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「回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています」エラーの解決方法|macOS再インストール時の対処法

回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています(The installer information on the recovery server is damaged)」は、macOSを復旧モードから再インストールする際に表示されることがあるエラーです。特にmacOS SierraやmacOS High Sierraなど、古いバージョンをインストールしようとしたときに発生しやすいことで知られています。

このエラーが表示される前には、「macOSをダウンロードして復元するには、お使いのコンピュータが対象かどうかをAppleが確認します」というメッセージが表示され、「続ける」を選択したはずです。

「回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています」エラーの解決方法|macOS再インストール時の対処法

また、通常の起動状態でmacOSをインストールする場合、たとえばベータ版プログラムのインストーラを起動した直後にも、同様のエラーが発生することがあります。

「回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています」エラーの解決方法|macOS再インストール時の対処法

幸いなことに、このエラーはMac本体に深刻な問題があることを示すものではなく、適切な対処法を使えば短時間で解決できるのが一般的です。まずは、エラーが発生する原因から見ていきましょう。

「回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています」と表示される原因

macOSのインストール時にこのエラーが発生する原因はいくつか考えられます。主なものは以下の通りです。

  • インストールしようとしているmacOSの証明書が有効期限切れになっている
  • 起動ディスクのフォーマット形式が、インストールしたいmacOSと互換性がない
  • Macを「macOS Public/Developer Beta Access Utility」に登録していない状態で、ベータ版をインストールしようとしている

どれが原因かを特定するのは難しいですが、以下の対処法を順番に試すことで問題を解決できます。

「回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています」エラーの解決方法

ここでは、実際にユーザーによって効果が確認されている解決策を紹介します。インストールが完了するまで、順番に試してみてください。

  • 対処法1:インターネット復旧モードでmacOSを再インストールする
  • 対処法2:ターミナルで日付と時刻を変更する
  • 対処法3:macOSの起動可能なインストーラを作成する
  • 対処法4:Macを消去する
  • 対処法5:Beta Access Utilityをインストールする

対処法1:インターネット復旧モードでmacOSを再インストールする

このエラーを最も確実に解消できる方法は、インターネット復旧モード(Internet Recovery)からmacOSを再インストールすることです。

Intel搭載Macで復旧モードを起動するには、次の3つのキーコンビネーションがあります。

  • Command + R:ローカルのmacOS復旧システムからMacを起動し、Macにインストールされていた最新のmacOSバージョンを再インストールします。
  • Option + Command + R:インターネット経由で復旧モードを起動し、お使いのMacと互換性のある最新バージョンのmacOSをインストール(アップグレード)します。
  • Shift + Option + Command + R:インターネット経由で復旧モードを起動し、Macに最初から入っていたmacOS、または入手可能な最も近いバージョンを再インストールします。

このエラーの多くは、Command + Rキーで起動したローカル復旧モードで発生しています。これを解決するには、Macが安定したインターネット接続を持っていること、電源に接続していることを確認したうえで、以下の手順に従ってください。

注意:ノートブック型のMacにmacOSをインストールする場合は、内蔵キーボードを使用してインターネット復旧モードに入ることをおすすめします。外付けキーボードではキー操作が正しく認識されないことがあります。

手順どおりに操作すれば、OSのインストールは完了しているはずです。もしエラーが再発したり、別のエラーでインストールに失敗したりした場合は、次の対処法に進みましょう。

対処法2:ターミナルで日付と時刻を変更する

インストールしようとしているmacOSの証明書が有効期限切れであるにもかかわらず、Apple側が復旧サーバー上の証明書を更新していない可能性があります。この場合、Macの日付と時刻を、証明書の有効期限より前の日付に設定することで問題を回避できます。

日付は、Macに最後にインストールされていたmacOSのリリース日から数ヶ月後の日付を選ぶのがおすすめです。たとえば、2016年9月20日に公開されたmacOS Sierraをインストールする場合は、2016年10月20日に変更します。

Wi-Fiに接続していると日付と時刻が現在の日付に戻されてしまうため、Wi-Fiをオフにして有線(イーサネット)接続に切り替えるのが理想的です。Wi-Fiしか使えない場合は、次の対処法を試してください。有線接続に切り替えられる場合は、以下の手順で復旧モードでの「回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています」エラーを解決できます。

  1. まだの場合は、復旧モードでMacを起動します。
  2. メニューバーから「ユーティリティ」>「ターミナル」を選択します。
    「回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています」エラーの解決方法|macOS再インストール時の対処法
  3. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。(例:日付を2016年10月20日午前10時30分に変更する場合)
    sudo date -u 092010302016
  4. 管理者パスワードを入力してEnterキーを押します。
  5. ターミナルを終了し、再度「macOSを再インストール(バージョン名)」をクリックしてインストールを実行します。

コマンド実行時に「sudo: command not found」というエラーが返された場合は、「sudo」を付けずにもう一度試してください。「UNTRUSTED_CERT_TITLE」というエラーが出た場合は、年を変えて(たとえば2019年にして)再試行してください。

