【解決策】「ファイルを保護されたビューで開くことができませんでした」エラーの直し方
保護されたビュー(Protected View)は、Microsoftが提供するセキュリティ機能の一つです。このモードでは、ほとんどの編集機能が無効になった読み取り専用の状態でファイルが開かれます。保護されたビューは既定で有効になっており、パソコン内の不明な場所、インターネット、あるいはMicrosoft Outlook経由で入手したファイルを開く際に特に役立ちます。
しかし、セキュリティ目的で有効になっているはずのこの機能が、逆に問題を引き起こすという報告がユーザーから多数寄せられています。具体的には、ファイルを開こうとすると「ファイルが破損しています」と表示される、あるいは読み込み画面から先へ進まなくなるといった症状です。この問題はMicrosoft WordやExcelのドキュメントで発生しやすく、特にOutlookからダウンロードしたファイルで多く見られます。

本記事で紹介する解決策と回避策は、一般ユーザーやMicrosoft Insidersなど、信頼できる情報源に基づいたものです。
解決策1:保護されたビューを無効にする
最初の解決策は、保護されたビューの設定を無効にすることです。これは、Information Rights Management(IRM)によって保護されたファイルが保護されたビューで正しく開かない場合によく用いられる対処法です。IRMは機密データを含む可能性があるため、ユーザーのアクセス権限と暗号化情報をファイル自体に直接埋め込む仕組みです。この問題はExcelファイルで発生することが多いですが、他のMicrosoft Officeアプリケーションにも同じ手順が適用できます。保護されたビューを無効にする手順は以下の通りです。
- まず、MS ExcelまたはMS Wordを起動します。
- 次に、左下にあるオプションをクリックします。

- トラストセンターをクリックし、続いてトラストセンターの設定をクリックします。

- 保護されたビューの項目で、すべてのチェックボックスを外します。

- 最後にOKをクリックし、さらにOKをクリックして設定を保存します。
なお、この方法はあくまで一時的な回避策であり、どうしてもファイルを開く必要がある場合にのみ推奨されます。必ず信頼性の高いウイルス対策ソフトが導入されている環境でのみ試してください。
解決策2:トラストセンターの設定をリセットする
Windows UpdateやOffice 365のアップデートによって、トラストセンターの設定が意図せず変更されてしまうケースがあります。Microsoftは、直接的・間接的にアプリの設定を変更する更新プログラムを配布することで知られています。そのため、トラストセンターの設定を手動で既定値に戻す必要があります。既定の状態では、保護されたビューは有効になっています。設定をリセットする手順は以下の通りです。
- まず、MS ExcelまたはMS Wordを起動します。
- 次に、左下にあるオプションをクリックします。

- トラストセンターをクリックし、続いてトラストセンターの設定をクリックします。

- 最後に、保護されたビューの項目で、以下のオプションにチェックが入っていることを確認します。
- インターネットから取得したファイルに対して保護されたビューを有効にする
- 安全でない可能性のある場所にあるファイルに対して保護されたビューを有効にする
- Outlookの添付ファイルに対して保護されたビューを有効にする

- OKをクリックし、さらにOKをクリックして設定を保存します。
解決策3:Officeアプリケーションを修復する
上記の解決策を試しても問題が解決しない場合は、MS Officeアプリケーション自体に不具合が生じている可能性があります。「ファイルを保護されたビューで開けませんでした」というエラーが繰り返し表示される場合は、Officeの修復機能を実行しましょう。修復の手順は以下の通りです。
- お使いのOfficeの種類に応じて適切な手順を実行してください。ここではクイック実行(Click-to-Run)版の修復手順を紹介します。
- まず、Windowsキーを押して「設定」と入力します。

- アプリをクリックし、アプリと機能に移動します。

- 一覧をスクロールして、ファイルが開かない該当のアプリケーションを見つけます。
- アプリケーション名(ここではMicrosoft Office)をクリックします。
- 次に、変更(Modify)をクリックします。

- 確認画面が表示されたら、はいをクリックします。

- 開いたウィンドウでクイック修復を選択します。

- 修復をクリックします。
- それでも問題が解決しない場合は、同じ手順を繰り返して今度はオンライン修復を試してください。完了まで時間はかかりますが、問題は解決するはずです。

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