Windows 7/8/10でUEFIからレガシーBIOSへ変換する方法|データを失わずにブートモードを変更
インストール済みのWindowsシステムでUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)をレガシーBIOS(Basic Input / Output System)に変換する方法をお探しの方は、この記事が参考になります。

朗報です。デフォルトでUEFIモードになっているPCを、データを失うこともOSを再インストールすることもなく、レガシーモードへ変更する方法が存在します。
以下では、プロセス全体を順番にご案内します。まず必要な条件を満たしているかを確認し、その後、サードパーティ製ツールを使ってデータを一切失わずに変換を行います。
それでは始めましょう。
注意:本記事ではWindows 10のPCを例にUEFI BIOSをレガシーへ変更する手順を紹介しますが、古いバージョンのWindowsでも同じ手順をそのまま実行できます。
ステップ1:BIOSモードの確認
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。テキストボックスに msinfo32 と入力し、Enter キーを押して「システム情報」を開きます。

システム情報画面が開いたら、左側の一覧から「システムの概要」を選択し、右側に表示される「BIOSモード」を確認します。「UEFI」と表示されていれば、以下の手順が適用でき、既定のブートモードをレガシーへ変換可能です。
ステップ2:パーティションテーブルの確認
次に、WindowsがインストールされているパーティションがGUIDパーティションテーブル(GPT)形式であることを確認する必要があります。別の形式の場合、以降の手順は使用できません。
パーティションスタイルを確認するには、Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、テキストボックスに diskmgmt.msc と入力して Enter キーを押し、「ディスクの管理」を起動します。

「ディスクの管理」画面が表示されたら、OSが入っているパーティションを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。

プロパティ画面で「ボリューム」タブをクリックし、「パーティションのスタイル」の値を確認します。「GUIDパーティションテーブル(GPT)」と表示されていれば準備完了です。ステップ3へ進みましょう。
ステップ3:EaseUS Partition Masterのダウンロードとインストール
お使いのブラウザでEaseUS Partition Master無料版のダウンロードページにアクセスします。無料版で十分対応できるため、有料プランを購入する必要はありません。
ダウンロードページで「Free Download(無料ダウンロード)」をクリックし、メールアドレスを入力して遷移を待ちます。次のページの「Download」リンクをクリックすると、インストーラーのダウンロードが開始されます。

ダウンロードが完了したら、インストーラーをダブルクリックし、UAC(ユーザーアカウント制御)で「はい」をクリックして管理者権限を許可します。インストールには管理者権限が必要です。
インストール画面の指示に従って作業を進めます。ソフトウェアのインストール先をカスタマイズするかどうかは任意で構いません。

次の画面で「Install Free」ボタンをクリックし、処理が完了するのを待ちます。
その後、インストーラーがファイルの展開を行い、指定した場所へコピーします。処理が完了したら「Start Now」をクリックしてアプリケーションを起動します。

ステップ4:「起動と回復」の自動再起動を無効化する
ツールのインストールが完了したら、次の操作を確実に成功させるために、システム設定をいくつか変更しておく必要があります。
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、テキストボックスに sysdm.cpl と入力して Enter キーを押し、「システムのプロパティ」画面を開きます。

「システムのプロパティ」画面で「詳細設定」タブをクリックし、「起動と回復」欄の「設定」ボタンをクリックします。

「起動と回復」ウィンドウの「システム障害」セクションにある「自動的に再起動する」のチェックを外し、「OK」をクリックして変更を保存します。

ステップ5:OSパーティションをMBRへ変換する
インストールしたPartition Masterを起動し、画面下部の一覧から対象のディスクを探します。手動で名前を変更していなければ「Disk0」と表示されているはずです。
正しいディスクを特定できたら、それを右クリックし、コンテキストメニューから「GPTをMBRに変換」を選択します。

操作を開始すると警告ポップアップが表示されますが、心配は不要です。「OK」をクリックして、この操作をPartition Masterの待機キューに追加します。
ジョブがキューに追加されたら、画面左上の「適用」ボタンをクリックして実行します。確認を求められたら「はい」をクリックし、パーティションのMBRへの移行を開始しましょう。

ステップ6:MBR変換の完了を待つ
操作を開始すると、PCは突然再起動します。これは完全に正常な挙動なので慌てないでください。処理が完了するまで、中断につながるような操作は一切行わないでください。

注意:PCの性能(特にHDDかSSDか)によっては、この操作に数分かかることがあります。画面が止まって見えてもPCを再起動せず、辛抱強く待ちましょう。途中で強制再起動するとデータ損失が発生する恐れがあります。
成功メッセージが表示されたら、Enter キーを押してPCを通常どおり起動させます。
ステップ7:起動モードをレガシーへ変更する
PCが再起動する際、最初の画面が表示されたらすぐにセットアップキー(BIOSキー)を連続して押します。

注意:このキーはメーカーによって異なりますが、通常は起動直後の画面に表示されます。表示されない場合は、お使いのマザーボードモデルの「セットアップメニュー」(BIOSメニュー)へのアクセス方法をオンラインで検索してください。
セットアップメニューに入れたら、「Bootメニュー」を開き、「Boot Mode」(または類似の名前)の項目を探します。項目を選択して Enter キーを押すとサブメニューが開くので、選択肢の中から「Legacy」を選びます。

変更を加えたら、Bootメニューを終了してPCを再起動する前に、必ず設定を保存してください。
ステップ8:操作の完了確認
次回の起動は通常より時間がかかり、最後に成功メッセージが表示されるはずです。その後ログイン画面に到達するので、普段のアカウントでサインインします。
この起動が完了すれば、変換作業は完了です。システム情報(Windowsキー + R で msinfo32 を実行)を開き、「システムの概要」の下にある「BIOSモード」を確認しましょう。「Legacy」と表示されていれば成功です。

ステップ9:設定をもとに戻す(クリーンアップ)
変換が完了し、WindowsがレガシーBIOSで正常に動作するようになったら、最後にもう一つだけ作業が残っています。
PCの利便性を元どおり保つため、「起動と回復」メニューの「自動的に再起動する」を再度有効化しておきましょう。
そのためには、もう一度 Windowsキー + R を押し、テキストボックスに sysdm.cpl と入力して Enter キーを押し、「システムのプロパティ」を開きます。

「システムのプロパティ」画面で「詳細設定」タブをクリックし、「起動と回復」欄の「設定」ボタンをクリックします。

「起動と回復」ウィンドウで「自動的に再起動する」のチェックボックスにチェックを入れ、「OK」をクリックして変更を保存します。

以上で完了です!上記の手順通りに進めれば、UEFI BIOSからレガシーBIOSへの移行は無事に完了しています。
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