知らないと損をする!Windowsタスクマネージャーの便利テクニック10選
多くのWindowsユーザーは、プログラムがフリーズしたときに強制終了するためだけにタスクマネージャーを開きます。それ自体はまったく問題ありませんが、タスクマネージャーを深く掘り下げて使わなければ、便利な機能を見逃してしまうことになります。
タスクマネージャーはWindows 7の時代から大幅に進化を遂げました。ここでは、Windows 10で知っておきたいタスクマネージャーの活用テクニックを10個紹介します。
1. タスクマネージャーを素早く起動する方法
タスクマネージャーの開き方を知っていても、複数の起動方法が存在することはご存じないかもしれません。Ctrl + Alt + Delを押してセキュリティ画面から起動する方法もありますが、これはやや手間がかかります。
最速の方法はCtrl + Shift + Escのショートカットキーです。追加のクリックなしで即座にアプリが起動します。最小化したタスクマネージャーを前面に表示したいときにも、このショートカットが使えます。
マウス操作がよければ、タスクバーの空いている場所を右クリックしてタスク マネージャーを選択するのも一案です。
さらに、パワーユーザーメニューにもショートカットが用意されています。スタートボタンを右クリックするか、Win + Xキーを押してメニューを開けば、そこからタスクマネージャーを選べます。マウスでもキーボードでも素早くアクセスできる便利な方法です。
タスクマネージャーを開いたら、簡易表示になっている場合は詳細をクリックして、完全なインターフェースを表示しておきましょう。
2. アプリがフリーズする原因を調べる
前述のとおり、タスクマネージャーを開く最も一般的な理由は、フリーズしたプログラムの強制終了です。しかし次回そのような状況に陥ったときは、すぐに終了させる前に少し分析してみましょう。プログラムが本当にフリーズしているのではなく、単に処理に時間がかかっているだけの場合もあるからです。
動作中のアプリを安易に強制終了するとデータが失われる恐れがあるため、フリーズしたプロセスが自然に復旧するか様子を見るのが賢明です。ここで役立つのが待機チェーンの分析機能です。あるプロセスが別のプロセスの完了を待って停止していることを検出でき、アプリが応答しなくなった理由の特定につながります。
真犯人のプロセスを突き止めるには、詳細タブに切り替えて調査したいプロセスを探します。右クリックして待機チェーンの分析を選択すると詳細が表示され、そのアプリが他のプロセスを待機している場合は、結果のウィンドウに関連プロセスが一覧表示されます。
3. Windowsエクスプローラーを再起動する
Windowsエクスプローラーのプロセスは、タスクバーやファイルエクスプローラー、スタートメニューなど、WindowsのUI要素の多くを担っています。これらの要素に不具合が発生したとき、PCの再起動を思い浮かべるかもしれませんが、Windowsエクスプローラーだけを再起動すれば、より手軽に問題を解決できます。
やり方は簡単です。タスクマネージャーのプロセスタブでWindows エクスプローラーを見つけ、右クリックして再起動を選択します。タスクバーなどの要素が一瞬消えますが、これは正常な動作です。再表示されれば、すべて元通りになっているはずです。
4. パフォーマンスとリソースを監視する
タスクマネージャーは実行中のプロセスやアプリの一覧を表示するだけでなく、システムのパフォーマンスやリソース割り当てを効率的に監視するためのツールも複数備えています。パフォーマンスタブに移動して、以下のヒントを試してみてください。
グラフを表示する
左側のサイドバーには、CPU、メモリ、ディスクなど、コンピューターの各リソースの項目が並んでいます。項目をクリックすると、使用状況のリアルタイムグラフが表示されます。
タスクマネージャー全体を開いたままにせずにこの情報を監視したい場合は、左サイドバー内で右クリックして概要表示を選択すると、サイドバーだけを表示できます。また、右側のパネル内で右クリックしてグラフ概要表示を選べば、現在のグラフだけを表示することも可能です。
診断情報をコピーする
左側で任意のリソース種類を選択した状態で右クリックし、コピーを選ぶと、診断スナップショットがクリップボードに保存されます。これをメモ帳に貼り付けて基準値として保存したり、オンラインフォーラムに共有してトラブルシューティングの助けを求めたりできます。
役立つ詳細情報にアクセスする
各リソースには、知っておくと意外と役立つ情報が含まれています。CPUの画面では、前回の再起動からの経過時間を示す稼働時間を確認できます。
メモリでは使用スロット数をチェックして、増設の余地があるかどうかを判断できます。ディスクの読み取り速度と書き込み速度から、ストレージの性能の目安をつかむこともできるでしょう。
リソースモニターを開く
タスクマネージャーでは見られないさらに詳しい情報が必要な場合は、ウィンドウ下部のリソース モニターを開くをクリックしましょう。このユーティリティを使えば、使用中のスレッド数、ディスクの応答時間、プロセスごとのRAM使用量の詳細な内訳など、システムに関するリアルタイムデータを高度に確認できます。
