Windows 11で休止状態(ハイバネート)モードを有効にする方法|スリープとの違いも解説
Windows OSには、「スリープ」「シャットダウン」「再起動」という3つの電源オプションが標準で用意されています。この中で「スリープ」は、PCから一時的に離れる際に消費電力を抑えながら、すぐに作業を再開できる便利な機能です。
しかし実は、Windows 11にはこれとよく似たもうひとつの電源オプション「休止状態(Hibernate)」が存在します。この機能は初期設定では無効化されており、各種メニューの中に隠れているため、その存在を知らないユーザーも少なくありません。休止状態はスリープと同じ目的を果たしますが、動作の仕組みはまったく同じというわけではありません。
本記事では、Windows 11で休止状態モードを簡単に有効・無効化する手順を解説するとともに、スリープモードとの共通点や相違点についても詳しくご紹介します。
Windows 11で休止状態モードを有効にするには?
複数のファイルやアプリケーションを開いたまま作業していて、何らかの理由で席を離れなければならない場面はよくあるでしょう。
- そんなときは「スリープ」を使えば、PCを部分的に停止状態にできるため、バッテリーや電力を節約できます。さらに、復帰時には離れた時点の状態からそのまま作業を再開できます。
- 一方、「休止状態」を使えばシステムを完全にシャットダウンし、次回PCを起動したときに前回の状態を復元できます。このオプションはコントロールパネルから有効化できます。
休止状態とスリープの目的は非常に似ているため、混同されがちです。「スリープがあるのに、なぜ休止状態なんて機能が必要なのか?」と疑問に思う方も多いはず。だからこそ、両者の共通点と相違点をきちんと理解しておくことが重要です。
共通点:休止状態モードとスリープモード
休止状態とスリープには、以下のような共通点があります。
- どちらもPCの省電力(スタンバイ)モードである。
- PCを部分的に停止させながら、作業中の内容はすべて保持したままにできる。
- いずれのモードでも、ほとんどの処理が一時停止する。
相違点:休止状態モードとスリープモード
共通点を踏まえたうえで、両者には注目すべき違いがいくつかあります。
| 休止状態モード | スリープモード |
| 起動中のアプリや開いているファイルを、主記憶装置(HDD / SSD)に保存する。 | すべてのデータを主記憶装置ではなくメモリ(RAM)上に保存する。 |
| 休止状態ではほぼ電力を消費しない。 | 比較的省電力だが、休止状態よりは多くの電力を消費する。 |
| 起動にかかる時間はスリープより遅い。 | 休止状態よりもはるかに速く復帰できる。 |
| 1〜2時間以上PCを離れる場合に適している。 | 15〜30分程度など、短時間離れる場合に適している。 |
Windows 11で休止状態を有効にする手順
Windows 11で休止状態の電源オプションを有効にするには、以下の手順に従ってください。
1. 検索アイコンをクリックし、「コントロールパネル」と入力して、開くをクリックします。

2. 表示方法を「カテゴリ」に変更し、「ハードウェアとサウンド」をクリックします。

3. 次に「電源オプション」をクリックします。

4. 左側のペインから「電源ボタンの動作を選択する」を選択します。

5. 「システム設定」ウィンドウの「シャットダウン設定」セクションに「休止状態」の項目が表示されます。ただし、初期状態では無効になっているため、まだチェックを入れることができません。

6. 「現在利用可能ではない設定を変更します」というリンクをクリックすると、シャットダウン設定セクションが編集可能になります。

7. 「休止状態」のチェックボックスにチェックを入れ、「設定の保存」をクリックします。

以上の手順を完了すると、下図のように電源オプションのメニューから「休止状態」を選択できるようになります。

Windows 11で休止状態を無効にする手順
逆に、休止状態を使わない場合は、以下の手順で無効化できます。
1. コントロールパネルを起動し、先ほどと同様に「ハードウェアとサウンド > 電源オプション > 電源ボタンの動作を選択する」へ移動します。
2. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。

3. 「休止状態」のチェックを外し、「設定の保存」ボタンをクリックすれば完了です。

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