Twitchの遅延・カクつきを解決する12の対処法【初心者向け完全ガイド】
ゲームをプレイしながら友人とチャットでき、他のユーザーの配信も楽しめるアプリといえば、Twitchが真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、いざ視聴しようとしたら動画の読み込みが止まる「バッファリング」、画面が固まる「フリーズ」、動きがもっさりする「ラグ」などのトラブルに見舞われることも少なくありません。
本記事では、Twitchの配信がカクつく・止まる原因と、その解決策を12の方法に分けて詳しく解説します。設定の見直しからブラウザのトラブルシューティング、アプリの再インストールまで、初心者の方でも安心して試せる手順を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Twitchの遅延・カクつきが発生する主な原因
Twitchで配信を視聴中にバッファリングやフリーズが起こる原因は、主に以下の7つが考えられます。
- スペックの非互換性:PCの性能がTwitchの推奨要件を満たしていない、またはアプリが古いバージョンのままである可能性があります。
- 不安定なインターネット接続:帯域幅の不足やアップロード速度の低さにより、スムーズな配信視聴ができない場合があります。
- バックグラウンドプロセス:Steamなど多数のアプリが裏で動作していると、Twitchの動作に干渉しラグが発生することがあります。
- ハードウェアの問題:RAMやGPU(グラフィックボード)に不具合があると、配信の処理が追いつかずカクつきの原因になります。
- ブラウザの問題:キャッシュの蓄積、不具合のある拡張機能、ブラウザ自体のバージョン不足などが、正常な動作を妨げることがあります。
- ソフトウェアの干渉:セキュリティ対策として動作するアンチウイルスソフトやWindowsファイアウォールが、Twitchを脅威とみなしてブロックするケースがあります。
- Twitchプラットフォーム側の問題:サーバーメンテナンスや未特定のバグ、同時接続数の急増などにより、一時的に不具合が発生することもあります。
方法1:基本的なトラブルシューティング
軽微な不具合や一時的なエラーが原因の場合、以下の基本操作だけで改善することがあります。
1A. PCのスペックがTwitchの要件を満たしているか確認
Twitchがカクつく最大の原因の一つは、PCスペックの不足です。以下の推奨要件と照らし合わせて、お使いのPCが条件を満たしているか確認しましょう。
- OS:Windows 8.1以上(Windows 10推奨)
- システム:64ビット版OS
- GPU:DirectX 11対応(NVIDIA GTX 10シリーズ以降、AMD RX400シリーズ以降を推奨)
- メモリ:4GB以上(8GB推奨)
- CPU:Intel/AMD 4コア以上(8スレッド推奨)
1B. バックグラウンドアプリをすべて閉じる
裏で多くのアプリが動作していると干渉によるラグが発生します。タスクマネージャーなどを利用して、不要な常駐プロセスを終了させてみましょう。
1C. インターネット回線の速度を確認
安定した配信視聴には、十分なアップロード速度が必要です。Speedtestなどのサイトで回線速度を測定してみましょう。
- Windowsキーを押し、検索バーで「Google Chrome」と入力してEnterキーを押します。
- Speedtestの公式サイトにアクセスし、「GO」ボタンをクリックします。
アップロード速度が25Mbps以上出ていない場合は、以下の対策を検討してください。
- より高速な通信プランへ変更する
- より安定したWi-Fiネットワークに接続し直す
1D. Twitchサーバーの状態を確認
Twitch側で定期メンテナンスが行われている可能性もあります。Downdetectorなどのサイトでサーバー障害情報を確認してみましょう。
1E. 一時ファイルを削除する
キャッシュやテンポラリファイルは起動を高速化する役割がありますが、蓄積しすぎると逆にラグの原因になります。ディスククリーンアップなどで一時フォルダを整理しましょう。
1F. ネットワークの問題をトラブルシューティング
Windowsのネットワークトラブルシューティングツールを実行すると、接続の問題を自動的に診断・修復できます。
1G. PCを再起動する
一時的な不具合は再起動で解消できることが多いです。Windowsアイコン→電源アイコン→「再起動」の順にクリックして、PCを一度再起動してみましょう。
1H. システムファイルを修復する
