Macの「起動ディスクがほぼいっぱいです」警告を解消する方法【10のステップ】
Macの起動ディスク(ストレージ)の空き容量が少なくなると、「起動ディスクがほぼいっぱいです」というメッセージが画面に表示されます。Macにおける起動ディスクとは、HDDやSSDの中でOS(macOS/旧OS X)がインストールされているパーティションのことです。つまり、システムが入っている領域が満杯に近づくと、この警告が表示される仕組みになっています。
Macが表示するさまざまなメッセージの中でも、これはエラーではなく、あくまで注意を促す警告である点に特徴があります。この警告を無視して空き容量を確保しないまま使い続けると、動作のもっさり感やラグ、フリーズなどの不具合が発生しやすくなります。
この警告は、いわばパソコンからの「助けて!」というSOSのようなもの。対処法はシンプルで、起動ディスク上の不要なデータを削除して空き容量を増やすだけです。そうすれば警告は自然と消え、Macは本来の軽快なスピードを取り戻します。季節に関係なく、Macに春の大掃除をしてあげましょう。
まずは現在の空き容量を確認しよう
作業を始める前に、現在のディスク使用状況を把握しておきましょう。掃除の進み具合に応じて空き容量がどれだけ増えたかを、随時確認できます。
- Finderを開きます。
- 左側のサイドバーにある「デバイス」欄から「Macintosh HD」を探します。
- Controlキーを押しながらクリック(右クリック)し、「情報を見る」を選択します。
表示される情報の中で注目すべきは「容量」と「利用可能」の2つの項目です。「容量」はディスク全体の保存可能なサイズ、「利用可能」は現時点での空き容量を示します。ファイルを削除・整理すれば、この「利用可能」の数値が増えていきます。
起動ディスクの空き容量を増やす10のステップ
ステップ1:ゴミ箱を空にする
Macでファイルやフォルダを削除しても、実体はすぐには消えません。多くの場合、ゴミ箱へ移動されるだけで、ディスク容量は占有されたままです。そのため、空き容量確保の第一歩はゴミ箱を完全に空にすることから始めます。
- Controlキーを押しながらDockの「ゴミ箱」アイコンをクリックします。
- 「ゴミ箱を空にする」を選択します。
- 確認画面が表示されたら、再度「ゴミ箱を空にする」をクリックして実行します。
また、iPhoto(写真アプリ)には独自のゴミ箱が存在する点にも注意が必要です。本体のゴミ箱を空にしたら、iPhoto内のゴミ箱も忘れずに空にしておきましょう。以降のステップでファイルを削除した後も、こまめにゴミ箱を空にする習慣をつけてください。
ステップ2:ダウンロードフォルダを整理する
「ダウンロード」フォルダには、気づかないうちに膨大なファイルが溜まっていることがあります。ゴミ箱を空にしたら、次はダウンロードフォルダを開き、もう使わないファイルや身に覚えのないファイルをどんどん削除しましょう。残すべきファイルだけを整理して残せば完了です。
ステップ3:ムービーフォルダを見直す
「ムービー」フォルダには、映画やテレビ番組などの動画ファイルが保存されています。動画は1本あたりの容量が非常に大きいため、ここを整理する効果は絶大です。もう見ない動画や当面視聴予定のないファイルを削除すれば、空き容量が大きく改善されます。
ステップ4:聴かなくなった音楽を削除する
次は「ミュージック」フォルダです。重複している音声ファイルを優先的に削除しながら、もう聴かない楽曲を整理していきましょう。Macの健康のためと思えば、手放すのに迷う必要はありません。
ステップ5:使わないファイルは圧縮する
クリーンアップ中に「あまり使わないけど削除したくない」というファイルやフォルダが出てきたら、圧縮という手があります。圧縮すればディスク上の占有容量を減らしつつ、必要なときにすぐ取り出せる状態を保てます。
- Controlキーを押しながら、圧縮したいファイルまたはフォルダをクリックします。
- 「圧縮」を選択します。
- 形式(例:.zipなど)を選んで操作を確定します。
ステップ6:デスクトップを片付ける
デスクトップの整理は、空き容量の増加だけでなく、Macの動作速度向上にもつながるのがポイントです。デスクトップ上の不要なファイルを削除し、残りは適切なフォルダへ移動して整頓しましょう。
ステップ7:使わないアプリケーションをアンインストールする
「アプリケーション」フォルダを開き、もう使わないアプリをすべてアンインストールします。重要なのは、正しい手順でアンインストールすることです。単純にアプリのフォルダをゴミ箱へドラッグすると、設定ファイルや関連データが各所に残ってしまうことがあります。専用のアンインストーラーや公式の手順に従って削除してください。
ステップ8:古いiTunesライブラリのバックアップを削除する
長期間Macを使っていると、iTunesライブラリのバックアップが複数蓄積され、かなりの容量を占めることがあります。古いバックアップを削除すれば、まとまった空き容量を確保できます。
- Finderを開きます。
- 画面左上のメニューバーから「移動」をクリックします。
- 「フォルダへ移動…」を選択します。
- 「~/Music/iTunes/Previous iTunes Libraries」へ移動します。
- バックアップを確認し、直近3〜5個分だけを残して、それ以外を削除します。
ステップ9:古いiOSバックアップを削除する
iPhoneやiPadのiOSバックアップも、意外とディスク容量を圧迫する原因になります。古いものを削除してスッキリさせましょう。
- Finderを開きます。
- メニューバーの「移動」をクリックします。
- 「フォルダへ移動…」を選択します。
- 「~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/」へ移動します。
- 直近3〜5個分のバックアップだけを残し、古いものを削除します。
ステップ10:キャッシュファイルを削除する
アプリを初めて起動すると、Macは次回の起動を高速化するためにキャッシュファイルを作成します。便利な仕組みですが、長年の使用でキャッシュが大量に蓄積し、ディスク容量を圧迫することがあります。これらを削除すれば、まとまった空き容量を取り戻せます。
- Finderを開きます。
- メニューバーの「移動」→「フォルダへ移動…」を選択します。
- 「~/Library/Caches」へ移動し、容量の大きいファイルやフォルダを削除します。
- 再び「フォルダへ移動…」を開きます。
- 今度は「/Library/Caches」へ移動し、同様に容量の大きいものを削除します。
以上のステップを実行すれば、起動ディスクの空き容量は着実に回復し、「起動ディスクがほぼいっぱいです」の警告も消えるはずです。定期的にメンテナンスを行えば、Macを常に快適な状態で使い続けられます。
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