「Windows Update データベース エラーが検出されました」エラーの原因と解決方法を徹底解説
Microsoftは2020年5月にWindows 10 バージョン2004(機能更新プログラム)をリリースしました。これに伴い、多くのWindowsユーザーがWindows Updateを使ったデバイスの更新で問題に直面しています。最新の更新プログラムをインストールすることは非常に重要です。OSを快適な状態に保つだけでなく、最新の脅威からデバイスを守り、アプリケーションが効率的に動作することを保証してくれるからです。
Windows 10/11で更新プログラムをインストールするには、スタートメニューから「設定」>「更新とセキュリティ」(Windows 11では「Windows Update」)を開き、「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。利用可能な更新プログラムがある場合は自動的にダウンロードが始まり、ダウンロード後すぐにインストールするか、都合の良い時間を選んでインストールできます。多くのユーザーは、パソコンを使用していない夜間にインストールするよう設定しています。
しかし、Windows Updateのインストール中にはさまざまなエラーが発生することがあります。その一つが「Windows Update データベース エラーが検出されました(Potential Windows Update Database Error Detected)」というエラーです。このエラーに遭遇しても対処方法がわからない場合は、本記事が大きな助けになるでしょう。
「Windows Update データベース エラーが検出されました」とは?
このエラーメッセージは、Windows Updateのインストールのどの段階でも表示される可能性があります。通常はWindows Updateのインストール中や、OSを新しいビルドへアップグレードする際に表示されますが、トラブルシューティングツールの実行や破損ファイルの削除など、Windows Updateに関連する他の操作中にも発生することがあります。
ほとんどのWindows更新プログラムは自動的にインストールされますが、ユーザーが手動でインストールを選択した場合、システムが自動検出する前にインストールを行うことで、インストールプロセス中に問題が発生することがあります。このエラーが発生すると、インストール処理が先に進まず、システムは更新されないままになります。再試行しても同じエラーが表示されるため、多くのユーザーが苛立ちを感じています。
「Windows Update データベース エラーが検出されました」の主な原因
この問題は、一般的にWindows Updateの自動サービスを無効化し、手動で更新プログラムをインストールした際に発生します。ただし、以下のような他の要因が原因である可能性もあります。
- 更新プログラムのインストールファイルの破損
- レジストリエントリの損傷
- Windows Updateサービスのコンポーネントに関する問題
- 新しいインストールに干渉する古いインストールファイル
- マルウェア感染
エラーの原因を特定することは重要ですが、時間がかかる場合があります。原因究明に時間を費やすよりも、以下の方法を順番に試して、どれが有効か確認する方が効率的です。
「Windows Update データベース エラーが検出されました」の解決方法
このエラーメッセージが表示されたら、まず最初に行うべきはシステムの再起動です。エラーが一時的なものであれば、再起動だけで簡単に解決できることがあります。また、インターネット接続を確認し、ダウンロードが中断されていないことも併せてチェックしてください。
上記を実行してもエラーが解消しない場合は、以下の方法を順番に試してください。
ステップ1:破損したシステムファイルを修復する
このエラーメッセージが表示される理由の一つとして、レジストリやシステムファイルの破損が考えられます。幸い、Windowsには破損をスキャンして修復するための組み込みツールが用意されています。
最初に試すべきはシステム ファイル チェッカー(SFC)ツールです。これはシステムファイルをスキャンし、欠落または破損したエントリを修復します。使用手順は以下の通りです。
- スタートメニューを開き、検索ボックスにcmdと入力します。
- 検索結果のコマンド プロンプトを右クリックし、管理者として実行を選択します。
- コマンド プロンプトウィンドウに次のコマンドを入力します。sfc /scannow
- Enterキーを押し、スキャンが完了するまで待ちます。
SFCツールは、検出された破損したシステムファイルを自動的に修復します。しかし、SFCの実行後もエラーメッセージが消えない場合は、DISMツールを試してください。
DISM(Deployment Image Servicing and Management)ユーティリティは、Windowsセットアップ、Windows回復環境、Windows PEなどのWindowsイメージを修復するために使用されます。DISMコマンドの実行手順は以下の通りです。
- 上記の手順でコマンド プロンプトを開きます。
- コマンド プロンプトウィンドウに次のコマンドを入力し、Enterキーを押します。DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- スキャンと修復が完了するまで待ってから、再度更新プログラムのインストールを試みます。
それでもエラーが解決しない場合は、破損したWindows Updateシステムファイルを修復するための特別なコマンドを使用します。DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:C:\RepairSource\Windows /LimitAccess
ステップ2:Windows Update トラブルシューティング ツールを実行する
Windows OSには、特定の問題を解決するために設計されたさまざまなトラブルシューティングツールが搭載されています。例えば、Windows Updateトラブルシューティングツールは、更新プログラムのインストールに関連する一般的な問題(「Windows Update データベース エラーが検出されました」問題を含む)を解決できます。
このツールを実行するには、以下の手順に従ってください。
- スタートメニューの検索ボックスで「コントロール パネル」を検索して開きます。
- コントロール パネルのメニューからトラブルシューティングをクリックします。
