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逆充電の使い方:スマホを簡易モバイルバッテリーとして活用する方法

スマホバッテリーは大容量・高速充電の時代へ

近年のスマートフォンメーカーがバッテリーに関して掲げている目標は、大きく分けて2つあります。それは「バッテリー容量を増やすこと」と「充電速度を速めること」です。最新のスマホは非常に高性能なハードウェアを搭載しており、画面のリフレッシュレートも60〜90Hzと高くなっています。そうした背景を考えれば、新型機にさらに大容量のバッテリーを搭載したいというニーズはごく自然な流れだと言えるでしょう。

逆充電の使い方:スマホを簡易モバイルバッテリーとして活用する方法

現在では、Samsung Galaxy S20といったフラッグシップモデルに4,000mAhクラスの大容量バッテリーが搭載され、Realme 5iのようなエントリーモデルでさえ5,000mAhものパワフルなバッテリーを備えています。例えば4,500mAhのバッテリーをフル充電したスマホなら、節電対策を一切行わずに1日中ややヘビーに使用しても、残り30〜50%ほどバッテリーが残ることも珍しくありません。

では、この余ったバッテリー容量はどう活用すればいいのでしょうか? 実は、スマホ本体を使って他のデバイスを充電することが可能です。お使いのスマホがUSB On The Go(USB OTG)に対応していれば(最近のスマホの多くは対応しています)、逆充電機能にも対応している可能性が高いです。逆充電とは、USBケーブルで充電できるデバイスであれば何でもスマホから給電できる便利な機能で、スマホを実質的に簡易モバイルバッテリーへと変身させてくれます。

注意: お使いの端末が逆充電に対応しているかどうかは、付属の取扱説明書を確認するか、Google検索などで調べてみてください。

用意するもの

スマホが逆充電に対応していれば、USBケーブルで充電できるデバイスなら何でも簡単に充電できます。事前に準備しておくべきものは以下の通りです。

  • 充電済みのスマホ(バッテリー残量が多いほど効果的)
  • バッテリー残量が少なくなっているデバイス
  • 残量の少ないデバイスを充電できるUSBケーブル
  • 充電済みのスマホに対応したUSB OTGケーブル

充電の手順

  1. USB OTGケーブルを充電済みのスマホに接続します。OTGケーブルの一端はスマホの充電ポートに差し込み、もう一端には標準的なUSBポートが備わっています。
  2. USBケーブルを、OTGケーブル先端の標準USBポートに接続します。
  3. USBケーブルのもう一方を、充電が必要なデバイスに接続します。デバイスが充電され始めたことが確認できるはずです。スマホは両方のデバイスの充電量が同じになるまで相手への給電を続け、同レベルに達した時点で電流の流れは自動的に止まります。逆充電の使い方:スマホを簡易モバイルバッテリーとして活用する方法

逆充電の仕組み

中学の理科で「拡散」という概念を学んだことを覚えていますか? 拡散とは、粒子が濃度の高い領域から低い領域へと移動する現象のことですが、実はこれこそが逆充電の動作原理そのものなのです。

充電量の多いデバイス(濃度の高い領域)と、充電量の少ないデバイス(濃度の低い領域)を思い浮かべてください。この2つを接続すると、両者の電圧差によって電流が充電済みのデバイスから放電中のデバイスへと流れます。片方のデバイスがもう片方へ電流を送り出すことで、送る側は充電量を減らし、受け取る側は充電量を増やしていきます。そして両者の充電量が等しくなった時点でプロセスは完了し、デバイス間の電流の流れも自然と止まるというわけです。

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