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知らない間に容量を圧迫?Windowsの隠れたキャッシュ7つと安全な削除方法

Windows PCに100GBのディスクドライブを搭載していても、その全容量を自由に使えるわけではありません。実際、内部を覗いてみると、さまざまなキャッシュファイルがどれほどのスペースを占有しているかに驚くはずです。

キャッシュとは何か? 聞こえるほど技術的なものではありません。コンピュータの世界におけるキャッシュとは、将来的に再度必要になる可能性のある一時的なファイル(または複数のファイル)のことで、必要となる時期まで隠して保管されているものです。シンプルですね。

キャッシュファイルはシステムのパフォーマンスを向上させるため重要ですが、欠点として貴重なディスク容量を消費します。容量に限りのあるSSDを使用している場合、これは深刻な問題になりかねません。幸い、ほとんどの場合、キャッシュファイルはディスク容量を空けるために安全に削除できます。

1. Windowsアップデートのキャッシュ

利便性のため、WindowsはすべてのWindows Updateファイルのキャッシュを保持しています。アップデートを再適用する際に役立ちますが、厄介なのはWindows Updateが大量のスペースを占有することです。

特に深刻だったのは、Microsoftが配信した大型アップデートです。アップデート自体は優秀ですが、最大24GBものキャッシュスペースを使用し、適用後も自動的にはクリアされません。この余分なスペースがあれば、他にもっと有効に使えたはずです。

Windows Updateキャッシュの削除方法: ファイルを削除する前に、アップデートがダウンロード中でないようWindows Updateを一時的に無効化する必要があります。スタートメニューを開き、「コマンドプロンプト」を管理者として実行し、次のコマンドを入力します:

net stop wuauserv

次に、エクスプローラーで C:\Windows\SoftwareDistribution\Download フォルダーを開きます。このDownloadフォルダー内のファイルはすべて安全に削除できます。削除後、以下のコマンドでWindows Updateを再有効化しましょう:

net start wuauserv

2. Microsoft Storeのキャッシュ

Windowsのユーザー体験における大きな変化の一つが、Microsoft Store(旧Windowsストア)の導入とソフトウェアのアプリ化への移行でした。多くのユーザーにとって、少なくとも当初は戸惑いの大きい変更でした。

残念ながら、ストア内の偽アプリの存在など不満点も多く、そのため多くのユーザーがサイドローディングへと流れました。

そしてご想像のとおり、WindowsはMicrosoft Store経由のダウンロードもキャッシュします。このキャッシュはスペースを取るだけでなく、ダウンロードが中断されたり不正に停止したりした場合に問題の原因になることもあります。そのような場合は、キャッシュをクリアすると解決することがあります。

Microsoft Storeキャッシュの削除方法: Microsoftはキャッシュをクリアする専用ユーティリティ「WSReset.exe」を提供しています。

Windows + R ショートカットで「ファイル名を指定して実行」を開き、WSReset.exe と入力して OK をクリックします。黒いウィンドウが開き、何も起きていないように見えますが、じっと待ちましょう。低スペックなPCでは数分かかることもあります。

処理が完了するとMicrosoft Storeが起動します。これでキャッシュのクリアは完了です。

3. 一時ファイルのキャッシュ

Windowsには一時ファイル専用のシステムディレクトリが用意されています。一時ファイルは通常、別のファイルを作成・編集する際の中間ファイルとして生成されますが、プログラムが短時間だけ必要とするデータを保持することもあります。

残念ながら、すべてのプログラムが後片付けをきちんと行うわけではなく、一時ファイル用ディレクトリは不要なゴミファイルで散らかりがちです。

1週間以上使われていない一時ファイルは、通常安全に削除できます。ありがたいことに、Windows標準のツールがこの作業を代行してくれます。

一時ファイルキャッシュの削除方法: スタートメニューで「ディスククリーンアップ」を検索して起動します。Windowsがインストールされているドライブ(通常はC:ドライブ)を選択し、解析が完了するのを待ちます。

ディスククリーンアップ」タブで「一時ファイル」以外のチェックをすべて外し、「OK」をクリックすれば完了です。

4. サムネイルのキャッシュ

Windowsにはファイルのサムネイルプレビューを表示する機能があります。有効にすると、MP4動画には動画のワンシーンが、PNG画像には画像の内容がプレビューとして表示されます。

サムネイルは使い勝手の面で非常に便利ですが、それらがどこから来るのか考えたことはありますか? Windowsはオンデマンドでサムネイルを生成しています。エクスプローラーでフォルダーを閲覧するたびに、初めて見るファイルに対してはサムネイルを新規作成しなければなりません。

これにより日々の操作が遅くなるだけでなく、生成されたサムネイル画像はすべてどこかに保存されます。それがWindowsのサムネイルキャッシュです。このキャッシュはあっという間に肥大化するため、数ヶ月に一度はクリアするのがおすすめです。

サムネイルキャッシュの削除方法: スタートメニューで「ディスククリーンアップ」を検索して起動し、システムドライブ(通常はC:ドライブ)を選択して解析を待ちます。

ディスククリーンアップ」タブで「縮小版」以外のチェックをすべて外し、「OK」をクリックします。

5. システム復元のキャッシュ

システム復元はWindowsの最も有用な機能の一つです。普段は不要だと思っていても、システムに不具合が発生した途端にその価値を実感する人は少なくありません。

システム復元を使うことを誰も望みませんが、いざというときに備わっていることの安心感は大きいものです。「備えあれば憂いなし」というわけです。Windows 10以降には新しいトラブルシューティング機能が多数搭載されていますが、システム復元は今なお重要なので軽視しないでください。

