Windows 10/11 セキュリティ設定ガイド――今すぐ実践できる4つの基本対策
Windows 10/11には、パソコンを安全に保つための多彩なセキュリティ設定が標準で用意されています。しかし、その項目の多さに一般ユーザーが戸惑ってしまうことも少なくありません。設定がコントロールパネルや設定アプリのあちこちに散らばっており、どこに何があるのか分かりにくいのも実情です。
そこで本記事では、Windows 10/11の重要なセキュリティリスクを「Windows Update」「バックアップ」「プライバシー」「Wi-Fi設定」の4つのカテゴリに分け、それぞれの脅威に対処するための具体的な設定方法をわかりやすく解説します。
Windows Update(更新プログラム)
Windows 10/11は、他のバージョンのWindowsと同様、ソフトウェアの更新プログラムを継続的に配信し、自動的にインストールします。これらの更新には、システムを安定して動作させるためのセキュリティパッチや修正プログラムも含まれています。
Windows 10/11では、更新プログラムをいつ・どのように配信・インストールするかをユーザー自身が管理できます。作業中に突然の更新で中断されるといったストレスも避けられます。設定方法は以下の通りです。
- スタートメニューから「設定」を開く
- 「更新とセキュリティ」をクリック
- 左側のメニューから「Windows Update」を選択
- 「詳細オプション」を選択
- 好みの設定を選ぶ
詳細オプションでは、PCを使用していない時間帯に更新プログラムを自動インストールするよう設定できます。また、セキュリティをさらに高めるために、更新プログラムがMicrosoftから直接配信されていることを確認し、第三者のサービスやネットワーク経由になっていないかチェックしておきましょう。
バックアップ
サイバー攻撃やシステムクラッシュに遭遇した際、Windows 10/11のバックアップ機能が救いの手となります。自動的にバックアップが作成され、復元に役立ちます。ただし、標準で作成されるバックアップは完全に安全とは言えず、ハッカーにアクセスされる可能性もゼロではありません。対策として、DVD、USBメモリ、外付けドライブなどの外部ストレージにシステムイメージを作成しておくのがおすすめです。手順は以下の通りです。
- コントロールパネルを開く
- 「ファイル履歴」に移動
- 「システムイメージバックアップ」を選択
- バックアップの保存先を指定
- 「バックアップの開始」をクリック
- Windows 10/11 Professionalの場合は、ファイルを右クリックして「詳細設定」を開く
- 「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックを入れ、パスワード保護を有効化
プライバシー
Microsoftは、ユーザーのデータをサーバーと同期・収集し、インターネット閲覧やアプリの利用状況に応じた広告を表示しています。個人デバイスの日常的な使用においては大きなセキュリティリスクとなり得ますし、大量の機密データを扱うビジネスユーザーにとって、Windows 10/11のプライベートデータ共有ポリシーは深刻な問題になりかねません。
こうしたオンラインプライバシーを守るため、Windows 10/11には特定のデータ共有を無効化できる機能が備わっています。設定方法は以下の通りです。
- 「設定」を開く
- 「プライバシー」に移動
- 「全般」タブをクリック
- 各プライバシー設定を切り替えて選択
「全般」タブから、位置情報の追跡や広告IDを無効にするなど、プライバシー設定を細かく調整できます。また、マイクやカメラへのアクセスを制限したり、メッセージ、カレンダー、連絡先へのアクセスを許可するアプリを選んだりすることも可能です。さらに、サービスのパーソナライズのためにMicrosoftが収集できる入力、音声、PC使用状況のデータ量も調整できます。
Wi-Fi設定
Windows 10/11はホットスポットの検出と接続を簡単にしてくれますが、その反面、あらゆる場所からのサイバー攻撃にデバイスを晒すことにもなりかねません。ハッカーや中間者攻撃(MitM攻撃)から身を守るには、Wi-Fi設定のセキュリティを強化するのが最善策です。公衆ネットワークに接続すると、攻撃者があなたの個人情報や機密データへ容易にアクセスできてしまうため、開放されたホットスポットへの不用意な接続は避けるのが賢明です。設定方法は以下の通りです。
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」に移動
- 「Wi-Fi設定の管理」を選択
Windows 10/11には、OutlookやFacebookなどのアプリを通じて友人とWi-Fi接続を共有する機能があります。便利に思えますが、常にオンにしていると重大なセキュリティリスクにつながることが知られています。
幸い、この設定も変更可能です。「設定」ページから「ネットワークとインターネット」を開き、「Wi-Fi共有」を無効にしましょう。必要になったときに再度有効にすれば問題ありません。
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