにリマインダーを設定してもらう方法
iPhoneと違い、Macには時計アプリがないため、Siriにアラームやタイマーを設定することはできません。しかし、リマインダーなら設定してもらえます。たとえば、メールやWebページを後で続きを読みたいときは、Siriに「明日これをリマインドして」のように伝えましょう。SiriがWebページやメールへのリンク付きのリマインダーを作成してくれます。
また、リマインダーアプリに登録済みの項目や、カレンダーの誕生日などのイベントについてもリマインドしてもらえます。該当の項目やイベントを表示した状態で、Siriにリマインドをお願いするだけです。連絡先アプリと組み合わせることも可能です。たとえば、「〇時にジョン・ピータースに電話するようリマインドして」とお願いできます。残念ながら、すべてのアプリでSiriのサポートが使えるわけではありません。
Siriにカレンダーの予定を追加してもらう方法
Siriはカレンダーアプリでも使えるので、予定の作成をお願いできます。手順は以下の通りです。
- Siriを起動し、「ジェーン・グリーンの誕生日をカレンダーに追加して」のように伝えます。
- Siriが予定の日時などの詳細を尋ねてきます。終日の予定の場合は、その旨も忘れずに伝えましょう。
Siriに天気を聞く方法
Siriは天気に関する幅広い質問を処理し、関連データを表示できます。たとえば、次のような質問ができます。
- 今日雨は降る?
- 今日の天気はどう?
- 今日の天気予報は?
- 明日(場所)で雨は降る?
Siriの検索結果をピン留めする方法
Siriの検索結果を通知センターにピン留めすれば、通知センターを開くたびに確認できます。やり方は簡単で、Siriの結果が表示されているグレーのボックス右上にある「+」アイコンをクリックするだけです。同じ質問をするたびに結果は更新されるため、ピン留めしておけば常に最新の情報を目にすることができます。
Siriの検索結果をスクリーンショットする方法
通知センターへのピン留めだけでは不十分な場合は、結果を画像として保存することもできます。Siriが表示した検索結果ボックスの上部バーをつかんでドラッグすると、結果がPNGファイルに変換されます。あとはFinderウィンドウやMicrosoft Wordなどのワープロソフトにドラッグ&ドロップするだけでOKです。
その他Siriに頼めること
Siriに何ができるかを知るコツは、とにかく試してみることです。思いがけない要求に応えてくれるかもしれません。まずは、以下のようなことを試してみてはいかがでしょうか。
- 特定の日付のファイルを表示する
- iTunesで曲を再生・一時停止・スキップする
- Webページを開く
- ストレージの詳細を表示する
- 誰かにメッセージを送信する
- ネットワーク設定を表示する
- おやすみモードのオン/オフを切り替える
- Macの壁紙を変更する
- デスクトップフォルダを表示する
- Microsoft Wordなどのアプリを開く
- 連絡先と音声通話を開始する
- メールを読み上げる
- App Storeで特定のアプリを検索する
- Macの詳細情報を表示する
- スピーカーをミュートしたり、音量を調整したりする
- 歴史に関する質問に答える
- 単語のスペルを教える
- Wi-FiやBluetoothなどのネットワーク設定をオン/オフする
- スポーツのスコアやチーム・選手のスタッツを取得する
- インターネットを即座に検索する
- SMSやツイートを送信する
MacでSiriを無効にする方法
ここまでSiriの便利さを語ってきたのに、なぜ無効化する方法を紹介するのか不思議に思うかもしれません。実は、Siriのサポートが不要になる理由はいくつかあります。たとえば、AIがMac上のほぼすべてのデータ、さらにはその外側にある情報にもアクセスできることに抵抗を感じる方もいます。Siriはかなり安全な技術ですが、次に大規模なサイバー攻撃がいつ起こり、どのアプリやプログラムが侵害されるかは誰にもわかりません。
Siriを手動で無効にするには、以下の手順に従ってください。
- Appleメニューを開き、「システム環境設定」に移動します。
- Siriアイコンをクリックし、「Siriを有効にする」のチェックを外します。
- 「メニューバーにSiriを表示」のチェックも外します。
Siriの有効化から無効化まで、このガイドがApple独自の機能を最大限に活用する助けになれば幸いです。他にもSiriに関する便利なTipsや裏ワザがあれば、ぜひコメント欄でお知らせください!
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