エラーを解消できましたか?まだの場合は、次の対処法に進みましょう。

対処法3:macOSの起動可能なインストーラを作成する

別の方法として、macOSの起動可能なインストーラ(ブータブルUSB)を作成し、そこから起動してmacOSをインストールすることもできます。この方法には、正常に起動できる別のMacまたはWindows PCと、16GB以上の容量があるUSBメモリなどの外部ディスクが必要です。外部ドライブはフォーマットされるため中のデータがすべて消去されます。作業前に必要なファイルのバックアップを必ず取ってください。

(推奨)Macがまだ消去されていない場合や、予備のMacがある場合は、専用ガイドを参考に起動可能なインストーラを作成してください:「macOS用起動可能インストーラの作成方法 完全ガイド」

Macが現在起動できず、Windows PCが手元にある場合は、以下の手順で起動可能なインストーラを作成できます。

WindowsはAPFSやMac OS拡張(ジャーナリング)などのmacOSファイルシステムに対応していないため、サードパーティ製ツールを使って外部USBドライブをフォーマットし直す必要があります。TransMacには15日間の無料トライアルがあり、USBを起動可能なインストーラに書き込むことができます。ここではTransMacを使ってWindows上でmacOS起動可能インストーラを作成する手順を紹介します。

  1. TransMacをPCにダウンロードしてインストールします。
  2. Appleのサイトから、インストールしたいmacOSのdmgファイルをダウンロードします。
  3. USBフラッシュドライブをPCに挿入します。
  4. TransMacを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
  5. 「Run」をクリックし、15秒待ちます。
  6. TransMac内でUSBドライブを右クリックし、「Format Disk for Mac」を選択します。
  7. 「Yes」をクリックします。
  8. ドライブに名前を付けて「OK」をクリックします。
  9. 「Yes」をタップします。
  10. フォーマット完了後に「OK」をクリックします。
  11. USBドライブを右クリックし、「Restore with Disk Image」を選択します。
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  12. 「Yes」をクリックし、dmgファイルが保存されているフォルダへ移動します。
  13. dmgファイルを選択し、USBへの書き込みを確認します。
  14. PCからUSBドライブを安全に取り外します。

起動可能なインストーラが完成したら、以下の手順でそれを使ってmacOSをインストールできます。なお、T2チップ搭載Macを使用している場合は、あらかじめ「起動セキュリティユーティリティ」で外部メディアからの起動を許可しておく必要があります。

  1. 起動可能なUSBインストーラをMacに接続します。
  2. エラーが発生しているMacをシステム終了します。
  3. 電源ボタンを押し、すぐにOption(Alt)キーを押し続けます。
  4. 起動可能なボリュームが表示された暗い画面が出たらキーを離します。
  5. 起動可能なインストーラを選択し、矢印をクリックします。
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  6. 求められた場合は言語を選択します。
  7. 「macOSをインストール(バージョン名)」を選択し、「続ける」をクリックします。
  8. 画面の指示に従って操作します。

対処法4:Macを消去する

上記の方法で解決しない場合は、Macを消去することを検討してください(すでに消去済みの場合は、再度消去します)。この操作により、Mac上のすべてのファイルと設定が削除されます。そのため、可能であれば事前にTime MachineでMacをバックアップしておきましょう。準備ができたら、以下の手順を実行します。

  1. Macの電源を切ります。
  2. 電源ボタンを押し、すぐにOption + Command + Rを押し続けます。
  3. 回転する地球儀が表示されたらキーを離します。
  4. 求められた場合は管理者ユーザーを選択してパスワードを入力します。
  5. 求められた場合はWi-Fiネットワークを選択します。
  6. 「ディスクユーティリティ」>「続ける」をクリックします。
  7. 利用可能な場合は「表示」>「すべてのデバイスを表示」をクリックします。
  8. 最上位のディスク(例:Apple SSD)を選択し、「消去」をクリックします。
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  9. 必要に応じて起動ディスクの名前を変更します。
  10. macOS 10.12.4 Sierra以降をインストールする場合はフォーマットを「APFS」に設定します。それより前のバージョンの場合は「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択します。
  11. スキームは「GUIDパーティションマップ」を選択します。
  12. Macを消去してよいか確認します。
  13. 消去が完了するまで待ちます。
  14. ディスクユーティリティを閉じます。
  15. 「macOSを再インストール(バージョン名)」をクリックしてインストールを開始します。

これでエラーが解消され、目的の作業が完了していれば幸いです。まだ解決していない場合は、前の対処法の手順を繰り返して起動可能なインストーラから起動し、macOSの再インストールに直接進むのではなく、先にMacを消去してからインストールを行ってください。

対処法5:Beta Access Utilityをインストールする

macOSのベータ版をインストールしようとしたときに「回復サーバー上のインストーラ情報が破損しています」というエラーが表示される場合は、macOS Public Beta Access UtilityまたはmacOS Developer Access Utilityをダウンロードしてインストールし、MacをApple Beta Software Programに登録する必要があります。すでに登録済みの場合は、もう一度試してみてください。

ユーティリティのインストール後、以前ダウンロードしたインストーラをアプリケーションフォルダから削除し、システム設定(またはApp Store)のソフトウェア・アップデートからベータ版のアップデートを入手してください。

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