Windows 10でDHCPリース時間を変更する方法【ルーター設定の手順を解説】
ネットワーク上のすべてのコンピューターやデバイスには、IPアドレスが割り当てられています。このIPアドレスは、ルーターやインターネットサービスプロバイダ(ISP)の設定に応じて、静的(固定)または動的のどちらかになります。動的IP設定を使用している場合、ネットワーク上の各デバイスのIPアドレスは、一定の間隔で自動的に更新されます。

この処理を担当しているのが、ルーター上で動作するサービスであるDHCPサーバーです。指定された期間が経過すると、DHCPサーバーはデバイスに新しいIPアドレスを割り当てます。これを「DHCPリース」と呼びます。一般的なリース時間は24時間(1440分)に設定されており、その時点でIPアドレスが更新されます。
しかし、オンラインゲームや業務用サーバーへの接続が頻繁に切断されるなど、ネットワークエラーに悩まされることがあります。接続先のサーバーが固定IPアドレスを前提としている一方で、ルーターのDHCP設定が短い間隔でIPを更新していると、接続が不安定になる原因になります。このような場合は、リース時間を延長することで、リモートサーバーとのより安定した接続を実現できます。
ルーターでDHCPリース時間を変更する手順
DHCPリースはルーターによって管理されており、Windows 10側にはこれらの設定を行う専用の画面がありません。設定はサーバー(ルーター)側で制御され、お使いのPCはクライアントとして動作するためです。そこで、この方法ではルーターの管理画面にアクセスしてDHCPリース時間を変更します。ただし、コマンドプロンプトを使えば、現在のIPアドレスと更新予定の時刻を確認することは可能です。
- Windowsメニュー(スタートメニュー)を開き、「コマンドプロンプト」を起動します。

- 「ipconfig /all」と入力し、Enterキーを押します。

- 表示された結果から、新しいIPアドレスがいつリースされ、いつ期限切れになるかを確認できます。
- 次に、ブラウザーを開いてルーターのIPアドレスを入力します。多くの場合は「192.168.0.1」ですが、機種によって異なるため、ルーター本体の裏面に記載されているラベルでも確認できます。ここにアクセスすることで、ルーターの管理画面にログインできます。

- ユーザー名とパスワードを入力してログインします。初期設定のままの場合は、ルーターのラベルや取扱説明書に記載されていることが多いです。
- ルーターの管理画面で「DHCP設定」をクリックします。
- 「アドレスリース時間(Address Lease Time)」という項目を探します。ここに希望するリース時間を分単位で入力してください。例えば、2時間後にリースを切らせたい場合は「120」分と入力し、「保存」をクリックします。

- 設定を適用すると、ルーターが再起動する場合があります。再起動には通常数秒しかかかりません。完了後、コマンドプロンプトを再度開けば、IPリース時間が変更されていることを確認できます。
補足:ルーターのIPアドレスがわからない場合
コマンドプロンプトで「ipconfig /all」を実行した際に表示される「デフォルトゲートウェイ」の欄に記載されているアドレスが、ルーターの管理画面へのアクセスに使うIPアドレスです。ブラウザーに入力すれば、確実に管理画面へたどり着けます。
また、リース時間を極端に長く設定しすぎると、ネットワーク内のデバイス数が多い環境ではIPアドレスの枯渇につながる可能性があります。家庭用の小規模ネットワークであれば問題ありませんが、オフィスなど多数の端末が接続する環境では、用途に応じた適切な値を設定しましょう。
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