USBキーボードをAndroidスマホに接続する方法|OTGアダプタで入力速度を3倍に
Androidデバイスは進化を重ね、メモを取るといった日常的な作業であれば、ノートパソコンやデスクトップPCの代わりとして十分使えるレベルに達しました。しかし今なお、Androidスマホが大きく水をあけられている分野があります。それが「文字入力」です。
筆者もこれまでさまざまなAndroid向け代替キーボードを試してきました。お気に入りはジェスチャー入力に対応した「Gboard」で、毎分50語ほどのスピードが出ます。それでも、物理キーボードを使えばその3倍の速さでタイピングできます。スピードが求められる場面では、親指による「サムタイピング」では限界があるのです。
この記事では、物理キーボードをAndroid端末に接続して、デスクトップPCの代替として活用する方法を紹介します。最も手軽なのがUSBキーボードの接続で、必要なのはAmazonなどで数百円程度で購入できるアクセサリだけです。
必要なのはUSB OTGアダプタだけ
Android端末はUSBケーブルのコネクタ部分よりも薄く作られているため、一体どうやってUSBキーボードを接続すればいいのでしょうか。答えは「USB On-the-Go(OTG)」と呼ばれるアダプタです。OTGアダプタにはさまざまな形状やサイズがあります。
具体的には、旧モデルの端末なら「USB→Micro USB変換アダプタ」、新しいモデルなら「USB→USB-C変換アダプタ」が必要です。どちらが必要かわからない場合は、USBケーブルの種類の違いやUSB-Cケーブルの見分け方について調べてみましょう。
筆者は以前Moto Eを使っていた頃はKsmileのMicro USB対応OTGアダプタを使用し、現在Samsung Galaxy S8ではBasesailorのUSB-C対応OTGアダプタを使用しています。ケーブルタイプが好みなら、Cable MattersのL型Micro USB OTGケーブル(6インチ)やUSB-C OTGケーブル(6インチ)も検討する価値があります。
どのタイプを選んでも使い方は同じです。ケーブルの端子をAndroid端末に差し込み、もう一方のUSB側にキーボードを接続するだけ。これで接続完了です。
なお、OTGアダプタがあればキーボード以外にも活用の幅が広がります。たとえば、DSLRカメラをAndroid端末に接続して画像を取り込むことも可能です。
外部USBキーボードの初期設定を行う
キーボードを接続したら、2分ほどかけて初期設定をしておきましょう。多くの場合、接続するだけでそのまま使えますが、最初から自分好みに調整しておくと後々便利です。
- 端末の設定を開きます。
- 一般管理をタップします。
- 言語と入力をタップします。
- 物理キーボードをタップします。
- 接続したキーボードの項目(例:「Apple Inc. Magic Keyboard」)の下で、端末にインストール済みの各キーボードアプリごとにキーレイアウトを選択できます。筆者はGboardを使っているため、レイアウトを「英語(米国)Colemak配列」に変更しています。
これで任意のアプリを開いて入力してみてください。問題なく動作するはずです。
注意:上記の手順はAndroid 8.0 Oreoを搭載したSamsung Galaxy S8の画面に基づいています。端末のメーカーやモデル、Androidのバージョンによって、表示や操作が多少異なる場合があります。
知っておきたい便利なポイント
意外に思われるかもしれませんが、Androidはキーボードの「特殊キー」のほとんどに対応しています。タッチキーボードアプリは物理キーボードの完全な再現ではないため、無理だろうと思っていましたが、実際にはしっかり機能します。
たとえば、Home、End、Page Up、Page Down、Deleteキーは問題なく動作します。長文を入力するとき、たとえばメモを取ったりレポートを執筆したりする際に非常に役立ちます。Enterキーも期待どおりに機能し、文脈に応じて改行を挿入したりフォームを送信したりします。
Print Screenキーも有効で、OSレベルでスクリーンショット撮影を実行できます。Androidでスクリーンショットを撮るのは少し面倒なので、風変わりながらとても便利な裏ワザといえます。
Windowsキー(Windows用キーボードの場合)やCommandキー(Apple製キーボードの場合)は、Androidのバージョンによって特別な機能を呼び出します。筆者のGalaxy S8ではGoogleアシスタントが起動します。
メディアキーについては当たり外れがあります。汎用のメカニカルキーボードを接続した際は、音量調整や再生コントロールのキーが機能しましたが、Apple Magic Keyboardでは特殊キーが一切反応しませんでした。これはApple固有の問題かもしれません。ほとんどのキーボードのメディアキーは正常に動作すると考えられます。
USBキーボードをAndroidで使う際の2つの欠点: 1つ目は、キーボードの言語やレイアウトを素早く切り替える手段がないこと。2つ目は、絵文字や物理キーボードから直接入力できない特殊記号へのアクセスが失われることです。
ノートパソコンを使えばいいのでは?
筆者自身も愛用のノートパソコンがあり、毎日使っています。それでも、キーボードをAndroidに接続するほうが適している場面はいくつかあります。
- Android端末とキーボードは、ハイスペックなノートパソコンより安く入手できることが多い
- キーボードを外して、モバイル端末単体で気軽に使える(2in1ノートPCもありますが高価)
- ノートパソコンと同期する必要がなく、すべての作業をAndroid端末上で完結できる
- ノートパソコンでは使えないお気に入りのAndroidアプリをそのまま利用できる
- Android端末はノートパソコンよりバッテリーの持続時間が長い
セットアップが完了して安定して動作するようになったら、さらに一歩進んで、Androidの画面をパソコンにミラーリングすることもできます。常時この方法で作業したいとは思わないかもしれませんが、たまにより大きな画面が必要なときには試してみる価値があります。パソコンのマウスとキーボードでAndroidを操作することも可能です。
それでもUSBキーボードとAndroidの組み合わせに魅力を感じない場合は、Androidスマホで快適に入力するための別の方法もチェックしてみてください。
画像クレジット:bambambu/Shutterstock
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