Windows 10でPCをセーフモードで起動する5つの方法【初心者向け完全ガイド】
Windows 10でPCをセーフモードで起動する5つの方法
Windows 10でPCをセーフモードで起動する方法は複数あります。しかし、これまでのバージョンのWindowsで使われていた起動方法が、Windows 10では機能しなくなったことに気づいた方も多いのではないでしょうか。
従来のWindowsでは、起動時にF8キーまたはShift + F8キーを押すだけでセーフモードに入ることができました。ところがWindows 10では、起動プロセスが大幅に高速化されたため、このレガシーな起動オプションはデフォルトで無効になっています。これは、起動のたびに高度なブートオプション画面が表示されると、起動時間が長くなってしまうためです。
ただし、セーフモード自体が廃止されたわけではありません。Windows 10では、目的に応じていくつかの異なる方法でセーフモードにアクセスできるようになっています。
セーフモードとは?なぜ重要なのか?
セーフモードは、PCのトラブルシューティングを行う際に不可欠な機能です。セーフモードで起動すると、Windowsは最小限のファイルとドライバーのみを読み込みます。それ以外のサードパーティ製アプリケーションはすべて無効化されるため、通常の起動では発生する問題の原因を切り分けやすくなります。
たとえば、以下のような場面でセーフモードが役立ちます。
- ウイルスやマルウェアの駆除・調査
- 最近インストールしたソフトやドライバーが原因の不具合の特定
- ブルースクリーン(BSOD)エラーのトラブルシューティング
- 起動できない状態からの復旧作業
それでは、Windows 10でPCをセーフモードで起動する5つの具体的な方法を順番に見ていきましょう。
注意:作業を始める前に、万が一に備えてシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
方法1: システム構成(msconfig)を使ってセーフモードで起動する
最も手軽で定番的な方法です。Windowsが正常に起動している場合におすすめです。
- Windowsキー + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「msconfig」と入力してEnterキーを押します。

- 「システム構成」ウィンドウが開いたら、「ブート」タブに切り替えます。
- 「セーフ ブート」にチェックを入れます。

- 「最小」ラジオボタンが選択されていることを確認し、「OK」をクリックします。
- 「再起動」を選択すると、PCがセーフモードで起動します。保存していない作業がある場合は、「終了せずに再起動する」を選択しましょう。
ヒント: ネットワーク機能付きのセーフモードが必要な場合は、「最小」ではなく「ネットワーク」を選択してください。
方法2: Shift + 再起動の組み合わせを使う
サインイン前でも操作できる便利な方法です。
- スタートメニューを開き、電源ボタンをクリックします。
- キーボードのShiftキーを押しながら(押し続けたまま)、「再起動」をクリックします。

- 何らかの理由でサインイン画面を超えられない場合は、サインイン画面からも同じ操作が可能です。電源オプションをクリックし、Shiftキーを押し続けたまま「再起動」を選択します。

- PCが再起動したら、「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」を選択します。

- トラブルシューティング画面で「詳細オプション」をクリックします。

- 詳細オプション画面で「スタートアップ設定」をクリックします。

- 画面下部の「再起動」ボタンをクリックします。

- PCが再起動すると、起動オプションの一覧が表示されます。以下のいずれかのキーを押して選択します。
- F4キー: セーフモードを有効にする
- F5キー: ネットワーク付きセーフモードを有効にする
- F6キー: コマンドプロンプト付きセーフモードを有効にする
- 希望のキーを押すと、自動的にセーフモードでログインされます。
方法3: 設定アプリからセーフモードで起動する
Windows内から直感的に操作したい方に向いている方法です。
- Windowsキー + Iキーを押して「設定」アプリを開きます。Windows検索で「設定」と入力して開いても構いません。

- 「更新とセキュリティ」をクリックし、左側のメニューから「回復」を選択します。
- 右側の「高度なスタートアップ」の下にある「今すぐ再起動する」をクリックします。

- PCが再起動すると、方法2と同じ「オプションの選択」画面が表示されます。「トラブルシューティング → 詳細オプション → スタートアップ設定 → 再起動」の順に進みます。
- 再起動後、方法2の手順7と同様に、F4/F5/F6キーのいずれかを押してセーフモードで起動します。

方法4: コマンドプロンプト(bcdeditコマンド)を使う
上級者向けの方法ですが、確実にセーフモードを設定できます。
- コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
bcdedit /set {default} safeboot minimal
注意: ネットワーク付きセーフモードで起動したい場合は、代わりに以下のコマンドを使用してください。
bcdedit /set {current} safeboot network
- 数秒後に成功メッセージが表示されたら、コマンドプロンプトを閉じます。
- 次の画面(オプションの選択)で「続行」をクリックします。
- PCが再起動すると、自動的にセーフモードで起動します。
なお、この方法とは別に、レガシーの高度なブートオプション(F8またはShift + F8キー)を有効化すれば、いつでもキー操作でセーフモードに入れるようになります。ただし、その分起動時間が若干遅くなる点には留意してください。
方法5: 起動プロセスを中断して自動修復を起動する
Windowsが正常に起動できず、サインイン画面まで進めない場合に有効な最終手段です。
- Windowsの起動中に電源ボタンを数秒間押し続けて、強制的に起動を中断します。このとき、ロゴ画面を超えてしまうとやり直しになるので注意してください。

- この操作を連続3回繰り返します。Windows 10が3回連続で起動に失敗すると、4回目に自動的に自動修復モードへ移行する仕組みになっています。
- 4回目の起動時に自動修復の準備が始まり、「再起動」または「詳細オプション」の選択肢が表示されます。
- 「詳細オプション」をクリックすると、「オプションの選択」画面に移動します。

- ここでも同じ階層をたどります。「トラブルシューティング → 詳細オプション → スタートアップ設定 → 再起動」の順にクリックします。

- PCが再起動したら、有効化したい起動オプションを選択します。
- F4キー: セーフモードを有効にする
- F5キー: ネットワーク付きセーフモードを有効にする
- F6キー: コマンドプロンプト付きセーフモードを有効にする
- 希望のキーを押すと、自動的にセーフモードでログインされます。
まとめ
以上、Windows 10でPCをセーフモードで起動する5つの方法をご紹介しました。状況に応じて最適な方法を選べば、トラブルシューティング作業をスムーズに進められます。
- Windowsが正常に起動するなら:方法1(msconfig)が簡単
- サインイン画面まで進めるなら:方法2(Shift+再起動)が便利
- 設定アプリから操作したいなら:方法3
- コマンドで確実に設定したいなら:方法4(bcdedit)
- Windowsがまったく起動しない場合:方法5(自動修復)
この記事がお役に立てれば幸いです。ご不明な点があれば、コメント欄でお気軽にお問い合わせください。
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