Windows 10のキャッシュをすべてクリアする方法【13種類のキャッシュ削除を徹底解説】
インターネットから何かをダウンロードしたことはありますか?もちろん、誰もが経験があるでしょう。では、ダウンロードが途中で止まってしまったとき、ダウンロードを中断して再開するとどうなるかご存知ですか?前回中断した箇所から再開されますよね。
なぜこのようなことが起こるのか不思議に思ったことはありませんか?答えは「キャッシュメモリ」にあります。すべてのデバイスにはキャッシュと呼ばれるメモリがあり、インターネットから使用・ダウンロードしたデータの詳細情報がすべて保存されています。そのため、エラーなどでダウンロードが中断されても、前回中断した場所から正確に再開できるのです。
Windows 10で各種キャッシュをクリアする方法
キャッシュとは?
キャッシュとは、コンピュータ環境においてデータや情報を一時的に保存するためのソフトウェアまたはハードウェアのことです。CPU、アプリケーション、Webブラウザ、OSなどのキャッシュクライアントによって頻繁に利用されています。
キャッシュのメリット
- データへのアクセス時間が短縮され、システムの動作速度と応答性が向上する
- レイテンシ(遅延)が減少し、システムやアプリケーションのパフォーマンスが高まる
- I/Oをキャッシュへ振り分けることでI/O性能が改善される
- 外部ストレージへのI/O操作が削減される
- データの一貫性と整合性が維持される
キャッシュのデメリット
- メモリが不足している場合、処理速度が低下する可能性がある
- メモリの過剰使用により動作が遅くなり、PCがフリーズすることもある
- キャッシュが破損するリスクがある
- PCの起動に通常より時間がかかることがある
これらの問題を防ぐためにも、定期的にキャッシュをクリアすることが重要です。キャッシュを整理すれば、PCはトラブルなく快適に動作します。
Windows 10でキャッシュをクリアする13の方法
Windows 10には、以下のようなさまざまな種類のキャッシュが存在します。
- デスクトップアプリのキャッシュ
- エクスプローラーのキャッシュ
- Internet Explorerのキャッシュ
- Microsoft Storeのキャッシュ
- 一時ファイルのキャッシュ ほか多数
これらはInternet Explorer、エクスプローラーの履歴、ストアのキャッシュ、位置情報の履歴など、さまざまな場所に保存されています。それでは本題であるWindows 10でのキャッシュクリア方法を見ていきましょう。
方法1:デスクトップアプリのキャッシュをクリアする
1. CCleanerを使ってクリアする
無料ソフト「CCleaner」を使えば、ブラウザキャッシュ、サムネイルキャッシュ、DNSキャッシュなどをワンクリックで簡単に削除できます。
手順は以下の通りです。
1. ccleaner.comにアクセスし、「Download Free Version(無料版をダウンロード)」をクリックします。
2. 「無料ダウンロードボタン」をクリックすると、ダウンロードが始まります。
3. ダウンロードが完了したら、セットアップファイルをダブルクリックします。セットアップ画面が表示されます。
4. セットアップウィザードが起動したら、「Install(インストール)」をクリックします。
5. インストールが完了したら、「Run CCleaner(CCleanerを実行)」をクリックします。
6. 左側の「Cleaner(クリーナー)」セクションにファイルの一覧が表示されます。削除したいファイルを選択し、「Run Cleaner(クリーナーを実行)」をクリックしてファイルを削除します。
実行が完了すると、選択したファイルがすべて削除され、Windows 10のキャッシュもクリアされます。
2. ディスククリーンアップでキャッシュを削除する
サードパーティ製アプリをインストールしたくない場合は、ディスククリーンアップを使って手動で削除できます。一時ファイル、サムネイル、各種キャッシュを即座に削除できる純正の方法です。
手順は以下の通りです。
1. 検索ボックスで「cleanmgr」と検索すると、ディスククリーンアップが上位に表示されます。
2. Enterキーを押し、「クリーンアップするドライブを選択」してOKをクリックします。
3. 表示されたすべてのチェックボックスにチェックを入れ、「システムファイルのクリーンアップ」をクリックします。
しばらく待つと処理が完了し、ファイルがすべて削除されます。この方法でうまくいかない場合は、高度なディスククリーンアップをお試しください。
方法2:エクスプローラーの履歴を削除する
エクスプローラーでファイルを閲覧・開くたびに、大量のキャッシュファイルが生成されます。これらは削除が必要です。
手順は以下の通りです。
1. タスクバーにある「エクスプローラー」アイコンをクリックします。
2. 上部にある「表示」をクリックします。
3. リボンの右上にある「オプション」をクリックします。
4. 下図のような画面が表示されるので、下部の「クリア」ボタンをクリックします。
以上の手順で、エクスプローラーの履歴が正常に削除されます。
