コンピュータのメンテナンス
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> コンピュータのメンテナンス

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

MicrosoftはWindows 10のリリースごとに「設定」アプリを刷新し続けており、最終的には従来のコントロールパネルを廃止する方向へ進んでいます。今回はFall Creators Update(2017年秋)で追加・強化された新しい設定機能を詳しく見ていきましょう。

スマートフォンとの連携や動画再生のカスタマイズといったまったく新しい機能から、「ゲーム」や「Windows Update」などの既存機能の改善まで、設定アプリには多くの魅力的なアップデートが加えられました。アップグレードを検討している方は、Fall Creators Updateをインストールする前にやっておくべきことまとめ記事もあわせてチェックしておくと安心です。

ここで取り上げていない便利な機能があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。

クイックヒント: 「Windowsキー + I」を押すだけで、いつでも設定画面を素早く開けます。以下では、直近2回のCreators Updateで追加された新機能と、それぞれの設定場所をご紹介します。

Fall Creators Update(1709)の新機能

1. ストレージセンサー(Storage Sense)

ストレージセンサーは前回のCreators Updateで登場した機能ですが、今回さらに新しいオプションが追加されました。「システム」>「記憶域」>「空き領域を確保する方法を変更する」からアクセスできます。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

新たに「ダウンロードフォルダ内の30日間変更されていないファイルを削除する」「以前のバージョンのWindowsを削除する」が選択可能になりました。後者はWindows 10へのアップグレード後に使うものですが、ストレージセンサーを使っていなくても10日経過すると自動的に削除される点には注意が必要です。

使い方はシンプルで、「ストレージセンサー」「オン」に切り替えて、必要な項目にチェックを入れるだけです。ディスク容量が少なくなったときや30日経過時の自動実行を待たずにすぐ空き容量を作りたい場合は、「今すぐクリーンアップ」をクリックしましょう。

2. 電話(Phone)

新設された「電話」セクションでは、iPhoneやAndroidスマートフォンをWindows 10 PCとリンクできます。「電話を追加」をクリックしてウィザードに従えばOKです。電話番号の認証と、送られてくる専用アプリのインストールが必要になります。

この機能はまだ発展途上です。現状では、スマホ側の共有メニューから「PCで続行」を選択することで、Webページのリンクなどの対応コンテンツをそのままPCへ送信できます。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

Androidユーザーなら、Microsoft製ランチャーアプリ「Microsoft Launcher」も利用可能です。ホーム画面のデザインが変わり、右スワイプでイベント、ニュース、よく使うアプリの一覧フィードを表示できます。かつてのWindows Mobileよりは完成度が高いものの、筆者としては純正Androidのままの方が好みではあります。

電話連携機能は今後のWindows 10アップデートで確実に強化されていくでしょう。着信通知の受信や、過去に起動したアプリを復元できる「タイムライン」機能についても言及されていましたが、残念ながらFall Creators Updateには間に合いませんでした。

3. People(ピープル)

タスクバーのトレイ付近に新しいアイコンが表示されていることに気づいた方もいるかもしれません。これが「People」機能で、よく連絡する相手をタスクバーにピン留めして素早くアクセスできるようにするものです。

タスクバーのアイコンをクリックして利用を開始します。「メール」や「Skype」といったアプリと連携するほか、Peopleアプリ自体に友人や家族を手動で登録することも可能です。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

動作を調整したい場合は、「個人用設定」>「タスクバー」を開いて「People」セクションまでスクロールします。「タスクバーに連絡先を表示する」で機能自体を無効化したり、「People通知を表示する」「People通知を受信したときにサウンドを再生する」で通知設定を細かくカスタマイズできます。

4. ビデオ再生(Video Playback)

Edgeブラウザ、「映画 & テレビ」、Netflixなど一部のアプリケーションは、Windows 10のビデオプラットフォームを利用しています。「アプリ」>「ビデオ再生」から、この設定をカスタマイズできるようになりました。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

