0x00000124ブルースクリーンエラー(WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR)の原因と7つの対処法
ストップエラー「0x00000124」は、他のブルースクリーンエラーと異なり、ハードウェアの問題が原因で発生するのが大きな特徴です。このエラーはWHEA(Windows Hardware Error Architecture)に関連しており、「WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR」という名称でも知られています。エラーの発生源に関する詳細な情報がほとんど表示されないため、原因不明のハードウェア不具合として、さまざまな角度から切り込んでいく必要があります。

対処方法自体は比較的シンプルです。PC内のすべてのハードウェアコンポーネント、つまりRAM、ハードディスク、各種ドライバーなどが正常に動作していることを確認していきます。まずはユーティリティツールを使ってハードウェアの診断を行い、異常がないかを確認します。問題が見つからない場合は、各ハードウェアモジュールを手作業で一つずつチェックしていく流れになります。
対処法1:オーバークロックを無効にする
近年のハードウェアの多くは、GPUやCPUのオーバークロックによって性能を引き出すことが可能になっています。オーバークロックとは、コンピュータに短時間の高負荷な計算処理を行わせた後、通常速度に戻して冷却する仕組みです。処理ユニットが高負荷の計算を行うと温度が上昇し、十分に冷えたところで再びオーバークロックが実行されます。

実は「0x00000124」エラーは、PCがオーバークロックされていることが原因で発生するケースもあります。オーバークロックを行う際には、電圧、温度、ヒートシンクなど、複数のパラメータに注意を払う必要があります。これらの設定が適切に行われていないと、システムがクラッシュしてエラーメッセージが表示される原因となります。すべてのオーバークロック設定を無効化し、デフォルト構成でPCを起動してみてください。
対処法2:memtest86でRAMの不良セクタをチェックする
前述のとおり、このエラーコードはPCのハードウェア障害に関連しています。ハードウェアにはメモリモジュール(RAM)も含まれます。まず最初に、RAMがスロットに正しく挿入されているかを確認しましょう。挿入時に「カチッ」という音がすれば正しく装着されています。また、複数枚のメモリを使用している場合は、正しいスロットに挿しているかも確認してください(2枚構成の場合は1番と3番スロットが推奨されるマザーボードが多いです)。
さらに、メモリ診断ツールを実行してメモリモジュールをテストすることもできます。Windows標準のメモリ診断ツールもありますが、エラー検出の精度ではmemtest86の方が優れていることで知られています。
- memtest86の公式サイトにアクセスし、モジュールをダウンロードします。

- ダウンロードが完了したらプログラムを実行し、PCに接続した起動可能なUSBドライブを選択します。なお、USBドライブにmemtest86をインストールすると、ドライブ内の全データが消去され、起動ディスクとしてフォーマットされる点に注意してください。

- 起動ディスクを作成したら、PCを再起動してそのドライブから起動します。起動順序の選択は、機種に応じてF4キーやF5キーなどを押してください。テストが完了すると、エラーの有無が判明し、必要に応じて修正へ進めます。
対処法3:ハードディスクの破損をチェックする
RAMに問題がないことが確認できたら、次はハードディスクの破損を調べていきましょう。コンピュータの世界では、不良セクタによってハードディスクが破損するのはごく一般的なトラブルです。
通常どおり起動できない状況を想定して、まずは回復環境から起動し、そこにあるコマンドプロンプトでchkdskコマンドを実行する手順を紹介します。PCが正常に起動できる場合は、管理者権限のコマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行するだけでOKです。
- PCを起動し、F4またはF5キーを押して詳細ブートオプションを起動します。キーは機種によって異なる場合があります。詳細ブートオプションが表示されたら、メニューから「セーフモードとコマンドプロンプト」を選択します。

- コマンドプロンプトが起動したら、以下のコマンドを実行します。Windowsが別のドライブにインストールされている場合は、「C」の部分を該当するドライブ名に置き換えてください。
chkdsk C: /r /x chkdsk C: /f

