Macのストレージを解放:iPhoneに影響を与えずにMacのメッセージを削除する方法
Macのメッセージをこまめに整理する習慣がないと、気づかないうちにデータが蓄積され、ストレージを大量に消費してしまいます。私自身、メッセージアプリがMacの30GBもの容量を占有していることに気づいたとき、「そろそろ大掃除が必要だ」と痛感しました。
同じような状況の方は、次のような疑問を持っているかもしれません。
- Mac上のメッセージだけを削除し、iPhoneには影響を与えない方法はあるのか?
- Macのメッセージを一括ですべて削除するにはどうすればいいのか?
- iCloudに保存しているのに、なぜMacでストレージを圧迫し続けるのか?
- 添付ファイルをiCloudに残したまま、Macからだけ削除する方法は?
本記事では、これらの疑問にお答えしながら、Macのメッセージを削除して容量を解放する方法を詳しく解説します。
| 方法 | 目的 | 難易度 |
|---|---|---|
| iBoysoft DiskGeekerでメッセージを削除 | すべてのメッセージ・添付ファイル・キャッシュを一括削除 | 低(クリック数回で完了) |
| メッセージアプリで特定の会話を削除 | 選択したメッセージ・会話・添付ファイルを削除 | 低(ただし時間がかかる) |
| ストレージ管理/Finderで添付ファイルを削除 | 添付ファイルのみを削除 | 低(添付ファイルのみ対象) |
| ターミナルですべてのメッセージを削除 | 全メッセージと添付ファイルを削除 | 中(コマンドの知識が必要) |
| Finderでメッセージのキャッシュを削除 | メッセージのキャッシュを削除 | 低(おすすめ) |
| Macからメッセージアプリを削除 | メッセージアプリのアンインストール | 高(動作しない可能性あり) |
| メッセージを自動削除する設定 | 将来の削除作業の手間を省く | 低(設定した期間で一括削除) |
なぜMacでメッセージがストレージを大量に消費するのか?
送受信したすべてのメッセージは、Macのストレージの一部を使用します。テキストメッセージ自体はそれほど容量を取りませんが、動画、写真、GIF、絵文字、ステッカー、音声ファイルなどの添付データは、Macの空き容量を大きく消費する原因になります。
さらに注意したいのは、メッセージのiCloud同期を有効にしても容量節約にはならないという点です。iCloudはクラウド専用の保存サービスではなく「同期サービス」だからです。メッセージのコピーはローカルディスクとクラウドの両方に保持され、同じApple IDでサインインし、iCloud経由のメッセージ同期が有効になっている複数のAppleデバイス間で共有されます。
実際、「Macストレージを最適化」という機能があり、古い書類をiCloudに保存して、最近開いたファイルだけをMacに残すことができます。ただし、この機能が作動するのはMacの空き容量が不足したときのみです。設定は「システム設定 > Apple ID > iCloud > Macストレージを最適化」からオンにできます。
iPhoneに影響を与えずにMacのメッセージを削除するには?
「Macでメッセージを削除すると、iPhoneからも消えてしまう?」と疑問に思う方もいるでしょう。
答えは、両方のデバイスでiCloud同期が有効かどうかによります。両デバイスでメッセージのiCloud同期がオンになっている場合、Macで削除したメッセージはiPhoneからも削除されます。
そのため、iPhoneやiPadなど他のAppleデバイスに影響を与えずにMacのメッセージだけを削除したい場合は、Mac側でメッセージのiCloud同期をオフにすることをおすすめします。手順は以下の通りです。
- メッセージアプリを開きます。
- 画面左上のメニューバーから「メッセージ > 設定/環境設定」を選択します。
- 「iMessage」タブを選択します。
- 「このMacでiCloudのメッセージを有効化」のチェックを外します。
- 「このデバイスを無効にする」をクリックします。

一方、すべてのデバイスでメッセージをまとめて削除したい場合は、「このMacでiCloudのメッセージを有効化」をオンのままにしておきましょう。
Macのメッセージをすべて削除する最も簡単な方法
Macでメッセージが占有する容量を素早く解放する最も簡単な方法は、会話履歴、不要な添付ファイル、キャッシュをまとめて削除することです。メッセージの量が多い場合、手動での削除には膨大な時間がかかります。幸い、以下の手順なら短時間で一括削除できます。
ここでは、ディスククリーナー「iBoysoft DiskGeeker for Mac」を使って、Mac上のすべてのメッセージと選択した添付ファイルを効率的に削除します。このツールはドライブを解析し、すべてのファイルをサイズの大きい順に表示するため、メッセージや添付ファイルだけでなく、その他の容量を食うファイルも素早く特定・削除できます。
メッセージアプリを終了してから、以下の手順を実行してください。
ステップ1:iBoysoft DiskGeeker for Macをダウンロードしてインストールします。
ステップ2:ディスククリーナーを開き、データボリュームを選択して「Space Analyze(スペース解析)」をクリックします。