PC内のファイルが破損・欠損していると、Twitch使用時にラグが発生します。コマンドプロンプトからSFCスキャン(sfc /scannow)やDISMコマンドを実行して、システムファイルを修復しましょう。
1I. DNS設定を変更する
DNS設定が誤っていると接続が不安定になります。以下の2つの方法を試してみてください。
選択肢1:DNSキャッシュのフラッシュ
コマンドプロンプトで「ipconfig /flushdns」を実行すると、DNSのキャッシュデータを削除できます。
選択肢2:DNSサーバーの変更
Google DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)などのパブリックDNSサーバーへ変更すると、名前解決が安定し通信エラーが減ることがあります。
1J. サードパーティ製アンチウイルスソフトを無効化する(該当する場合)
外部製のアンチウイルスソフトがTwitchを脅威と判断し、機能を制限している可能性があります。一時的に無効化して挙動を確認してみましょう。
1K. Windowsファイアウォールの設定を変更する
ファイアウォールがTwitchをブロックしていると、ラグや接続不良が起こります。以下の3つの方法があります。
選択肢1:Windowsファイアウォールを無効化する(非推奨)
一時的に無効化することで競合を回避できますが、セキュリティリスクが高まるため注意が必要です。
選択肢2:Twitchアプリをファイアウォール経由で許可する
ファイアウォールの許可リストにTwitchとGoogle Chromeを追加すれば、ブロックされずに安全に視聴できます。
選択肢3:例外ルールを追加する
ファイアウォールの例外設定で、以下のIPアドレス範囲を登録する方法もあります。
- 206.111.0.0 ~ 206.111.255.255
- 173.194.55.1 ~ 173.194.55.255
1L. デバイスドライバーを更新する
Twitchは映像・音声など多様な出力を扱うため、GPUやサウンドなどのデバイスドライバーを最新版に保つことが重要です。デバイスマネージャーや各メーカーの公式サイトから更新しましょう。
1M. VPNとプロキシサーバーを無効化する
VPNやプロキシを使用していると、通信経由で遅延が発生することがあります。Windows 10の設定からVPN・プロキシをオフにして改善するか確認してみましょう。
1N. NVIDIAグラフィックカードを使用する(対応している場合)
Twitchは映像処理の負荷が高いため、高性能なGPUエンコーダーを持つNVIDIA製グラフィックカードを使うと、描画が大幅に安定します。
1O. デスクトップ版Twitchアプリを使う
ブラウザ版で不具合が出る場合は、公式サイトからデスクトップアプリをダウンロードして使ってみましょう。アプリ版の方が安定して動作することがあります。
1P. VPNソフトを活用する
チャンネルボンディング技術が使えない環境では、NordVPNなどのVPNサービスで通信を最適化できる場合があります。ただし、回線速度が低下する可能性もあるため、あくまで補助的な手段としてください。
方法2:Webブラウザのトラブルシューティング
ブラウザでTwitchを視聴している際に問題が発生する場合は、以下の方法を順番に試してみてください。
※ここではGoogle Chromeを例に説明します。
選択肢1:ページを再読み込みする
「Ctrl + R」キーを同時に押すか、リロードアイコンをクリックしてページを再読み込みします。サーバー側の一時的な不具合であれば、これだけで解決することがあります。
選択肢2:ハードウェアアクセラレーションを無効化する(該当する場合)
- Windowsキーを押し、「Google Chrome」と入力して開きます。
- 右上の縦3点アイコンをクリックし、「設定」を選択します。
- 左メニューの「詳細設定」を展開し、「システム」タブへ移動します。
- 「使用可能な場合はハードウェア アクセラレーションを使用する」をオフにし、「再起動」ボタンをクリックします。
選択肢3:拡張機能を無効化する
有効になっている拡張機能が配信に干渉している可能性があります。
- Chromeを起動し、右上の縦3点アイコンをクリックします。
- 「その他のツール」→「拡張機能」を選択します。
- 不要な拡張機能を個別にオフにしていきます。
選択肢4:キャッシュとCookieを削除する
蓄積されたキャッシュやCookieがブラウザの動作を重くしていることがあります。Chromeの設定から「閲覧履歴データの削除」を実行して、キャッシュとCookieを整理しましょう。