- 左側のすべて表示を選択し、一番下までスクロールしてWindows Updateを見つけます。
- Windows Updateを右クリックし、管理者として実行を選択します。
- 画面の指示に従い、Windows Updateサービスに関連するエラーの検出と修正を行います。
なお、Windows 11の場合は、「設定」>「システム」>「トラブルシューティング」>「その他のトラブルシューティング ツール」からWindows Updateトラブルシューティングツールを実行できます。
ステップ3:Windows Update コンポーネントをリセットする
破損ファイルの削除やトラブルシューティングツールの実行でも解決しない場合、問題はWindows Updateのコンポーネント自体にある可能性があります。このエラーを修正するには、コマンドを使用してこれらのコンポーネントをリセットする必要があります。手順は以下の通りです。
- 上記の手順でコマンド プロンプトを起動します。
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して、Windows Updateサービス、MSIインストーラー、BITS、暗号化サービスを停止します。
- net stop wuauserv
- net stop cryptSvc
- net stop bits
- net stop msiserver
- 次のコマンドを入力し、Enterキーを押してqmgr*.datファイルを削除します。Del "%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Microsoft\Network\Downloader\qmgr*.dat"
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して、SoftwareDistributionフォルダとCatroot2フォルダの名前を変更します。
- ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
- ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して各サービスのセキュリティ記述子をリセットします。
- sc.exe sdset bits D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
- sc.exe sdset wuauserv D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
- sc.exe sdset cryptSvc D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
- sc.exe sdset msiserver D:(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;PU)
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して、BITSファイルおよびWindows Update関連のDLLファイルをすべて再登録します。
- regsvr32.exe atl.dll
- regsvr32.exe urlmon.dll
- regsvr32.exe mshtml.dll
- regsvr32.exe shdocvw.dll
- regsvr32.exe browseui.dll
- regsvr32.exe jscript.dll
- regsvr32.exe vbscript.dll
- regsvr32.exe scrrun.dll
- regsvr32.exe msxml.dll
- regsvr32.exe msxml3.dll
- regsvr32.exe msxml6.dll
- regsvr32.exe actxprxy.dll
- regsvr32.exe softpub.dll
- regsvr32.exe wintrust.dll
- regsvr32.exe dssenh.dll
- regsvr32.exe rsaenh.dll
- regsvr32.exe gpkcsp.dll
- regsvr32.exe sccbase.dll
- regsvr32.exe slbcsp.dll
- regsvr32.exe cryptdlg.dll
- regsvr32.exe oleaut32.dll
- regsvr32.exe ole32.dll
- regsvr32.exe shell32.dll
- regsvr32.exe initpki.dll
- regsvr32.exe wuapi.dll
- regsvr32.exe wuaueng.dll
- regsvr32.exe wuaueng1.dll
- regsvr32.exe wucltui.dll
- regsvr32.exe wups.dll
- regsvr32.exe wups2.dll
- regsvr32.exe wuweb.dll
- regsvr32.exe qmgr.dll
- regsvr32.exe qmgrprxy.dll
- regsvr32.exe wucltux.dll
- regsvr32.exe muweb.dll
- regsvr32.exe wuwebv.dll
- 次のコマンドを入力し、Enterキーを押してWinsockをリセットします。netsh winsock reset
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して、停止していたすべてのサービスを再開します。
- net start wuauserv
- net start cryptSvc
- net start bits
- net start msiserver
Windows Updateサービスのリセットが完了したら、最新のWindows更新プログラムをインストールして、エラーメッセージが解消されたかどうかを確認してください。
まとめ
「Windows Update データベース エラーが検出されました」という通知が表示されると、エラーを解決しない限りインストール処理を進めることができず、デバイスは古いOSのまま放置されることになります。古いOSのままでは脆弱性や攻撃にさらされるリスクが高まるため、早めの対処が重要です。本記事のトラブルシューティングガイドを順番に試して、お使いの環境でエラーを解決できる方法を見つけてください。
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