難点は、システム復元が非常に多くのスペースを消費することです。復元に必要な設定やシステム状態をすべてキャッシュしておく必要があるためです。

保存済みの復元ポイントを削除すれば、このスペースを解放できます。割り当て容量を減らしたり機能自体を無効化したりすることも可能ですが、割り当てが少なすぎるとシステム復元が正常に動作しなくなる恐れがあるので注意しましょう。

システム復元キャッシュの削除方法: スタートメニューで「システムの保護」を検索して開きます。

システムの保護」タブでシステムドライブを選択し、「構成」をクリックします。下部の「削除」ボタンを押すと、保存されているすべての復元ポイントが消去されます。削除した場合は、必ずすぐに新しい復元ポイントを作成しておきましょう!

6. ウェブブラウザのキャッシュ

ウェブページにアクセスするたびに、ブラウザはそのページの構成要素(HTML、CSS、JavaScript、画像ファイルなど)をキャッシュに保存します。同じページに再アクセスする際、ブラウザはキャッシュを利用してページを高速に読み込めるのです。

実際の仕組みはもう少し複雑ですが、大まかにはこういう流れです。

キャッシュは通信量を節約し、快適な閲覧体験をもたらしてくれますが、時にトラブルの原因にもなります。

例えば、ウェブページが更新されたのにブラウザが古いキャッシュを読み込み続けると、サイトが正しく表示されないことがあります。だからこそ「ブラウザキャッシュのクリア」は定番のトラブルシューティング手法なのです。真っさらな状態に戻せるうえ、ディスク容量も解放できます。

ウェブブラウザキャッシュの削除方法: 手順はブラウザごとに異なりますが、いずれも簡単です。

Chromeの場合: 右上のメニューから「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」を開き、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて削除します。期間は「はじめからの時点まで」を選ぶのが確実です。

Firefoxの場合: メニューから「設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開き、「Cookieとサイトデータ」セクションの「データを消去」から「キャッシュされたウェブコンテンツ」を削除できます。

Edgeの場合: メニューから「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データのクリア」で「キャッシュされた画像とファイル」を選択して削除します。

7. DNSキャッシュ

ウェブサイトにアクセスするとき、コンピュータは本質的にインターネット上の別のコンピュータへデータを要求しています。では、自分のPCはどうやって目的のサーバーにたどり着くのでしょうか? その鍵を握るのが「ドメインネームシステム(DNS)」です。

DNSは、インターネット上のトラフィックを中継するコンピュータのネットワークです。郵便配達に例えると分かりやすいでしょう。郵便物が差出人から複数の郵便局を経由して受取人へ届くように、インターネットのデータもいくつもの拠点を経由して目的地へ運ばれます。

Windowsは特定の経路(例:あなたのPCからWebサーバーまでのルート)を学習するたびに、それをDNSキャッシュに一時的に記録します。しかし、DNS側の経路が変更されると、キャッシュされた情報は古くなり、ウェブサイトが読み込めないなどの問題が発生することがあります。

DNSキャッシュの削除方法: DNSキャッシュのクリアは完全に無害です。上手くいけばルーティングの問題が解決し、仮に効果がなくても何も失いません。手順も非常にシンプルです。

スタートメニューで「コマンドプロンプト」を検索して起動し、次のコマンドを入力するだけです:

ipconfig /flushdns

ディスク容量を賢く解放しよう

システムをより徹底的に掃除したいなら、CCleanerのようなクリーニングツールの活用をおすすめします。システム全体をスキャンし、長期的な悪影響を与えないファイルだけを削除して容量を解放するよう設計されています。

ただし、CCleanerでも上記のすべてを網羅できるわけではありません。DNSキャッシュの削除のように、一部の作業は手動で行う必要があります。

ほかにもシステムに悪影響なく安全に削除できるWindowsのキャッシュはありますか? あなたはディスク容量を空けるためにどんな工夫をしていますか? ぜひコメントで教えてください!

画像クレジット: Global Network by teerayut taf via Shutterstock

  1. Windows 11でキャッシュをクリアする方法を徹底解説|初心者向け6つの手順

    キャッシュファイルは、快適なユーザー体験を実現するために欠かせないものです。たとえば、ログインのたびにパスワードを入力しなくて済むのは、キャッシュのおかげです。しかし、RAMやストレージ容量が少ないPCでは、新しいバージョンのWebページがうまく読み込めないなどの不具合が起こることもあります。 PCの動作を改善したいなら、不要になったキャッシュファイルを削除して、ストレージ容量とメモリを解放することが有効です。「Windows 11でキャッシュをクリアするにはどうすればいいのか?」という疑問をお持ちの方に向けて、本記事では実践的な方法をわかりやすく解説します。 Windows 11でのキャッシ

  2. Windows 10のキャッシュをクリアする方法|知っておくべき7つの隠しキャッシュ

    Windows 10には、OSが高速に動作するための一時ファイルが数多く保存されています。しかし、これらのキャッシュファイルが破損したり、肥大化したりすると、Windows 10のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。ストレージ容量が不足している場合や、Windows 10がフリーズする、シャットダウンや起動に時間がかかる、ブラウザが応答しないといった異常な動作に気づいたら、まずキャッシュをクリアすることをおすすめします。この小さな作業は、システムのパフォーマンスを向上させるだけでなく、大量のディスク容量を解放してくれます。この記事では、Windows 10の隠れたキャッシュを安全にク