OneDriveで「このファイルを開けません。PCでOneDriveが実行されていることを確認してください」エラーが出たときの9つの解決方法
OneDrive上のファイルが開けない場合、システム上の別のアプリケーションがOneDriveの動作を妨げている可能性があります。また、VPNクライアントの使用や、OneDrive自体のインストール破損も、このエラーの原因となることがあります。
この問題は、ユーザーがPCのOneDriveフォルダからファイルを開こうとした際に発生します(特定の種類のファイルに限定されません)。その際、以下のメッセージが表示されます。
「このファイルを開けません。PCでOneDriveが実行されていることを確認してから、もう一度お試しください」

トラブルシューティングを始める前の確認事項
解決策を試す前に、以下の点を必ず確認しておきましょう。
- 万が一に備えて、OneDriveフォルダ内の重要なデータをバックアップしておく。
- Windowsの設定で、ネットワーク接続が「従量制課金接続」に設定されていないか確認する。
- サーバー側の障害を切り分けるため、ブラウザ版OneDrive(OneDrive Web)が正常に動作しているかチェックする。
- 組織によって展開されたスタートアップスクリプトや、Decrapifierなどのアプリケーションが原因になっていないか確認する。
- PCのユーザーアカウントにパスワードが設定されており、システムドライブに十分な空き容量があることも確認しておきましょう。
解決策1:OneDriveの同期を再開する
OneDriveの同期が一時停止していると、ファイルが利用できない状態になり、このエラーが発生することがあります。この場合は、同期を再開することで問題が解決する可能性があります。
- システムトレイ(通知領域)にあるOneDriveアイコンを右クリックします(隠れているアイコンを展開する必要がある場合があります)。表示されたメニューから[ヘルプと設定]を選択します。
- メニュー内の[同期の再開]をクリックし、同期が完了するまで待ちます。
- PCを再起動し、OneDriveのエラーが解消されたかどうかを確認します。

ノートパソコンを使用している場合は、バッテリー節約モードが有効になっていないかも確認してください。省電力モードはクライアントとサーバー間の同期に支障をきたすことがあります。また、OneDriveの設定にある「バッテリー節約モード中は自動的に同期を一時停止する」オプションが無効になっているかもチェックしましょう。

解決策2:OneDriveを再起動する
この問題は、OneDriveの通信モジュールやアプリケーションモジュールにおける一時的な不具合が原因である可能性があります。アプリを再起動することで、こうした不具合は解消できます。以下に示す複数の起動方法を順番に試してみてください。
スタートメニューから起動する
- システムトレイのOneDriveアイコンを右クリックし、[OneDrive を終了]を選択します。確認ダイアログが表示されたら、[OneDrive を終了]ボタンをクリックします。

- Windowsボタンをクリックし、検索バーに「OneDrive」と入力します。検索結果から[OneDrive]を選択して起動します。

- OneDriveのエラーが解決したかどうかを確認します。
タスクバーにピン留めしたアイコンから起動する
- Windowsキーを押して「OneDrive」と入力し、検索結果のOneDriveを右クリックして[タスクバーにピン留めする]を選択します。

- タスクバーにピン留めしたOneDriveアイコンを右クリックし、[OneDrive]を選択して起動します。

- エラーが解消されたかどうかを確認します。
Webブラウザ経由で起動する
- Webブラウザを開き、OneDriveのダウンロードページにアクセスします。
- [OneDrive を開始]ボタンをクリックし、表示されたダイアログで[Microsoft OneDrive を開く]ボタンをクリックします。

- OneDriveが正常に動作しているかどうかを確認します。
解決策3:システム起動時にOneDriveを有効にする
OneDriveアプリケーションが起動時に無効化されている、またはシステムの起動時に読み込まれない場合にも、この問題が発生することがあります。この場合は、Windowsへのサインイン時にOneDriveが自動的に起動するよう設定することで解決できる可能性があります。
- システムトレイのアイコンを展開し、OneDriveアイコンを右クリックします。
- [ヘルプと設定]を開き、続いて[設定]を開きます。

- [Windows にサインインするときに OneDrive を自動的に開始する]オプションにチェックを入れ、[適用]/[OK]をクリックします。

- Windowsボタンを右クリックしてパワーユーザーメニューを開き、[タスク マネージャー]を選択します。

- [スタートアップ]タブに移動し、Microsoft OneDriveを右クリックします。
- [有効化]を選択し、PCを再起動します。

- 再起動後、OneDriveの問題が解決したかどうかを確認します。
解決策4:「オンデマンド」機能を無効にし、「常にこのデバイスに保持する」を有効にする
「オンデマンド(Files On-Demand)」機能は、ネットワーク帯域幅とハードディスクの容量を節約できる便利な機能です。しかし、ファイルがローカルに保存されていないため、ネットワークに不具合が生じるとファイルを読み込めなくなり、今回の問題を引き起こすことがあります。この場合は、同機能を無効化することで解決する可能性があります。
- システムトレイのOneDriveアイコンを右クリックし(隠れたアイコンを開く必要がある場合があります)、[ヘルプと設定]→[設定]の順に開きます。
- [設定]タブで「領域を節約し、使用するときにファイルをダウンロード」のチェックを外し、[適用]/[OK]をクリックします。