方法3:Internet Explorerのキャッシュをクリアする
Webサイトを開いたり、何かをダウンロード・保存したりすると、その情報はすべてInternet Explorerのキャッシュに保存されます。不要になったら削除しましょう。
手順は以下の通りです。
1. デスクトップの「Internet Explorerアイコン」をクリックするか、検索バーで検索して起動します。
2. 右上にある「ツール」をクリックします。
3. 「インターネットオプション」をクリックします。
4. 「全般」タブの「削除」ボタンをクリックします。
5. 表示された画面で「すべての項目にチェック」を入れ、再度「削除」をクリックします。
以上で、Internet Explorerのキャッシュがすべて削除されます。
方法4:Microsoft Edgeのキャッシュをクリアする
Internet Explorerと同様に、Microsoft Edgeもキャッシュを保存するため、システムパフォーマンスを最適化するには定期的な削除が必要です。
手順は以下の通りです。
1. Microsoft Edgeを開き、右上の「三点リーダーアイコン」をクリックします。
2. メニューから「設定」をクリックします。
3. 「クリアする内容を選択」ボタンをクリックします。
4. 削除したい項目に「チェックを入れて」OKボタンをクリックします。
以上の手順で、選択したMicrosoft Edgeのキャッシュが削除されます。
方法5:Microsoft Storeのキャッシュをクリアする
Windows Store(Microsoft Store)はWindows 10で導入された機能ですが、こちらも大量のキャッシュを保存します。システムを効率的に動作させるためには、定期的にストアのキャッシュをクリアしましょう。
手順は以下の通りです。
1. 「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
2. ダイアログにコマンド「WSReset.exe」と入力し、「OK」をクリックします。
以上の手順で、ストアのキャッシュがクリアされ、リセットされます。
方法6:位置情報の履歴を削除する
Windows 10は位置情報の履歴もキャッシュとして保存しています。これも削除が必要です。
手順は以下の通りです。
1. 「Windowsキー + I」で設定を開き、「プライバシー」をクリックします。
2. 左側のメニューから「位置情報」をクリックします。
3. 「位置情報の履歴」の下にある「クリア」ボタンをクリックします。
以上で、位置情報の履歴キャッシュが削除されます。
方法7:クリップボードのデータを削除する
画像、ファイル、ドキュメントなど、切り取りやコピーを行ったデータは、まずクリップボードに保存され、削除するまで履歴として残ります。PCからキャッシュを完全に削除したい場合は、クリップボードの履歴も削除しましょう。
手順は以下の通りです。
1. 「Windowsキー + I」で設定を開き、「システム」をクリックします。
2. 左側のメニューから「クリップボード」をクリックします。
3. 「クリップボードのデータを消去」の下にある「クリア」ボタンをクリックすると、クリップボード内のすべてのデータが削除されます。
上記の方法でうまくいかない場合は、コマンドプロンプトからクリップボード履歴を削除することも可能です。
方法8:一時ファイルを削除する
PCで作業をすると、サムネイル、一時インターネットファイル、エラーレポートファイル、配信の最適化ファイルなど、大量のファイルが作成されます。これらはすべてキャッシュとして保存されるため、システム効率を保つために定期的な削除が必要です。
手順は以下の通りです。
1. タスクバーの「Windows検索バー」で「ストレージ」と入力します。
2. Enterキーを押すと、下図のような画面が表示されます。
3. 「ローカルディスク (C:)」をクリックします。
4. 「一時ファイル」をクリックします。
5. 削除したいファイルに「チェックを入れ」、「ファイルの削除」ボタンをクリックします。
一時ファイルを削除する別の方法
1. 「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2. コマンド欄に「%temp%」と入力してOKをクリックします。
3. Tempフォルダ内の「すべてのファイルとフォルダを削除」します。
4. 再度「ファイル名を指定して実行」を開き、今度は「temp」と入力して「OK」をクリックします。
5. このフォルダ内の「すべてのファイルとフォルダを削除」します。
以上で、すべての一時ファイルが削除されます。
方法9:診断データを削除する
PCでエラーが発生すると、Microsoftはそのエラーに関連する診断データを収集・保存します。PCからキャッシュを完全に削除するには、診断データも削除する必要があります。
手順は以下の通りです。
1. 「Windowsキー + I」で設定を開き、「プライバシー」をクリックします。
2. 左側のメニューから「診断&フィードバック」をクリックします。
