Windows 10/11の起動可能なUSBインストールメディアの作り方|初心者向けステップバイステップガイド
Windowsを再インストールしたい、クリーンインストールで初期状態に戻したい、不調なPCをトラブルシューティングしたい、複数台のPCに同じ環境を構築したい、あるいはWindowsをアップグレードしたい——そんなときに役立つのがWindows 10/11のインストールメディア(起動可能なUSBメモリ/DVD)の作成です。システムファイルを含んだUSBメモリから直接Windowsを起動できるため、OSのセットアップが格段にスムーズになります。
🔔 各バージョンのWindows ISOファイルをまとめて確認したい方は「Windows ISOダウンロードセンター」をご利用ください。旧バージョンのISOが必要な場合は「Windows ダウンロードリポジトリ(旧版・最新版対応)」を参照してください。
Windowsのインストールメディアは、無料で利用できる3つの方法で作成できます。
インストールメディア作成に必要なもの
- 安定したインターネット回線に接続できるパソコン
- 8GB以上の容量がある空のUSBメモリまたは外付けハードディスク(DVDでも可)
⚠️ 注意: インストールメディアを作成すると、対象のUSBメモリや外付けディスク内のデータはすべて消去されます。重要なファイルが保存されている場合は、あらかじめiBoysoft DiskGeeker for Windowsなどのクローンツールでドライブのバックアップ(複製)を取っておきましょう。
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
方法1:Microsoft公式の「メディア作成ツール」を使う
もっとも確実なのは、Microsoftが提供する公式ツール「Media Creation Tool」を使う方法です。ISOファイルをローカルディスクにダウンロードすることも、そのまま起動可能なUSBメモリを作成することもできます。なお、このツールは既存のWindows ISOイメージには対応しておらず、必ずツール経由でISOをダウンロードして起動用ドライブを作る仕組みになっています。
以下の手順でWindows 10のインストールメディアを作成できます。
- Windows 10 ISOダウンロードセンターにアクセスし、ツールをダウンロードしてインストールします。
特定のエディション(Home版など)が必要な場合は、「Windows 10 Home エディションのダウンロード」ページから入手してください。 - ダウンロードした「MediaCreationToolW10.exe」を起動し、セットアップウィザードが表示されるまで待ちます。
- ライセンス条項が表示されたら「同意」をクリックします。
- 「別のPCのインストール メディアを作成する(USBフラッシュ ドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択し、「次へ」をクリックします。

- 言語、エディション、アーキテクチャ(32bit/64bit)を選択します。現在PCに入っているWindowsと異なる仕様にしたい場合は、「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外してから設定してください。選択後、「次へ」をクリックします。

- 使用するメディアの種類を聞かれたら「USB フラッシュ ドライブ」を選択し、「次へ」をクリックします。

- 対象のUSBメモリを選択して「次へ」→「完了」をクリックすると、起動可能なUSBインストールドライブの作成が始まります。
方法2:「Rufus」でISOファイルをUSBに書き込む
オープンソースの定番ツールRufusを使えば、ISOイメージを簡単に起動可能なUSBメモリに書き込めます。動作が高速で、インストール不要なのも魅力です。ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックするだけで、すぐに使用を開始できます。
RufusでWindows 10/11の起動可能なUSBを作成するには、以下の手順に従ってください。
💡 ヒント: Windows 11 25H2など特定の機能更新プログラムが必要な場合は、「Windows 11 アップデート ダウンロードセンター」をチェックしましょう。全バージョンのWindows 11更新プログラムへのダイレクトリンクが掲載されています。
方法3:コマンドプロンプトでコマンドを実行して作成する
サードパーティ製ツールを使いたくない場合は、Windows標準のコマンドラインツール「コマンドプロンプト」とdiskpartコマンドを組み合わせる方法もあります。手順は以下の通りです。
- USBメモリをWindows PCに接続します。
- 検索バーに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。
- 「
diskpart」と入力してEnterキーを押します。
- 「
list disk」と入力してEnterキーを押すと、接続中のディスク一覧が表示されます。 - 「
select disk 1」(数字の1は一覧にあるUSBメモリの番号に置き換えてください)と入力してEnterキーを押し、対象のUSBメモリを選択します。 - 「
clean」と入力してEnterキーを押し、USBメモリをフォーマットします。 - 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーで実行します(Xは任意のドライブ文字に置き換えてください):
create partition primarylist paractiveselect partition 1format FS=NTFS label="bootableUSB" quick overrideassign letter=Xexit - 次のコマンドでISOファイルをマウントします(パスは実際のISOファイルの場所に置き換えてください):
PowerShell Mount-DiskImage -ImagePath "C:\path\to\Windows10.iso" - 再度diskpartを起動してボリューム情報を確認します。以下を1行ずつ実行してください:
DiskpartList volumeExit - 最後に、以下のコマンドを1行ずつ入力して実行します(XとEは、それぞれUSBメモリとISOファイルに割り当てられた適切なドライブ文字に置き換えてください):
E:cd bootbootsect /nt60 X:xcopy E:\*.* X:\ /E /F /H
これで、コマンド操作だけでWindowsの起動可能なUSBメモリが完成します。自分に合った方法を見つけたら、ぜひ周りの方にもシェアしてみてください!
おまけ:インストールメディアからWindows PCを起動する方法
目的のWindowsバージョンのインストールメディアが完成したら、設定のリセット、Windowsの再インストール、OSのアップグレードを行いたいPCを、そのメディアから起動できます。手順は以下の通りです。
- 作成したWindowsインストールメディアを、WindowsをインストールしたいPCに接続します。
- PCを再起動し、起動時に特定のキー(F2、F10、DELなど、機種によって異なります)を連打してBIOSまたはUEFI設定画面を開きます。
- ブート順序(起動デバイスの優先順位)の設定項目を探し、起動可能なUSBドライブをリストの一番上に移動します。
- 設定を保存してBIOS/UEFIを終了し、PCを再起動するとUSBメモリから起動します。
- Windowsのインストール画面が表示されたら、画面の指示に従ってインストールを完了させましょう。
あわせて読みたい記事:
・Windows 11 アップデート ダウンロードセンター(25H2、24H2、23H2、22H2、21H2対応)
・Windows 10 アップデート ダウンロードセンター(22H2以前)、またはメディア作成ツールなしでWindows 10 ISOをダウンロードする方法
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