macOSで「開発元が未確認のため開けません」エラーを解決する4つの方法
App Storeや公認の開発元以外からダウンロードしたアプリをダブルクリックして起動しようとすると、「開発元が未確認のため、開くことができません」という警告が表示されることがあります。これは、macOSがデフォルトで未確認の開発元によるアプリの起動をブロックするよう設定されているためです。
この警告は通常、ダイアログウィンドウと「OK」ボタンとともに表示されます。Macでダブルクリックした際にこのメッセージが表示されやすいアプリの例は以下の通りです。
- 「qbittorrent」は開発元が未確認のため、開くことができません
- 「MITAppinventorSetup.pkg」は開発元が未確認のため、開くことができません
- 「Chromium」は開発元が未確認のため、開くことができません
- 「Setup.dmg」は開発元が未確認のため、開くことができません
- 「mysql-8.0.21-macos10.15-x86_64.pkg」は開発元が未確認のため、開くことができません
幸い、これはあくまで警告にすぎません。この記事で紹介する方法を使えば、「開発元が未確認」というエラーが表示されるアプリでも問題なく開けるようになります。
「開発元が未確認のため開けません」というエラーが表示される理由
マルウェアがデバイスに侵入する典型的な手法の一つは、正規のアプリに偽装するか、信頼されているアプリに自身を組み込むことです。「不審なサイトからアプリをダウンロードしてはいけない」と常に注意喚起されていますが、Appleはさらに一歩踏み込み、Macが悪意のあるプログラムに感染するリスクを減らし、ユーザーが意図しないソフトウェアを実行させられるのを防ぐ仕組みを導入しています。
その機能こそが「Gatekeeper(ゲートキーパー)」です。Gatekeeperは、アプリが公認された開発元によって作成されたものであるか、マルウェアが含まれていないかをチェックします。アプリの開発元が未確認の場合、「開発元が未確認のため開くことができません」というメッセージで警告します。また、開発元が確認済みのアプリであっても、Gatekeeperが起動の確認を求めるケースがあります。
「開発元が未確認のため開けません」エラーの解決方法
警告が表示されても、必ずしもそのアプリが有害というわけではありません。提供元が信頼できると確信できるなら、Gatekeeperを回避するか一時的に無効化することでアプリを起動できます。MacBookで未確認の開発元のアプリが開けない場合は、以下の4つの解決策を順番に試してみてください。
Macで未確認の開発元のアプリを使用する方法:
- 方法1:Controlキーを押しながらクリックしてアプリを開く
- 方法2:「プライバシーとセキュリティ」の「このまま開く」をクリック
- 方法3:ファイルの拡張属性(隔離フラグ)を削除する
- 方法4:「すべてのアプリケーション」からのダウンロードを許可する
方法1:Controlキーを押しながらクリックしてアプリを開く
未確認の開発元のアプリをMacで実行できるようにする最も簡単な方法は、Controlキーを押しながらアプリをクリックし、「開く」を選択することです。ショートカットメニューからセキュリティ設定を上書きし、通常どおりアプリを開けます。
具体的な手順は以下の通りです。
- アプリケーションフォルダから対象のアプリを見つけます。
- Controlキーを押しながらアプリをクリックします。
- ショートカットメニューから「開く」をクリックします。
- 確認ダイアログで再度「開く」をクリックします。
これ以降、そのアプリは安全なアプリとして記録され、今後は登録済みのアプリと同じようにダブルクリックだけで起動できるようになります。
ヒント: マウスでのControlクリックがうまくいかない場合は、内蔵トラックパッドで試してみてください。
方法2:「プライバシーとセキュリティ」の「このまま開く」をクリック
別の方法として、「プライバシーとセキュリティ」設定にある「このまま開く」ボタンをクリックして、ブロックされたアプリの起動を許可できます。このボタンは、アプリの起動を試みてから約1時間以内にのみ表示される点に注意してください。
macOS Ventura以降で未確認の開発元のアプリの起動を許可する手順:
- アップルメニュー >「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」を開きます。
- 「セキュリティ」セクションまでスクロールし、ブロックされたアプリに関するメッセージの横にある「このまま開く」をクリックします。
- 管理者の認証情報を入力し、「開く」をクリックします。
macOS Monterey以前で未確認の開発元のアプリの起動を許可する手順:
- アップルメニュー >「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」を開きます。
- 「一般」タブの鍵アイコンをクリックしてロックを解除します。
- 「このまま開く」ボタンをクリックします。
Macで「このまま開く」が機能しない場合は、macOSのクリーン再インストールを検討するか、この記事の他の解決策を試してエラーを修正してください。
方法3:ファイルの拡張属性(隔離フラグ)を削除する
HTTPSやHTTP経由、メール添付ファイル、AirDropなどでインターネットからファイルをダウンロードすると、ダウンロードを実行したアプリによって隔離フラグ(quarantine flag)が付与されるのが一般的です。Gatekeeperはこのcom.apple.quarantine属性を利用して、アプリをチェックすべきか、ブロックすべきかを判断しています。
Gatekeeperによるチェックや、未確認の開発元のアプリの使用を妨げる警告を回避したい場合は、この属性を削除しましょう。
MacBookで未確認の開発元のアプリが開けないときの対処手順:
- 「ターミナル」を開きます(アプリケーション > ユーティリティ)。
- 以下のコマンドを入力してReturnキーを押します。
sudo xattr -rd com.apple.quarantine /Applications/アプリ名.app - 管理者パスワードを入力して実行します。
コマンドの-rオプションはアプリ内のすべてのファイルの隔離属性を選択し、-dオプションがそれらを削除します。実行後は、アプリを開けるようになっているはずです。
「no such xattr: com.apple.quarantine」と表示される場合は?
このエラーが出た場合、そのファイルにはすでに隔離属性が付与されていないことを意味します。つまりGatekeeperによるチェックは行われないため、そのままアプリを開くことができます。
方法4:「すべてのアプリケーション」からのダウンロードを許可する
最初の3つの方法は、ブロックされたアプリに個別の例外を設けるアプローチでした。それでもアプリを使用できない場合は、「プライバシーとセキュリティ」の設定を変更して「すべてのアプリケーション」からのダウンロードを許可しましょう。こうすることで、未確認の開発元によるすべてのアプリの起動が可能になります。
「すべてのアプリケーション」オプションはデフォルトで非表示になっており、Gatekeeperを無効化する必要があります。以下の手順で、ターミナルを使って未確認の開発元のアプリのインストールや起動を許可しましょう。
- 「ターミナル」を開きます。
- 以下のコマンドを入力してReturnキーを押します。
sudo spctl --master-disable - 管理者パスワードを入力します。
- 「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」を開くと、「すべてのアプリケーション」オプションが表示され、選択できるようになります。
注意: セキュリティ防御をオフにすると、マルウェアをインストールしてしまうリスクが高まります。目的のアプリの起動が完了したら、必ず「すべてのアプリケーション」オプションを無効に戻しておきましょう。その際は、ターミナルで以下のコマンドを実行します。sudo spctl --master-enable
Macで未確認の開発元のアプリを使用する方法をご理解いただけたでしょうか。この解決策が役に立ったら、ぜひ他の方にもシェアしてください。
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