5. 不審なプロセスをオンラインで検索する
タスクマネージャーで見たことのない不審なプロセス名を目にすることがあります。大半は正規のものですが、初めて見るプロセスは念のため確認するのが安全です。
Windowsにはそのための機能が組み込まれています。任意のプロセスを右クリックしてオンライン検索を選択するだけです。ブラウザーでBing検索が起動し、プロセス名とアプリ名で検索されます。その結果から、そのプロセスが安全かどうかを判断できるでしょう。
6. 列を追加して詳細情報を表示する
デフォルトでは、プロセスタブには少数の列しか表示されていません。重要な情報はひと通りカバーされていますが、見出し部分を右クリックするだけで、さらに多くの列を追加できます。
追加できる主な列は以下のとおりです。
- 種類: プロセスがアプリ、バックグラウンド プロセス、Windows プロセスのどれに該当するかを示します。
- 発行元: プログラムの開発元を表示します。
- プロセス名: 多くの場合、実行ファイルの名前です。Windows 7以前のタスクマネージャーを使った経験があれば、見覚えのある表示形式でしょう。
特に便利なのはプロセス名です。アプリ名よりもプロセス名の方が不審なアプリを見分けやすく、調査もしやすいという利点があります。
なお、スタートアップタブでも列を追加できます。トラブルシューティング用(スタートアップ時の CPUで影響度を測定)に活用したり、現在実行中列で今も動作しているスタートアッププロセスを確認したりできます。
7. 数値とパーセンテージを切り替える
プロセス一覧では、CPU列はパーセンテージのみの表示ですが、その他の3つのデフォルト列は絶対値とパーセンテージを切り替えられます。
リソース使用量が全容量に対してどの程度かを把握したいときは、パーセンテージ表示が便利です。アプリが50MBのRAMを使用しているとわかっても、それがシステム全体のRAMの2%にすぎないとわかれば、状況を正しく評価できます。
切り替えるには、任意のプロセスを右クリックしてリソースの値サブメニューに移動し、変更したいリソースの種類を選んで値またはパーセンテージを選択します。
8. アプリのウィンドウを管理する
タスクマネージャーは本格的なウィンドウ管理ツールではありませんが、覚えておくと役立つ操作がいくつかあります。これらにアクセスするには、管理したい項目の横にある矢印をクリックして、すべてのプロセスを展開します。この操作はプロセスタブのアプリセクションに表示されている項目でのみ機能し、すべてのアプリで動作するとは限らない点に注意してください。
項目を展開したら、インデントされたエントリを右クリックすると、そのアプリに対して以下のウィンドウ操作が利用できます。
- 切り替え: アプリにフォーカスを移し、タスクマネージャーを最小化します。
- 前面へ移動: アプリにフォーカスを移しますが、タスクマネージャーは最小化しません。
- 最小化: プログラムを最小化します。
- 最大化: アプリケーションを最大化します。
- タスクの終了: プロセスを強制終了します。
9. アプリのファイルの場所を開く
特定のプログラムのインストール先フォルダーに移動したい場面はよくあります。設定ファイルを編集したいときや、何らかの理由でファイルパスをコピーしたいときなどです。
ファイルエクスプローラーを辿る方法もありますが、クリック操作が多くなりがちです。プログラムがすでに起動していれば、タスクマネージャーを使うとはるかに速くアクセスできます。
任意のプロセスを右クリックしてファイルの場所を開くを選択するだけです。プロセスの実行ファイルが格納されているフォルダーへ直接ジャンプできます。ソフトウェアはファイルシステムのあちこちに散らばっていることも多いため、非常に便利な機能です。
この機能はアプリ、バックグラウンド プロセス、Windows プロセスのいずれでも使えるため、プロセスタブに表示されるほぼすべての項目へ素早くアクセスできます。
10. タスクマネージャーのオプションを調整する
タスクマネージャーには、使い勝手を向上させるための設定項目もいくつかあります。オプションメニューで常に手前に表示を有効にすると、手動で最小化しない限り、タスクマネージャーが他のウィンドウより上に表示され続けます。同じメニューの既定のタブの設定を選択すれば、起動時に表示するタブを指定することもできます。
表示メニューでは更新速度を速くしたり遅くしたりできます。特定の時点のスナップショットをじっくり調べたいときは、更新を一時停止することも可能です。
タスクマネージャーは頼れる強力ツール
一般ユーザーにとって、タスクマネージャーはシステムを健全に保つために必要な情報を十分に提供してくれる存在です。リソース使用量の監視からプロセスの場所の特定まで、タスクマネージャーさえあれば大抵のことは対応できます。
パワーユーザーの方は、より多くのオプションを備えたタスクマネージャーの代替ツールや、オープンソースのPowerToys for Windows 10もあわせてチェックしてみてください。
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