モニターがHDR(High Dynamic Range)に対応している場合は、「HDRビデオのストリーミング」「オン」にすることで、その性能を最大限に活かせます。また、「自動的にビデオを処理して強化する」を許可したり、帯域幅を節約したい方向けに「低い解像度でのビデオ再生を許可する」を選ぶこともできます。

5. サインイン オプション(Sign-in Options)

「アカウント」>「サインイン オプション」の「プライバシー」の下に、「更新または再起動後にサインイン情報を使用して、デバイスのセットアップを自動的に完了します」という新しいトグルが追加されています。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

これはデフォルトで「オン」になっています。Windows本体や対応アプリのアップデートで再起動・シャットダウンが必要になった際、自動的にサインインしてプロセスを完了させ、終われば自動的にログアウトしてくれる仕組みです。

6. ゲーム(Gaming)

設定の「ゲーム」セクションは前回のCreators Updateで導入されましたが、新たな機能がいくつか加わりました。

「ゲームDVR」では「ゲームオーディオのみを録音する」が選択可能に。同様に「ブロードキャスト」でも「ゲームオーディオのみを配信する」ことができます。これにより、録画や配信時に自分の声やシステム音などを拾わずに済みます。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

「TruePlay」は新しい機能ですが、いかにもMicrosoftらしく何をするのかが十分に説明されていません。要するにMicrosoftのアンチチート(不正防止)ツールです。対応ゲームは保護されたプロセスで実行され、攻撃を緩和します。さらにゲーム内での不正行為も監視され、チートが検出されるとそのデータが解析されて開発元へ送信されます。

その他、「Xboxネットワーキング」ページでは、接続状態、パフォーマンス(遅延やパケット損失)、Xbox Liveマルチプレイヤーの互換性(NATタイプやサーバー接続)に関する情報を確認できます。問題が検出された場合は「修正する」をクリックすれば、自動修復を試みてくれます。

7. 簡単操作(Ease of Access)

「簡単操作」セクションの一部ツールにも新機能が追加されました。

まず、「拡大鏡」「色を反転する」「ビットマップのスムージングを有効にする」の選択肢が加わっています。後者は高倍率で拡大した際に表示をより鮮明にすることを目的としたものです。

拡大鏡を操作するためのキーボードショートカット一覧も用意されました。「すべてのキーボードショートカットを表示する」をクリックするとリストが展開されます。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

次に、「簡単操作」>「カラーとハイコントラスト」(旧名称は「ハイコントラスト」)。従来の設定はそのまま残しつつ、「カラーフィルター」が新たに追加されました。色覚への感受性や色覚異常を持つ方が画面を見やすくするための機能です。

「カラーフィルターを適用する」「オン」にして有効化し、「フィルターを選択する」ドロップダウンから「グレースケール」「反転」「緑色盲(Deteranopia)」などのオプションを切り替えられます。

8. Cortana

Cortana関連の設定がすべて設定アプリ内にまとめられました。「Cortana」>「Cortanaとの会話」では、音声、キーボードショートカット、ロック画面のどれでCortanaを起動するかを設定できます。

「アクセス許可と履歴」には、Cortanaが代行できる操作の範囲が集約されています。ここで注目すべき新設定が「Windowsクラウド検索」です。オン/オフを切り替えることで、クラウド上のコンテンツをWindows検索結果に表示するかどうかを決められます。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

「このデバイスからCortanaがアクセスできる情報を管理する」をクリックすると別ページへ移動し、「位置情報」「連絡先、メール、予定表、通信履歴」「閲覧履歴」の各アクセス許可を変更できます。

戻って「Cortana」>「通知」では、「デバイス間で通知を送信する」を有効化できます。これにより、スマホのバッテリー残量が低下したときや、通知を見逃したときにCortanaが教えてくれるようになります。

