Windows 10「Spring Creators Update」で期待できる新機能と改善点まとめ

Windows 10 version 1803、テスターの間では「Redstone 4」と呼ばれるこのアップデートは、Windows 10にとって5回目となる大型アップデートであり、Creators Updateシリーズの第3弾です。2018年4月にリリース予定のSpring Creators Updateは、Windows 10に多数の新機能とさまざまな改善をもたらします。ここでは、今回の機能更新プログラムで期待できる主なポイントをご紹介します。
新機能
タイムライン(Timeline)

MicrosoftはFall Creators Updateの時点でWindows 10向けタイムラインを発表していましたが、実装は今回まで見送られていました。タイムラインは、開いているドキュメントやアプリケーションを管理する機能として「タスクビュー」の役割を引き継ぎます。新しいスクロール式ダッシュボードでは、過去30日間に開いたアプリや現在実行中のアプリをすべて一覧で確認できます。さらに、iOSやAndroidデバイスで開いていた作業を、PC上でそのまま再開できるのも大きな魅力です。
近距離共有(Nearby Sharing)
Spring Creators Updateにより、Windowsにもついにワイヤレス共有機能が搭載されます。macOSのAirDropに似た「近距離共有」機能を使えば、Bluetooth経由で近くにあるPCへファイルやWebリンクを簡単に送受信できます。また、Wi-Fi接続を利用して、Facebook、Twitter、Skypeなどのアプリやメール経由でアイテムを共有することも可能です。
Microsoft Edge

標準ブラウザのEdgeも、Spring Creators Updateでいくつかの改良が加えられました。インターフェース全体がより洗練され、直感的に操作しやすくなっています。ハブ領域は画面右側から開くよう再設計され、お気に入り、閲覧履歴、ダウンロードページへのアクセスが格段に便利になりました。さらに、特定のタブだけ音声をミュートしたり、無料のEPUB書籍を保存したり、InPrivateブラウズ中でも拡張機能を使用したりできるようになりました。
Cortana
Microsoftのバーチャルアシスタント「Cortana」では、Cortanaアプリを使ってリストを作成し、複数のデバイス間で同期できるようになりました。ノートブックセクションは新しいデザインに刷新され、よく使う場所を登録できる新しいプロフィールページも追加されています。また、アクションセンターに表示されるCortana関連のコンテンツや通知も増え、日常での利便性が向上します。
改善点
オフライン時間の短縮
アップデートのインストール中にPCが使用できなくなる「オフライン時間」は、大型のWindowsアップデートでは長くなりがちでした。実際、前回と前々回のCreators Updateのオフライン時間はそれぞれ82分と51分に及びます。しかしMicrosoftによると、Spring Creators Updateではオンライン(ファイルのダウンロードと整理)フェーズを延長し、オフライン時間を大幅に圧縮するようインストールプロセスが最適化されたとのことです。同社の計算によれば、新しいアップデートのオフライン時間は平均で約30分程度に抑えられるといいます。
Fluent Design
以前は「Project Neon」というコードネームで知られていたFluent Designは、Fall Creators UpdateでWindows 10に導入されたMicrosoftの新デザイン言語であり、Windows 10のグラフィック再設計を担っています。Spring Creators Updateでは、スタートメニューやアクションセンターのタイルに、より柔らかい印象の「Reveal(明滅)」効果が適用されるなど、さらなる変更が加えられます。Xbox Game BarやタッチキーボードにもFluent Designの要素が取り入れられています。
設定アプリ

設定アプリに劇的な変更はありませんが、注目すべき細かな改善がいくつかあります。Acrylic BlurなどのFluent Design効果を取り入れた新しい外観となり、フォント、ディスプレイ、サウンド、言語といった従来コントロールパネルにあった項目の多くが設定アプリへ統合されました。Spring Creators Updateの適用後は、スタートメニューのライブタイルを右クリックするだけで、該当アプリの設定ページへ直接アクセスできます。さらに、設定アプリには新しい「キーボード」セクションも追加されています。
まとめ
Spring Creators Updateは、昨秋のFall Creators Updateほど多くの新機能を搭載したものではありませんが、注目に値する改善が複数含まれています。これまでのWindows 10の機能更新プログラムと同様、Spring Creators Updateも必須のアップデートです。ただし、Windows 10 ProまたはEnterpriseエディションを使用している場合は、数か月間インストールを延期することも可能です。Microsoftは4月中のある時点でアップデートを公開する予定ですが、Windows Insider Programに参加すれば、正式リリース前にこれらの新機能をいち早く試すことができます。
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