3. 「診断データの削除」の下にある「削除」ボタンをクリックすると、すべての診断データが削除されます。
方法10:Prefetchファイルを削除する
キャッシュをクリアする際は、Prefetchファイルも削除しましょう。
手順は以下の通りです。
1. 「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2. コマンド欄に「prefetch」と入力してOKをクリックします。
3. Prefetchフォルダ内の「すべてのファイルを削除」すると、Prefetchデータがすべてクリアされます。
また、データを保存したくない場合は、Prefetch機能自体を無効化することもできます。
方法11:DNSキャッシュをクリアする
Webサイトにアクセスするたびに、ブラウザはまずDNSに問い合わせてサイトのローカルアドレスを確認します。DNSも検索されたアドレスを追跡するためのキャッシュを保存しています。システムのキャッシュをすべてクリアしたい場合は、DNSキャッシュも削除しましょう。
手順は以下の通りです。
1. 検索バーで「cmd」と入力してコマンドプロンプトを検索し、Enterキーを押します。
2. 下図のようなコマンドプロンプトが表示されます。
3. コマンド「ipconfig /flushdns」と入力してEnterキーを押します。
これでDNSキャッシュがクリアされます。
方法12:Windows Updateのキャッシュをクリアする
Windows 10は定期的にアップデートを配信しており、どれだけ避けても、いずれ更新は必要になります。そしてWindowsを更新すると、そのキャッシュも保存されます。
手順は以下の通りです。
1. 「Windowsキー + X」を押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
2. Windows Updateサービスを停止するため、以下のコマンドを1行ずつ入力して、それぞれEnterキーを押します。
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
3. 次に、SoftwareDistributionフォルダの名前を変更するため、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old
4. 最後に、Windows Updateサービスを再開するため、以下のコマンドを1行ずつ入力して、それぞれEnterキーを押します。
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver
5. PCを再起動して変更を保存し、Windows Updateが異常に遅い問題が解決したか確認してください。
それでもアップデートをダウンロードできない場合は、SoftwareDistributionフォルダを削除する必要があります。
1. 「Windowsキー + R」を押し、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
2. 「Windows Updateサービス」を右クリックし、「停止」を選択します。
3. エクスプローラーを開き、以下の場所に移動します。
C:\Windows\SoftwareDistribution
4. SoftwareDistributionフォルダ内のすべてのファイルとフォルダを削除します。
5. 再度「Windows Updateサービス」を右クリックし、「開始」を選択します。
以上が、Windows 10のアップデートキャッシュをクリアする簡単な方法です。
方法13:システムの復元キャッシュを削除する
システムの復元は、システムの状態を以前の時点に戻すことができるWindowsの機能です。システムの不具合やクラッシュなどからの復旧に使えるため、「回復ツール」とも呼ばれます。システムの復元は特定の復元ポイントを使用しており、その時点のコンピュータ構成がキャッシュとして保存されています。
復元ポイントが多いほどキャッシュファイルのサイズも大きくなり、システムパフォーマンスに影響を与えます。そのため、PCを正常に動作させるには、システムの復元キャッシュを定期的に削除することが重要です。
手順は以下の通りです。
1. 検索バーで「システムの復元」を検索し、検索結果をクリックします。
2. 「システム保護タブ」で、キャッシュを削除したいドライブを選択します。
3. 「構成」ボタンをクリックします。
4. 「削除」ボタンをクリックします。
以上の手順で、選択したドライブのシステム復元時に保存されたキャッシュがすべて削除されます。最新の復元ポイント以外のすべての復元ポイントが削除される点に注意してください。
まとめ
以上の方法を実践すれば、Windows 10のあらゆる種類のキャッシュを簡単かつ迅速にクリアできます。定期的なキャッシュ削除は、PCのパフォーマンス維持と安定動作に大きく貢献します。このチュートリアルについてご不明な点がありましたら、お気軽にコメント欄でお尋ねください。
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