Windowsで標準ユーザーのタスクマネージャーを無効にする2つの方法
タスクマネージャーは、Windowsに標準搭載されているユーティリティで、システム上で実行中のプロセスやアプリケーションの情報を表示し、メモリやCPUの使用状況を統計として確認できます。プロセスの終了や優先度の変更にも活用される便利なツールですが、子供や家族、同僚向けに設定した標準アカウントでは勝手に操作されないよう、タスクマネージャーを無効化したいと考えるユーザーも少なくありません。

標準ユーザーとタスクマネージャーの関係
バックグラウンドで動作している一部のアプリケーションやプロセスは、タスクマネージャーでしか強制終了できません。また、特定のプロセスの優先度を上げれば、そのプロセスに多くのメモリとCPUリソースを割り当てられますが、その分ほかのプロセスへの割り当ては減少します。システムを安全に保つ予防策として、管理者が標準ユーザーに対してタスクマネージャーを無効化するケースもあります。標準ユーザーとは、学生や子供、あるいは限られたプログラムやユーティリティしか使わないユーザーのことで、学校や官公庁のコンピューターではセキュリティ対策としてタスクマネージャーが無効になっているのが一般的です。
レジストリエディターでタスクマネージャーを無効化する
特定のユーザーだけタスクマネージャーを無効にしたい場合は、その標準アカウントからレジストリエディターを管理者として開きます。まず対象ユーザーのSID(セキュリティ識別子)を調べ、そのSID固有の設定を変更します。これにより、該当する標準アカウントのみが無効化され、ほかのアカウントには影響しません。
- 標準ユーザーアカウントにログインし、エクスプローラーで次の場所へ移動します。
C:\Windows\System32\
- 「regedit.exe」というファイルを探して右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- UAC(ユーザーアカウント制御)のダイアログが表示されたら、管理者のパスワードを入力して「はい」をクリックします。

- まず、レジストリエディターで次のキーに移動して自分のSIDを確認します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
- 一覧の中からSIDをクリックすると、対応するユーザー名を確認できます。

- 続いて、標準アカウントのSIDが含まれる次のキーへ移動します。
HKEY_USERS\S-1-5-21-3407337436-3193968817-2416647502-1004\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies
- サブキー「System」を選択します。キーが存在しない場合は、Policiesフォルダーを右クリックして「キー」を選択し、新規作成してください。

- Systemキーの中で右クリックし、「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択して「DisableTaskmgr」という名前を付けます。

- 「DisableTaskmgr」を右クリックして「修正」を選択し、値のデータを「1」に変更します。

- 以上で、標準ユーザーのタスクマネージャーが無効になります。
注意:緊急時にタスクマネージャーを開きたい場合でも、この設定をオフにしたり、アカウントを標準ユーザーから管理者へ切り替えたりする必要はありません。管理者パスワードさえあれば、管理者権限でタスクマネージャーを簡単に起動できます。
タスクマネージャーを再有効化するには、「DisableTaskmgr」の値を「0」に戻してパソコンを再起動します。ただし、環境によってはこの変更が正しく反映されない不具合が起こることもあるため、今後のためにも作成したSystemキーごと削除しておく方が確実です。
グループポリシーエディターでタスクマネージャーを無効化する
グループポリシーは、コンピューターアカウントやユーザーアカウントの作業環境を管理・構成するための仕組みです。管理者はグループポリシーエディターを使って、標準ユーザーのタスクマネージャーを有効・無効にできます。各設定には機能や目的の詳細な説明が表示されるので分かりやすく、この設定を適用するとCtrl+Alt+Del画面やショートカットなど、システム上のあらゆる場所からタスクマネージャーが無効になります。
なお、Windows Homeエディションにはグループポリシーエディターが搭載されていないため、Home版をお使いの方はこの方法をスキップしてください。
- Windowsキーを押しながらRキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押すと、グループポリシーエディターが起動します。UAC(ユーザーアカウント制御)のダイアログが出たら「はい」を選択します。

- グループポリシーエディターのウィンドウで、次のパスへ移動します。
ユーザーの構成\管理用テンプレート\システム\Ctrl+Alt+Del オプション

- タスクマネージャーを無効にするには、「タスクマネージャーの削除」という設定をダブルクリックします。新しいウィンドウが開いたら、設定を「未構成」から「有効」に変更し、「適用/OK」ボタンをクリックして変更を保存します。

- これで、Ctrl + Alt + Del画面、ショートカットなど、あらゆる場所でタスクマネージャーが無効になります。
- 再び有効化したい場合は、手順3の設定を「未構成」または「無効」に戻すだけでOKです。そのユーザーアカウントでタスクマネージャーが復元されます。
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