- ここでハードディスクの不具合が報告されます。問題が見つかった場合は、同じユーティリティで修復を試みることができます。さらに「sfc /scannow」コマンドも併せて実行しましょう。これにより、システムファイル全体がスキャンされ、破損ファイルの有無が確認されます。
対処法4:「ドライバー署名の強制を無効にする」オプションを有効にする
Windowsには「ドライバー署名の強制」という機能があり、OSがすべてのドライバーと現在のシステム・ハードウェアとの互換性をチェックします。互換性の問題が検出されると、OSはそのドライバーを強制的に停止させるため、今回のようなブルースクリーンが発生することがあります。

先ほどアクセスした詳細ブートオプションからこの機能を無効化し、問題が解決するか試してみましょう。この機能は、最新ドライバーが壊れている場合でも古いドライバーのインストールを妨げる原因になることもあります。
対処法5:プロセッサーの最小/最大の状態を変更する
プロセッサーの最小・最大状態の設定が、ストップコード「0x00000124」の原因となっている可能性もあります。Windowsには省電力プロトコルが組み込まれており、エネルギー消費を抑えてバッテリー駆動時間を延ばすためにプロセッサーの使用率を最小限に抑えます。これは多くのユーザーにとってメリットですが、PCのパフォーマンスに影響を与え、場合によってはエラーを引き起こすこともあります。設定を変更して、問題が解決するか確認してみましょう。
- Windowsの検索バーに「電源」と入力し、検索結果から「電源オプション」を開きます。

- 使用中の電源プランの横にある「プラン設定の変更」をクリックし、次に「詳細な電源設定の変更」をクリックします。

- 小さなウィンドウがポップアップ表示され、変更可能な詳細オプションの一覧が現れます。「プロセッサーの電源管理」を探して展開し、サブ項目から「最小のプロセッサーの状態」を選択します。値を10に変更してください。

- 続けて「最大のプロセッサーの状態」カテゴリを展開し、設定値を69に変更します。
- 変更を保存して終了します。PCを再起動し、ブルースクリーンがまだ発生するかどうかを確認しましょう。

対処法6:プロセッサーとヒートシンクを点検する
ここまで、ユーティリティツールを使ってハードウェアの不具合を調査してきました。これらの方法で成果が得られず、依然としてブルースクリーンの問題が解決しない場合は、ハードウェアを個別に物理点検して原因を特定し、修理を試みる段階に入ります。
最初に確認すべきはプロセッサー(CPU)です。故障・破損したプロセッサーがブルースクリーンを繰り返し引き起こしていたという報告が多数寄せられています。では、プロセッサーはどうやって点検すればよいのでしょうか? PCが保証期間内であれば、サービスセンターに持ち込むのが最善です。保証期間外の場合は、別のPCでプロセッサーのテストを試すか、専門家に診断を依頼しましょう。
また、プロセッサーが問題なく冷却されていることも必ず確認してください。グリス(サーマルペースト)が不足していると、プロセッサーの温度が急上昇し、エラーメッセージの原因となることがあります。
対処法7:ケーブルおよびその他のパーツを点検する
上記のすべての方法で効果が得られない場合は、ハードウェアとケーブルを一つずつ物理的に点検していきましょう。すべてのケーブルが各モジュールに正しく接続されていることを確認します。
ケーブルの確認が終わったら、次に電源ユニットを点検し、PCのすべてのコンポーネントに安定した電力が供給されているかを確かめます。その後、RAMとハードディスクも物理的にチェックしましょう。別のPCに接続して、そちらで正常に動作するか確認するのが確実です。
その他の追加対策
上記の対処法に加えて、以下の方法も試してみてください。
- Windowsの最新アップデートをインストールする。アップデートにはシステムのバグ修正が含まれていることがあります。
- PC上の問題のあるプログラムやソフトウェアを確認する。PCのパフォーマンス向上やメモリ管理をうたうツール類の使用は避け、ウイルス対策ソフトも一時的にすべて無効にしてみてください。
- Windowsをクリーンインストールする。事前に必ずデータのバックアップを取っておきましょう。
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