- PCを再起動し、OneDriveが正常に動作しているか確認します。
- 改善しない場合は、システムトレイのOneDriveアイコンをダブルクリックし、問題のあるファイル(複数可)を選択します。
- ファイルを右クリックし、[常にこのデバイスに保持]を選択します。

- PCを再起動し、OneDriveの問題が解決したかどうかを確認します。
解決策5:VPNクライアントを無効にし、最近のネットワーク変更を元に戻す
セキュリティ対策として、Microsoftが最近のネットワーク変更を検知し、OneDriveへのアクセスを制限している可能性があります。特に、VPNクライアントを使ってインターネットに接続している場合や、海外からOneDriveにアクセスしている場合に起こりやすくなります。この場合は、VPNを無効化するか、直近のネットワーク変更を元に戻すことで解決できることがあります。
- システムのVPNクライアントを無効にし(システムトレイのVPNアイコンを右クリックして無効化)、OneDriveの問題が解決したかどうかを確認します。VPNを使用していない場合は、直近のネットワーク変更を元に戻す(例:従量制課金接続の設定を解除する)ことで問題が解決するか試してみてください。

- それでも解決しない場合は、OneDriveからアカウントを削除して再度追加することで問題が解決するか確認します。
解決策6:競合するアプリケーションを削除する
システム上のアプリケーションがOneDriveの動作を妨げている場合にも、このエラーが表示されることがあります(ユーザーから報告されている例としてはiCloudなどがあります)。競合するアプリケーションを特定するには、システムをクリーンブート状態で起動すると効果的です。ここでは例としてiCloudの削除手順を説明します(重要なデータは必ずバックアップしてください)。
- Windowsボタンを右クリックし、パワーユーザーメニューから[アプリと機能]を選択します。

- iCloudを展開し、[アンインストール]をクリックします。

- 画面の指示に従ってiCloudのアンインストールを完了させ、PCを再起動します。
- 再起動後、OneDriveの問題が解決したかどうかを確認します。
解決策7:PCを再リンクし、OneDriveフォルダを既定の場所に戻す
OneDriveフォルダを意図せずPC内の別の場所へ移動してしまった場合、その場所でアクセス許可の問題が発生し、ファイルエラーが表示されることがあります。この場合は、OneDriveフォルダを既定の場所に戻すことで解決できる可能性があります。
- システムトレイのOneDriveアイコンを右クリックし、[ヘルプと設定]を選択します。
- [設定]を開き、[アカウント]タブに移動します。
- [この PC のリンク解除]をクリックし、確認画面でPCのリンク解除を実行します。

- PCを再起動し、起動後にOneDriveを立ち上げてMicrosoftアカウントでサインインします。
- [OneDrive フォルダーはここにあります]という項目の下にある[場所の変更]をクリックし、以下の既定のパスを設定します。
\Users\%Username%\
(このパスはOneDriveウィンドウのアドレスバーにコピー&ペーストして入力できます)

- 新しいフォルダの作成を求められた場合は、必ず新しいフォルダを作成してください。そうしないと、フォルダやファイルの競合が発生するおそれがあります。その後、画面の指示に従ってOneDriveのセットアップを完了させます。

- PCを再起動し、OneDriveが正常に動作しているかどうかを確認します。
解決策8:OneDriveアプリケーションを初期状態にリセットする
OneDriveフォルダの内容やOneDriveのインストール自体が破損している場合にも、この問題が発生することがあります。この場合は、OneDriveを初期状態にリセットすることで解決できる可能性があります(重要なデータのバックアップを忘れずに行ってください)。
- Windowsボタンを右クリックしてパワーユーザーメニューを開き、[ファイル名を指定して実行]を選択します。

- 次の場所へ移動します:
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\OneDrive\Update

- このフォルダ内のOneDrive.exeファイルを実行し、画面の指示に従って初回セットアップを完了させます。この場所にOneDrive.exeファイルが存在しない場合は、以下のディレクトリにあるOneDrive.exeを実行してください:
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\

- OneDriveの問題が解決したかどうかを確認します。
- 解決しない場合は、[ファイル名を指定して実行]ダイアログで以下のコマンドを実行します:
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset

- コマンド実行後、システムトレイにOneDriveアイコンが表示されない場合は、5分ほど待ってから以下のコマンドを[ファイル名を指定して実行]で実行します:
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe
- OneDriveにサインインし、正常に動作しているかどうかを確認します。
解決策9:OneDriveを再インストールする
それでも問題が解決しない場合、最も考えられる原因はOneDriveのインストール破損です。この場合は、OneDriveアプリケーションを再インストールすることで解決できる可能性があります。作業前に必ず重要なデータをバックアップしてください。
- Windowsボタンを右クリックしてパワーユーザーメニューを開き、[アプリと機能]を選択します。
- OneDriveを展開し、[アンインストール]ボタンをクリックします。

- 確認ダイアログで[アンインストール]ボタンをクリックし、画面の指示に従ってOneDriveをアンインストールします。
- PCを再起動し、再起動後に最新バージョンのOneDriveをダウンロードしてインストールします。
- OneDriveを起動し、Microsoftアカウントの資格情報でサインインします。
- 同期処理が完了するまで待ちます。これでOneDriveが正常に機能するようになるはずです。
上記のすべての方法を試しても問題が解決しない場合は、問題が解決するまでの間、ブラウザ版のOneDrive(OneDrive Web)でファイルを利用することをおすすめします。
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