選択肢5:シークレットモードを使う
設定や拡張機能の干渉を避けたい場合は、シークレットモード(Ctrl + Shift + N)でTwitchを開いてみましょう。拡張機能が無効化された状態で動作を確認できます。
選択肢6:ブラウザを最新版に更新する
- Chromeを起動し、設定ページを開きます。
- 左メニューの「Chromeについて」を選択します。
- 更新がある場合は自動的にダウンロードされます。完了後「再起動」をクリックします。
- すでに最新の場合は確認メッセージが表示されます。
選択肢7:ブラウザ設定をリセットする
- Chromeを起動します。
- アドレスバーに「chrome://settings/reset」と入力してEnterキーを押します。
- 「リセットとクリーンアップ」セクションの「設定を元の既定値に戻す」をクリックします。
- 確認画面で「設定をリセット」をクリックし、完了を待ちます。
選択肢8:別のブラウザに切り替える
どうしても改善しない場合は、Microsoft Edgeなど別のブラウザでTwitchを視聴してみましょう。ブラウザ固有の問題を切り分けられます。
方法3:Twitchアプリを管理者として実行する
管理者権限なしで起動すると、一時的な不具合が生じることがあります。
- 「Windows + D」キーを同時に押してデスクトップを表示します。
- Twitchのショートカットを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「互換性」タブを開き、「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
- 「適用」→「OK」の順にクリックして完了です。
方法4:Twitchの設定を変更する
Twitch側の設定を見直すことで、視聴体験が改善する場合があります。
選択肢1:解像度を下げる
高解像度での視聴は回線負荷が大きいため、画質を一段階下げるとカクつきが軽減されることがあります。
- Twitchで任意のチャンネルを開き、下部の歯車アイコン(設定)をクリックします。
- 「品質」から低めの解像度を選択して再生してみます。
選択肢2:低レイテンシモードを無効化する
- Twitchアプリを開き、配信の設定画面を表示します。
- メニューから「詳細」を選択します。
- 「低レイテンシー」をオフにして、再度視聴してみます。
選択肢3:ソフトウェアレンダリングモードを無効化する(該当する場合)
- Windowsの検索バーからTwitchアプリを起動します。
- 設定ページを開き、「一般」タブの「環境設定」セクションにある「ソフトウェア レンダリング」をオフにします。
※この設定は最新バージョンのアプリでは存在しない場合があります。
方法5:不要なアプリケーションをアンインストールする
PCにインストールされている不要なアプリがラグの原因になっていることがあります。強制アンインストールの手順に従って、使っていないアプリを削除しましょう。他アプリからの干渉が減り、Twitchが快適に動作するようになります。
方法6:ネットワーク設定をリセットする
ネットワーク関連の不具合を一括で解消したい場合は、Windows 10のネットワーク設定を初期状態に戻すのが効果的です。「設定」→「ネットワークとインターネット」→「状態」→「ネットワークのリセット」から実行できます。
方法7:ストレージを強化する
PCのストレージやメモリに余裕がないと、配信処理が追いつかなくなることがあります。
選択肢1:仮想メモリを増やす
- 検索バーで「システム構成」と入力し、「開く」をクリックします。
- 「ブート」タブを開き、「詳細オプション」ボタンをクリックします。
- 「プロセッサの数」にチェックを入れ、ドロップダウンから「3」を選択して「OK」をクリックします。
- 「適用」→「OK」をクリックし、PCを再起動します。
選択肢2:より大容量のストレージデバイスを導入する
NVMe SSDなど高速なストレージへの換装や増設も、動作改善に大きく寄与します。
方法8:Adobe Flash Playerを更新する
※注意:Adobe Flash Playerは2020年12月にサポートが終了しており、現在のTwitchではHTML5が標準となっています。この項目は旧バージョン環境向けの参考情報としてご覧ください。
選択肢1:Adobe Flash Playerを更新する
- Google Chromeを起動します。
- アドレスバーに「chrome://components」と入力してEnterキーを押します。