9. Windows Update

回線速度に制約があるユーザーにとって嬉しいニュースです。今回のアップデートで、Windows Updateの帯域制御がより細かくなりました。

「更新とセキュリティ」>「詳細オプション」>「配信の最適化」>「詳細オプション」を開きます。ここでは、アップデートのダウンロードに使用する帯域幅の割合を制限できます。ただしスライダーの下限は5%のため、アップデートを完全に遮断することはできません。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

他のPCへのアップデートファイルのアップロードを許可している場合、そのアップロード帯域幅の割合も個別に設定できます。さらに月間アップロード上限を設けることも可能で、上限に達すると他のPCへのアップロードが停止します。

Creators Update(1703)の主な新機能

近年のWindowsは進化のスピードが速いものです。前回の大型アップデートで何が変わったのか気になる方のために、Anniversary Updateからのアップグレード時に追加された重要な設定機能を振り返ります。

1. 夜間ライト(Night Light)

F.luxのようなサードパーティ製アプリは以前から存在し、睡眠習慣の改善効果を謳ってきました。

そしてついにMicrosoftがこの機能をWindows 10に統合しました。「システム」>「ディスプレイ」>「夜間ライト設定」からアクセスでき、画面の色温度を変更してくれます。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

「今すぐオンにする」をクリックして、スライダーでお好みの強度に調整しましょう。自分で値を設定してもよいですし、「夜間ライトをスケジュールする」「オン」にすれば、日没時刻に合わせて自動的に有効化することもできます。

2. ストレージセンサー(Storage Sense)

空き容量不足に悩まされがちな方や、常にストレージを整理整頓しておきたい方におすすめの新機能です。

「システム」>「記憶域」から利用できます。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

「ストレージセンサー」「オン」にして機能を有効化し、「空き領域を確保する方法を変更する」をクリックします。ここで各機能の有効/無効を選択できます。現時点では、アプリが使用していない一時ファイルと、ごみ箱に30日以上あるファイルの削除のみですが、将来のアップデートで対象が広がることに期待しましょう。

3. 共有エクスペリエンス(Shared Experiences)

この機能はAnniversary Updateで登場しました。あるデバイスで作業を開始し、別のデバイスで続行できるというものです。当初はMicrosoft製デバイス間のみの対応でしたが、Androidにも拡張されました。ただし、現時点で対応を表明している開発者の数はまだ少ないのが実情です。

「システム」>「共有エクスペリエンス」でデフォルト有効になっており、ここで共有相手や受信相手を選べます。「自分のデバイスのみ」はより安全な一方、「近くのすべての人」を選ぶと周囲の誰でもあなたのPCに接続できるようになるので注意してください。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

4. テーマ(Themes)

まったくの新機能というわけではありませんが、Creators Updateでインターフェースが改善され、テーマの保存とカスタムテーマ間の切り替えが手軽に行えるようになりました。

「個人用設定」>「テーマ」を開きます。「背景」「サウンド」などの要素をクリックしてカスタマイズし、納得いったら「テーマを保存」をクリックするだけです。「ストアでその他のテーマを入手する」をクリックすれば、増え続けるダウンロードテーマのコレクションを閲覧できます。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

5. アプリのインストール(Installing Apps)

アプリをどこからダウンロードするかを選べるようになりました。Microsoftによれば、公式のWindowsストアからのみアプリをインストールすることで、PCを快適な状態に保てるそうです。複数人で同じPCを共用している環境では特に役立つ機能でしょう。

設定を変更するには、「アプリ」>「アプリと機能」を開き、「アプリのインストール」ドロップダウンを使います。デフォルトは「任意の場所からのアプリを許可する」ですが、「ストア以外からのアプリのインストール前に警告する」「ストアからのアプリのみ許可する」に変更することも可能です。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

6. ダイナミック ロック(Dynamic Lock)

