【Windows 10】ダウンロードしたファイルがブロックされるのを防ぐ2つの対処法
Windows 10でダウンロードしたファイルがブロックされるのを防ぐ方法
インターネットからダウンロードしたばかりのファイルを開いたり実行したりしようとすると、「発行元を確認できませんでした。このファイルはコンピューターに損害を与える可能性があります」といったセキュリティ警告が表示されることがあります。これは、Windowsがファイルのデジタル署名を検証できない場合に発生するエラーです。Windows 10には「添付ファイルマネージャー(Attachment Manager)」が標準搭載されており、添付ファイルが安全かどうかを自動的に判定し、安全でないと判断された場合はファイルを開く前に警告を表示してくれます。

なぜダウンロードファイルがブロックされるのか?
Windows添付ファイルマネージャーは、IAttachmentExecuteアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用して、ファイルの種類と関連付けを確認します。インターネットからファイルをダウンロードしてNTFS形式のドライブに保存すると、Windowsはこれらのファイルに特定のメタデータを付加します。このメタデータは「代替データストリーム(ADS:Alternate Data Stream)」として保存され、ダウンロードファイルに添付情報として記録されることから「ゾーン情報(Zone Information)」と呼ばれています。ゾーン情報はエクスプローラー上では目に見えませんが、ファイルに密かに付加されています。
ダウンロードしたファイルを開こうとすると、Windowsエクスプローラーはこのゾーン情報をチェックし、そのファイルが未知のソースから取得されたものではないかを確認します。未確認または不明なソースからのファイルであると判断されると、「Windows SmartScreenにより、認識されていないアプリの起動が停止されました。このアプリを実行すると、PCが危険にさらされる可能性があります」というSmartScreen警告が表示されます。
個別のファイルのブロックを解除したい場合は、ファイルを右クリックして「プロパティ」を開き、「許可する」にチェックを入れて「適用」→「OK」をクリックすれば手動で解除できます。ただし、ダウンロードのたびに毎回この操作を行うのは非常に面倒です。そこでおすすめなのが、ゾーン情報の付加自体を無効化する方法です。これにより、SmartScreenのセキュリティ警告がそもそも表示されなくなります。以下のチュートリアルに従って、設定を行っていきましょう。
作業を始める前に、万が一のトラブルに備えて必ず復元ポイントを作成しておいてください。
方法1:レジストリエディターでダウンロードファイルのブロックを有効/無効にする
1. Windowsキー + Rキーを押し、「regedit」と入力してEnterキーを押します。

2. 次のレジストリキーへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Attachments
3. 「Attachments」フォルダが存在しない場合は、「Policies」を右クリックし、「新規 > キー」を選択します。

4. 作成したキーに「Attachments」という名前を付けてEnterキーを押します。
5. 「Attachments」を右クリックし、「新規 > DWORD(32ビット)値」を選択します。

6. 新しく作成したDWORDに「SaveZoneInformation」という名前を付け、Enterキーを押します。

7. 「SaveZoneInformation」をダブルクリックし、値のデータを「1」に変更します。

8. 将来的にゾーン情報を再度有効化したい場合は、「SaveZoneInformation」を右クリックして「削除」を選択するだけで元に戻せます。

9. レジストリエディターを閉じ、変更を反映させるためにPCを再起動します。
以上でWindows 10でダウンロードしたファイルがブロックされるのを防ぐ設定は完了です。それでも問題が解決しない場合は、次の方法を試してください。
方法2:グループポリシーエディターでダウンロードファイルのブロックを有効/無効にする
注意:この方法はWindows 10 Homeエディションでは利用できません。Windows 10 Pro、Education、Enterpriseエディションでのみ動作します。
1. Windowsキー + Rキーを押し、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。

2. 次のポリシーへ移動します。
ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > Windowsコンポーネント > 添付ファイルマネージャー
3. 左側で「添付ファイルマネージャー」が選択されていることを確認し、右側のウィンドウにある「ファイルの添付時にゾーン情報を保持しない」ポリシーをダブルクリックします。

4. ゾーン情報を有効または無効にするには、以下のように設定します。
ダウンロードファイルがブロックされるようにする(警告を表示したい場合):「未構成」または「無効」を選択
ダウンロードファイルがブロックされないようにする(警告を表示したくない場合):「有効」を選択

5. 「適用」をクリックし、続けて「OK」をクリックします。
6. 変更を保存するためにPCを再起動します。
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