- 「Adobe Flash Player」のステータスが「最新」であれば更新済みです。
- 「更新を確認」ボタンをクリックして、インストールが完了するまで待ちます。
選択肢2:Adobe Flash Playerを再インストールする
- 既存のFlash Playerをアンインストールします。
- 「Windows + E」キーでエクスプローラーを開き、以下のフォルダを削除します。
C:\Windows\SysWOW64\Macromed\Flash - 検索バーで「AppData」を開きます。
- 以下の場所にある「Flash」フォルダも削除します。
- C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Adobe\Flash Player
- C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Macromedia\Flash Player
- Adobe公式サイトからOSとブラウザに合ったインストーラーをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールします。
方法9:VODの保存容量を減らす
TwitchのVOD(オンデマンド動画)はPCのストレージを大きく消費します。ダウンロード済みVODの数を減らすか、圧縮ソフトでファイルサイズを縮小しましょう。x264エンコードの速度が下がり、メモリ使用量も抑えられます。
方法10:Twitchアプリを再インストールする
上記の方法でも解決しない場合は、アプリを一度アンインストールして再インストールしましょう。内部の不具合やエラーを一掃できます。
ステップ1:Twitchアプリをアンインストールする
- Windowsキーを押し、「アプリと機能」と入力して開きます。
- 検索欄で「Twitch」を探して選択します。
- 「アンインストール」をクリックし、確認ダイアログを承認します。
ステップ2:Twitchフォルダを削除する
- Windowsの検索バーで「AppData」を検索します。
- 「Roaming」フォルダを開き、「Twitch」フォルダを右クリックして削除します。
- 同様に、以下のパスにある「Twitch」フォルダも削除します。
C:\ProgramData\Twitch
ステップ3:Twitchアプリを再インストールする
- Twitch公式サイトにアクセスし、「デスクトップアプリ」セクションからダウンロードボタンをクリックします。
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてセットアップを起動します。
- ウィザードの「インストール」をクリックし、画面の指示に従って完了させます。
方法11:代替ツールを使う(非推奨)
通常のTwitch視聴がうまくいかない場合の代替手段ですが、PCへの負担や機能低下のリスクがあるため、あくまで最終手段としてください。
選択肢1:Twitch Live for 5K Streaming
Twitchアプリがベータ版であることによる不具合を回避したい場合に使える代替アプリです。公式ダウンロードページからOSに合った「Free Download」ボタンをクリックし、画面の指示に従ってインストールします。
選択肢2:Kill Ping
ゲームや配信のラグ軽減に特化したソフトです。専用のゲームルートを提供し、パケットロスを減らせます。ただし有料サブスクリプションが必要です。
方法12:サポートチームに問い合わせる
すべての方法を試しても改善しない場合は、サポートへの問い合わせを検討しましょう。
選択肢1:ISP(インターネットプロバイダー)に連絡する
契約しているプロバイダーに問い合わせ、接続が制限されていないか確認します。制限されている場合は、回線の変更を検討する必要があります。
選択肢2:Twitchサポートに連絡する
Twitch公式のサポートページから問い合わせフォームに必要事項を記入して送信しましょう。返信には1週間程度かかる場合があります。
まとめ
本記事では、Twitchの遅延・カクつき問題を解決するための12の方法を詳しく解説しました。まずは基本的なトラブルシューティングから始めて、段階的に高度な対処へ進むのがおすすめです。どの方法が効果的だったか、また他にお困りの点があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。
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