AndroidスマホをGPSトラッカーとして活用する方法
GPSは、紛失や盗難に遭ったデバイスの回収や、Googleマップを使ったドライブ中のナビゲーションに非常に便利な機能です。さらに嬉しいことに、GPSはインターネットに接続していなくても動作します。事前に地図をダウンロードしておけば安心です。
では、AndroidスマホをGPSトラッカーとして使うにはどうすればよいのでしょうか?最も信頼性の高い選択肢ではないかもしれませんし、無視できない欠点もありますが、いざというときには十分役立ちます。ここでは、AndroidスマホをGPSトラッカーとして活用する方法を詳しく解説します。
注意: 本記事の手順はAndroid 8.0 Oreo搭載のSamsung Galaxy S8に基づいていますが、ほとんどのAndroidデバイスでも同様の手順で実行できるはずです。
Android標準機能で位置情報を追跡する
2014年以降に発売されたほとんどのAndroidデバイスには、「デバイスを探す」という機能が標準で組み込まれています。このサービスは常時デバイスの位置情報をGoogleのサーバーへ送信しているため、Googleはあなたのデバイスがどこにあるかを把握しています。Googleのウェブインターフェースにアクセスすれば、いつでもデバイスの現在位置を確認可能です。この機能を利用するにはGoogleアカウントが必要になります。
Androidで「デバイスを探す」を有効にする手順
- デバイスの「設定」を開きます。
- 「ロック画面とセキュリティ」をタップします。
- 「その他のセキュリティ設定」をタップします。(機種やAndroidのバージョンによっては、この手順は不要な場合があります。)
- 「デバイス管理アプリ」をタップします。(機種やバージョンによっては「デバイス管理者」という表記の場合があります。)
- 「デバイスを探す」をタップします。
- 「有効にする」をタップして完了です。
注意: このサービスを有効化するには、以下の4つの権限を許可する必要があります。1)すべてのデータを消去する権限、2)画面ロック解除パスワードを変更する権限、3)画面をロックする権限、4)ロック画面の機能をオフにする権限です。
「デバイスを探す」の優れた点は、単なる位置追跡ツールにとどまらず、上記のような操作によって遠隔からデバイスを制御できるところです。
Androidで「デバイスを探す」を使う方法
有効化が完了したら、あとはウェブブラウザを起動して「デバイスを探す」のダッシュボードにアクセスし、Googleアカウント(デバイスに登録済みのものと同じアカウント)でサインインするだけです。
ログイン後、位置を確認したいデバイスを選択し、「位置情報」ボタンをクリックすると、最後に検出された場所と、いつその地点で確認されたかが表示されます。筆者の体感ではかなり高精度ですが、都市部在住のためかもしれません。GPSの受信環境が悪いエリアでは、最大20メートルほど誤差が生じることもあります。
サードパーティ製アプリで追跡する
何らかの理由で「デバイスを探す」が気に入らない場合は、Google Playストアで配信されている多数のサードパーティ製アプリを利用するのも一案です。これらのアプリはインストールが簡単で、アカウント作成以外に特別な設定はほぼ不要です。
特におすすめなのは次の2つです。
1. Lookout: Lookoutはオールインワンのセキュリティ対策アプリで、デバイス追跡は数ある機能のひとつにすぎません。追跡だけが目的ならやや多機能すぎると感じるかもしれませんが、端末に信頼できるウイルス対策アプリが入っていないなら、導入して一石二鳥にするのも賢い選択です。
2. Prey: 実際の使い勝手は「デバイスを探す」とよく似ています。最大の強みは、Windows、Mac、Linux、iPhoneなど複数のプラットフォームに対応している点で、所有するすべてのデバイスを一元管理・追跡できます。
こうしたアプリの多くは、盗難防止・紛失防止セキュリティアプリとして販売されていますが、その用途に限定されず、純粋な位置追跡にも活用できます。
追跡対象にAndroidデバイスを取り付ける
「デバイスを探す」でもサードパーティ製アプリでも、追跡の準備が整ったら、あとは追跡したい人物や物にデバイスを取り付けるだけです。ただし、これは言うは易く行うは難しです。
スマホで車を追跡したいと考えているなら?
最も手軽で効果的なのがマグネット式車載ホルダーの活用です。多くの2ピースタイプのキットには、デバイスケース内に収納するマグネットシートと、車側に取り付けるマグネットベースが同梱されています。良質な製品であれば磁力が強く、スマホがベースに「カチッ」と吸着してしっかり固定されます。
WizGearのユニバーサル貼り付け式マグネット車載ホルダーは、手軽さ・利便性・価格のバランスに優れた一品です。接着剤で貼り付けるタイプで、最大級の磁力を実現するためマグネットを10個内蔵しています。
接着剤に不安がある方は、WizGearの吸盤式マグネット車載ホルダーを検討してみてください。貼り付け式より目立ちやすいものの、強力な吸盤でしっかり固定でき、そのトレードオフには十分な価値があります。
スマホケースを使っていない場合でも、Pop-Techの粘着式メタルプレートのような接着金属板を端末の背面に貼れば、通常どおりマグネット式ホルダーを利用できます。
それでも専用GPSトラッカーには及ばない
Androidデバイスは緊急時の簡易トラッカーとして機能しますが、本格的な追跡デバイスの代わりになるとは考えないでください。把握しておくべき主な欠点が3つあります。これらがネックになるようであれば、専用トラッカーの導入を検討しましょう。
- バッテリー持続時間: スマートフォンでは、システムサービスや各種アプリが常にバックグラウンドで動作しており、その処理がバッテリーを大きく消耗します。一方、専用GPSトラッカーは追跡処理のみを行うため、1回の充電で格段に長く動作します。
- 信号品質: GPSトラッカーも完璧ではありませんが、その受信性能はスマートフォンよりはるかに優れています。そのため、専用トラッカーはより高精度であるだけでなく、スマホでは通信が途切れがちなエリアでも追跡を継続できます。
- リスクとコスト: もしAndroidデバイスを失っても構わないでしょうか?例えば、車の下回りに取り付けた端末が高速走行中に脱落したら…?専用GPSトラッカーは取り付けが容易で頑丈に設計されており、万一紛失・破損しても交換コストを抑えられます。
つまり、他に選択肢がない場合を除き、AndroidスマホをGPSトラッカー代わりに使うのは避けましょう。より正確で信頼性の高い代替手段としては、Spy TecのポータブルGPSトラッカーなどがおすすめです。
お子様見守り用のGPSトラッカーをお探しの方には、通話機能付きのキッズフォン(電話ウォッチ)も検討してみてはいかがでしょうか。
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