ステップ3:スキャン完了後、Macの容量使用状況がひと目で把握できるようになります。
ステップ4:「Users/ユーザー名/Library/Messages」フォルダへ移動します。
警告: 以降の手順では、選択したメッセージ、添付ファイル、キャッシュが完全に削除されます。必要なデータは事前にバックアップしておいてください。
ステップ5:「Attachments」フォルダを開き、不要なファイルやフォルダを緑色のゴミ箱アイコンにドラッグ&ドロップし、「Delete」ボタンをクリックして完全に削除します。

ステップ6:chat.db、chat.db-shm、chat.db-wal の各ファイルを削除して、テキストメッセージをすべて消去します。

ステップ7:「Caches」フォルダまたはそのサブフォルダを削除して、Macのメッセージキャッシュをクリアします。
ステップ8:Macを再起動します。
メッセージファイルを削除した後は、Mac上の他の大きなファイルの削除に進むこともできます。また、ディスク速度のチェック、ディスクの健康状態の確認、ジャンクファイルのクリーニングなど、アプリの他の機能を活用するのもよいでしょう。
ヒント: メッセージ削除後に解放された容量がすぐに利用可能として表示されない場合は、Macを再起動してから再度確認してください。
Macのメッセージを個別に削除する方法
不要なメッセージ、添付ファイル、絵文字、特定の会話だけを削除したい場合は、メッセージアプリ内で直接操作できます。
- メッセージアプリを開きます。
- 削除したい会話またはメッセージを選択し、右クリックして「削除」を選択します。

- 削除を確認します。
Macのメッセージ添付ファイルを削除する方法
音声、動画、ステッカー、画像などのメッセージ添付ファイルは「Library/Attachments」ディレクトリに保存されています。「ストレージ管理」またはFinderを使って削除できます。
ストレージ管理から削除する方法(macOS Ventura以降):
- メッセージアプリを終了します。
- Appleメニュー > 「システム設定」>「一般」>「ストレージ」を開きます。
- 「メッセージ」の横の情報アイコンをクリックします。
- 不要な添付ファイルを右クリックして「削除」を選択します。
- メッセージアプリを再起動します。
ストレージ管理から削除する方法(macOS Monterey以前):
- メッセージアプリを終了します。
- Appleメニュー > 「このMacについて」を開きます。
- 「ストレージ」タブを選択し、「管理」をクリックします。
- 左サイドバーの「メッセージ」をクリックします。
- 不要な添付ファイルを右クリックして「削除」を選択します。
- メッセージアプリを再起動します。
Finderから削除する方法:
- メッセージアプリを閉じて、Finderを開きます。
- 「移動 > フォルダへ移動」をクリックします。
- 「~/Library/Messages/Attachments」と入力してEnterキーを押します。

- 不要になった添付ファイルやフォルダを右クリックし、「ゴミ箱に入れる」を選択します。
- Dock右下のゴミ箱アイコンを右クリックし、「ゴミ箱を空にする」を選択します。
- メッセージアプリを再起動します。
ターミナルでMacのメッセージを一括削除する方法
Macのコマンドラインインターフェース「ターミナル」を使えば、コマンドを実行するだけで全メッセージを一度に削除できます。手順は以下の通りです。
- メッセージアプリを終了します。
- ターミナルを起動します。
- 以下のコマンドを実行して、すべてのメッセージを削除します。
rm -r ~/Library/Messages/chat - 続いて、以下のコマンドでメッセージの添付ファイルを削除します。
rm -r ~/Library/Messages/Attachments/??
Macのメッセージキャッシュをクリアする方法
メッセージアプリの「Caches」フォルダも、Macの内部ストレージをかなり占有します。以下の手順で削除できます。
- メッセージアプリを終了します。
- Finderを開きます。
- Command + Shift + G キーを押して「フォルダへ移動」を開きます。
- 「~/Library/Messages」と入力してEnterキーを押します。
- 「Caches」フォルダを右クリックしてゴミ箱に移動します。

- ゴミ箱を空にします。
Macからメッセージアプリを削除(アンインストール)する方法
より根本的な解決策として、Macからメッセージアプリ自体を削除する方法もあります。ただし、macOSではデフォルトでシステムアプリの削除が許可されていないため、おすすめはできません。
SIP(システム整合性保護)を無効化すればメッセージアプリをアンインストールできる可能性もありますが、それでも削除されるのはアプリ本体のみで、アプリが生成したファイルは別途クリーンアップが必要になる点に注意してください。
Macのメッセージを自動的に削除する方法
今後メッセージがMacの容量を圧迫するのを防ぎたい場合は、メッセージを「30日」または「1年」後に自動削除するよう設定できます。手順は以下の通りです。
- メッセージアプリを開きます。
- 「メッセージ > 設定/環境設定」を開きます。
- 「一般」タブを選択します。
- 「メッセージの保持期間」で「30日」または「1年」を選択します。
この設定を行うと、指定した期間を過ぎたメッセージは自動的に削除されるようになり、手動での削除作業が不要になります。
テキストメッセージはストレージを消費する?
テキストメッセージ自体が占める容量はごくわずかです。しかし、メッセージに添付された写真や動画などのファイルは、Macの容量を大幅に消費することがあります。メッセージがストレージを圧迫していると感じたら、本記事で紹介した方法を参考に、不要なメッセージや添付ファイルを削除して、快適なMac環境を取り戻しましょう。
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