ダイナミック ロックは、スマートフォンがPCから離れたことを検出すると、自動的にPCをロックしてくれる機能です。

利用を始めるには、「デバイス」>「Bluetooth とその他のデバイス」を開き、「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」をクリックしてスマホとペアリングします。完了したら設定画面に戻り、「アカウント」>「サインイン オプション」「ユーザーの不在を検出したら自動的にデバイスをロックすることをWindowsに許可する」にチェックを入れましょう。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

7. ゲーム(Gaming)

「ゲーム」セクションは完全な新設で、カスタマイズ可能な機能が多数揃っています。一部は以前からXboxアプリで提供されていましたが、設定アプリからより手軽にアクセスできるようになりました。

「ゲームバー」では、ゲーム内オーバーレイの有効化に加えて、スクリーンショット撮影やマイクのオン/オフなど特定のアクションを実行するキーボードショートカットを変更できます。ただし注意点として、ゲームバーはシステムの動作を重くすることがあります。パフォーマンスに不満がある場合は、この機能を無効化してみてください。

「ゲームDVR」ではバックグラウンド録画を有効にして、最高のプレイシーンを逃さず記録できます。録画時間の長さやキャプチャ品質も変更可能です。

最後に、「ゲームモード」ではその名の通りの機能を有効化できます。ゲームのパフォーマンス向上に役立つとされています。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

実際にその効果を検証した記事もありますので、利用するかどうかの判断材料にしてみてください。

8. Windows Update

「更新とセキュリティ」からアクセスでき、一部の機能に調整が加えられました。指定した時間帯にシステムの再起動を防ぐ「アクティブ時間」機能では、最大18時間の範囲を指定できるようになっています。

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された新設定機能9選

「再起動オプション」をクリックすると、「より多くの通知を表示する」を選択でき、システムが再起動しようとしていることを事前に警告してもらえます。

さらに、優秀な新機能として「トラブルシューティング」セクションが登場しました。ブルースクリーンやネットワーク障害など、システムで発生しがちなさまざまな問題の解決をサポートしてくれます。該当するトラブルシューティングツールをクリックすれば起動し、問題の自動修復を試みてくれます。

Windows 10設定アプリの進化

Windows 10は絶えず進化し続けるOSであり、設定ページも今後も変わり続けていくでしょう。大型アップデートのたびに一度確認し、どんな新機能が使えるようになったのかチェックしておくのがおすすめです。

より詳しく知りたい方は、設定アプリを通じてWindows 10を管理する究極ガイドも参照してください。各セクションの詳細を網羅的に解説しています。

あなたのお気に入りの新設定機能は何ですか? Microsoftに追加してほしい機能はありますか?

画像クレジット: faithie via Shutterstock.com

  1. Windows 10「Spring Creators Update」で実現する6つの便利な新機能

    MicrosoftのWindows 10は、最新アップデート「Spring Creators Update(春のクリエイターズアップデート)」の提供を間近に控えています。当初は4月10日のリリースが予定されていましたが、重大なバグが発見されたため、リリースは数日延期されることになりました。 とはいえ、心配はいりません。Windows 10には新しい機能やデザインの改善が、必ず近いうちにもたらされます。ここでは、Spring Creators Updateの目玉となる注目機能を6つご紹介します。 1. 新しい「タイムライン」デザイン 以前のバージョン(Fall Creators Update)で

  2. Windows 10 Creators Updateで追加された9つの新設定機能を徹底解説

    MicrosoftのWindows 10は、リリース以来、ユーザーに最高の体験を届けるために進化を続けています。「Windowsの設定」アプリの登場により、従来の「コントロールパネル」の存在感は薄れつつあり、アップデートが重なるごとに設定アプリの役割はますます重要になっています。今回は、Windows 10 Creators Update(クリエイターズアップデート)で追加・強化された9つの新機能について詳しく見ていきましょう。 1. ダイナミックロック(Dynamic Lock) ダイナミックロックは、スマートフォンとのBluetooth接続が圏外になると、PCを自動的にロックしてくれる便