Windows 10の「アクティブ時間」設定ガイド|作業中の自動再起動を防ぐ方法
Windows 10以降、MicrosoftのOSは継続的なアップデート配信によって、旧バージョンから次のバージョンへと絶えず進化していく仕組みになりました。この方針は2015年の登場当時、「Windowsアップデート史上最大の変更」と呼ばれました。アップデートの適用にはコンピューターの再起動が必要ですが、作業の途中で突然の自動再起動に悩まされた経験があるユーザーも少なくないでしょう。そんな悩みを解決してくれるのが、Windows 10の「アクティブ時間」機能です。本記事では、Windowsが自動的に再起動しない時間帯を設定する方法と、アップデートによる再起動を延期する方法を詳しく解説します。
設定アプリからアクティブ時間を設定する
最も基本的な方法は、設定アプリから変更するやり方です。以下の手順に従ってください。
- スタートメニューの検索バーで「更新とセキュリティ」を検索します。
- 見つかった項目を開くと、ウィンドウ右側にアクティブ時間の設定が表示されます。「アクティブ時間の変更」をクリックしてください。

「アクティブ時間の変更」をクリックして、再起動されない時間帯を設定しましょう。
アクティブ時間の開始時刻から終了時刻までの間、Windowsはコンピューターを再起動しません。アップデートはアクティブ時間が終了するまで待機します。設定できる最大範囲は18時間です。
- 設定が完了したら「保存」をクリックします。

Windows 10のアクティブ時間の最大範囲は18時間です。
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ローカルグループポリシーエディターでアクティブ時間の最大範囲を設定する
Windows 10 Enterprise、Pro、またはEducationを使用している場合は、ローカルネットワーク(LAN)全体に対してアクティブ時間の最大範囲を一括設定できます。手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索バーで「ローカルグループポリシーエディター」を検索します。
- 見つかった項目を開きます。
- 以下のパスへ移動します。
コンピューターの構成 – 管理用テンプレート – Windowsコンポーネント – Windows Update
- ウィンドウ右側にある「自動再起動に対するアクティブ時間範囲を指定する」という項目を探し、右クリックしてドロップダウンメニューから「編集」を選択します。
- 開いたウィンドウで「有効」にチェックを入れ、8〜18時間の範囲で時間を設定します。
- 「OK」をクリックします。変更を適用するにはPCの再起動が必要です。

ローカルグループポリシーエディターでも同じ設定が可能ですが、LAN全体に適用できる点が異なります。
ご注意: この方法で変更できるのはアクティブ時間の最大範囲のみであり、アクティブ時間そのものを設定するものではありません。
レジストリエディター(Regedit)を使う方法
この方法は上級者向けです。操作には十分注意してください。Microsoftは、システム再起動のスケジュールに関する公式ドキュメントの中でこの方法を推奨していません。レジストリエディターを使ってアクティブ時間を設定するには、以下の手順を実行します。
- スタートメニューの検索で「Regedit」を探して実行します。
- ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックします。
- エディター内で以下のパスへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE – SOFTWARE – Microsoft – WindowsUpdate – UX – Settings
- 右ペインで32ビットDWORD値を作成します。
- 作成した値に「SmartActiveHoursState」という名前を付けます。
- 作成した項目をダブルクリックし、値を「0」に設定します(値を「2」にするとアクティブ時間が無効になります)。
- 「OK」をクリックして変更を適用します。

上級者の方には、Windowsの各種設定変更にレジストリエディターを使う方が便利な場合もあります。
予定された再起動を延期する方法
システムの再起動は最大7日間延期することが可能です。Windowsがアップデートを適用する正確な日付を自分で選択できます。ただし、この操作はアップデートがシステムの再起動待ちの状態にあるときのみ実行できます。手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索バーで「更新とセキュリティ」を検索して開きます。
- ウィンドウ右側のペインにある「再起動のスケジュール」をクリックします。
- この機能を「オン」に切り替え、システム再起動の日付と時刻を設定します。
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アクティブ時間の設定を上書きする方法
必要に応じて、設定済みのアクティブ時間の期間を意図的に上書き(バイパス)することもできます。手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索バーで「更新とセキュリティ」を検索して開きます。
- 左側のペインでオプションをクリックして「Windows Update」にアクセスし、「再起動オプション」を開きます。
- 「今すぐ再起動」を選ぶか、「カスタム再起動」を選択して、アクティブ時間を無視してこの特定のアップデート用の直近の再起動時刻を設定できます。

自分で以前設定した内容を、後から上書きする必要が出てくることもあります。
なお、最新のWindows 10アップデート適用済み環境では、ボタンやセクションの名称が本記事の説明と多少異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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