【解決】Windows 10アップグレード時のエラー0xC1800103 – 0x90002の直し方
Microsoftが提供する強力なツールの一つであるメディア作成ツール(Media Creation Tool)は、PCをWindows 10にアップグレードしたり、別のデバイスで使用できるインストールメディア(USBメモリやDVD)を作成したりできる便利なユーティリティです。しかし、このツールにはいくつかのクセやバグがあり、その一つがエラー0xC1800103 – 0x90002です。このエラーの根本的な原因は、デバイスごとに異なる場合があります。
このエラーは、Windows 10へのアップグレード作業中に、ISOファイルのダウンロードがほぼ完了した時点、あるいはダウンロード後の検証中に発生します。一度発生すると、セットアップに費やした時間と通信データがほぼ無駄になってしまうため、大きなストレスとなります。
この問題に直面している方は、以下の対処法を順番に試してみてください。いずれも試すことによるデメリットはないので、安心して実行できます。
方法1:破損したシステムファイルを修復する
システムファイルの破損や欠落がエラーの原因になっているケースがあります。Restoroなどの修復ツールをダウンロードして実行し、破損・欠落しているファイルをスキャンして復元した後、「0xC1800103 – 0x90002」エラーが解消されたかどうかを確認してください。
また、サードパーティ製ツールの利用を避けたい場合は、Windows標準のシステムファイルチェッカー(SFC)も有効です。コマンドプロンプトを管理者として実行し、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押すことで、破損したシステムファイルを自動的に検出・修復できます。
方法2:ダウンロードフォルダの中身を削除する
このエラーが発生する原因の一つは、アップグレード用にダウンロードされたファイル同士の混在です。ダウンロード先フォルダ内のデータをすべて削除することで、問題が解決する可能性があります。
- Windowsキーを押しながらRキーを押します。「ファイル名を指定して実行」ダイアログに%SystemRoot%\SoftwareDistribution\Downloadと入力し、OKをクリックします。
- フォルダ内のファイルとサブフォルダを含むすべての内容を削除します。その後、セットアップを再実行すると、問題なく完了するはずです。なお、この方法は環境によって効果がない場合もあります。その場合は、次の方法に進んでください。
方法3:Microsoftの一時フォルダ(C:\$Windows.~BT)を空にする
こちらも、ファイルが混在してトラブルの原因となりうるディレクトリです。中身を空にすることでエラーが解消するかどうかを確認してみましょう。
- Windowsキーを押しながらRキーを押します。「ファイル名を指定して実行」ダイアログにC:\$Windows.~BTと入力してOKをクリックします。OSがCドライブ以外のパーティションにインストールされている場合は、ドライブ文字を実際のものに置き換えてください。
- C:\$Windows.~BTフォルダ内のすべてのデータを削除し、メディア作成ツールを再度実行してみます。
方法4:言語設定を確認する
一見エラーとは無関係に思えますが、誤った言語設定(場合によっては日付と時刻の設定)は、さまざまなトラブルの引き金になります。幸い、確認と設定変更は比較的簡単に行えます。
- キーボードのWindowsキーを押し、「コントロールパネル」と入力して、表示された結果を開きます。
- 右上の表示方法を「アイコン」に切り替え、「言語」項目を見つけて開きます。
- 言語およびキーボードレイアウトが正しく設定されているかを確認します。正しくない場合は、正しい設定に変更してください。言語を変更したら、メディア作成ツールを再度実行します。
- OSに設定されている言語が一覧に存在しない場合は、手動で追加する必要があります。旧バージョンのWindowsでは「追加」ボタンをクリックし、言語とキーボードレイアウトを一覧から選択して追加します。新しいバージョンでは、言語一覧の上部にある「言語の追加」ボタンを使用して、OSに現在設定されている言語を追加してください。作業が完了したら、言語設定画面を閉じます。
非常に便利なツールであるメディア作成ツールですが、残念ながらバグやクセが皆無というわけではありません。本記事で取り上げたエラーもその一つですが、上記の方法の手順に従えば、誰でも簡単に修正することができます。
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