Macで削除されたフォルダを復元する全方法まとめ
ファイルを1つ誤って削除してしまうだけでも嫌なものですが、フォルダごと消してしまうと、そのダメージは計り知れません。もしあなたが最近このようなデータ消失に遭遇し、「Macで削除されたフォルダをどうやって取り戻せばいいのか」と調べているのであれば、この記事がお役に立ちます。
朗報があります。完全に削除されたフォルダでも、重要なデータを失うことなく復元できるケースは少なくありません。ただし、できるだけ早く復元作業を開始し、状況に最適なデータ復元方法を選ぶことが重要です。
Macのフォルダ構造を理解しよう
自分のデータ消失状況に合った最適な復元方法を選ぶには、Macのフォルダ構造について最低限の知識を持っておく必要があります。

上のスクリーンショットのとおり、Macのディレクトリ構造は主に以下の4つのフォルダで構成されています。
- 💻 アプリケーション(Applications):名前のとおり、Macにインストールされたすべてのアプリが格納されている場所です。このフォルダ自体を簡単に削除することはできないため、復元が必要になることはほぼありません。万が一必要になった場合は、Time Machineバックアップからの復元をおすすめします。
- 📚 ライブラリ(Library):macOSや各アプリケーションが、データ、設定、キャッシュファイルなどの重要情報を保存している場所です。ライブラリフォルダ全体を削除することはできませんが、中にあるフォルダは削除可能で、それによりアプリが正常に動作しなくなることがあります。削除されたライブラリフォルダを復元するには、リカバリーモードで起動し、Time Machineから復元しましょう。
- ⚙️ システム(System):OSの動作に必要なさまざまなファイルが格納されており、一般ユーザーが内容を変更することはできません。このフォルダに問題が発生した場合は、macOSを再インストールし、バックアップからデータを復元するのが一般的な対処法となります。
- 👤 ユーザ(Users):ドキュメント、動画、音楽、写真などの個人データがすべて保存されている場所です。当然ながら、ユーザフォルダはMacで最も復元されることの多いフォルダです。バックアップからの復元に加え、データ復元ソフトウェアを使った復元にも対応しています。
一般的に、ユーザディレクトリ以外のメインフォルダ内のフォルダを誤って削除・紛失してしまった場合は、バックアップからMacを復元するか、バックアップがない場合はmacOSを再インストールして不足しているシステムファイルを補う必要があります。
一方、ユーザディレクトリ内にあったフォルダを復元したい場合は、バックアップからの復元かデータ復元ソフトウェアのどちらかを選択できます。次のセクションでは、Macで削除されたフォルダを復元するすべての方法を詳しく解説しますので、自分の状況に最も合った方法を見つけてください。
Macで削除されたフォルダを復元する3つの方法
Macで削除されたフォルダを取り戻す際に知っておくべき、主なデータ復元方法は3つあります。
方法1:ゴミ箱を確認する
ゴミ箱(Trash)は、削除されたファイルやフォルダがシステムから完全に消去される前に一時的に移動される特殊な隠しフォルダです。通常、30日経過すると自動的に完全削除されるため、データを取り戻すための猶予はかなり十分にあります。
ゴミ箱から削除されたフォルダを復元する手順は以下のとおりです。
- Dock右端にあるゴミ箱のアイコンをクリックして開きます。

- 復元したいフォルダを右クリックします。
- 「戻す」を選択します。

これで、削除されたフォルダが中身のファイルごと元の場所へ戻されます。
ターミナルを使ってゴミ箱を確認する方法
ゴミ箱はターミナルからも確認できます。これは、正常に起動しないMacから削除済みフォルダを取り戻したい場合などに役立ちます。手順は以下のとおりです。
- /アプリケーション/ユーティリティ から「ターミナル」を起動します。
- 「cd .Trash」コマンドを入力して、ゴミ箱フォルダへ移動します。
- 「ls -al ~/.Trash」コマンドを入力すると、ゴミ箱の中身を表示できます。
また、ターミナルで削除済みフォルダをホームフォルダへ移動したい場合は、次のコマンドを入力します:「mv フォルダ名 ../」(「フォルダ名」の部分には実際のフォルダ名を入力してください)。
方法2:バックアップ(Time Machine)から復元する
AppleがmacOSにTime Machineというバックアップソフトを標準搭載しているのには理由があります。バックアップこそが、Macで削除されたフォルダを復元する最も確実な方法だからです。削除されたシステムフォルダやアプリケーションのライブラリを含むMacを元の状態に戻せるのは、事実上バックアップだけです。
もちろん、バックアップを作成していなければ、バックアップからフォルダを復元することはできません。その場合は、後述するMac用データ復元ソフトウェアが唯一の選択肢となります。ただし、Time Machineのバックアップがあれば、数分で失われたフォルダを復元できるはずです。
Time Machineバックアップからフォルダを復元する手順:
- Time MachineのバックアップディスクをMacに接続します。
- 失われたフォルダが保存されていたフォルダを開きます。たとえばデスクトップにあったフォルダを復元する場合は、Finderでデスクトップフォルダを開きます。
- メニューバーのTime Machineアイコンをクリックし、「Time Machineに入る」を選択します。

- 画面右端のタイムラインを使って、復元したいフォルダを探します。
- 失われたフォルダを選択し、「復元」をクリックします。

別の方法として、起動時に「⌘ + R」キーを押しながらMacを起動してリカバリーモードに入り、「Time Machineバックアップから復元」を選択すれば、ファイルだけでなく、バックアップ作成時点で使用していた特定のバージョンのmacOSも一緒に復元できます。部分的に削除されたライブラリやシステムフォルダの復元には、こちらの方法を使用してください。
方法3:Mac用データ復元ソフトウェアで復元する
まだゴミ箱に残っているフォルダや、別のドライブにバックアップがあるフォルダを復元することと、バックアップが一切ない状態で重要なファイルを含む完全に削除されたフォルダを復元することは、話が別です。後者のような場合は、Disk DrillのようなMac用データ復元ソフトウェアが最善の選択肢となります。
Disk Drillなら、ワンクリックであらゆるストレージデバイスをスキャンし、削除されたすべてのフォルダの中身を検出できます。よく使われる動画、音声、画像、ドキュメント、アーカイブの各ファイル形式に幅広く対応しているため、ユーザフォルダやそのサブフォルダの復元に最適です。
データ復元ソフトウェアでMacの削除されたフォルダを復元する手順:
- Disk Drillをダウンロードしてインストールします。

- Disk Drillを起動し、削除されたフォルダがあったストレージデバイスの横にある「復元」をクリックします。

- スキャン結果を確認し、削除されたフォルダに含まれていたファイルをすべて選択します。Disk Drillはスキャン結果をファイル形式ごとに整理するため、目的のファイルが複数のフォルダに分散している場合がある点に注意してください。選択できたら、再度「復元」ボタンをクリックします。

- 最後に、復元先として適切なストレージデバイスを選択し、「選択」をクリックして完了です。

✅ macOSで削除されたファイルを復元するその他の方法についても、ぜひチェックしてみてください。
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