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Time Machine復元後にMacが起動しない?段階的に試せる10の解決策

工場出荷状態への初期化後やmacOSのダウングレード、新しいMacへの移行など、Time Machineを使ってMacを復元したのに、いざ起動しようとしたら電源が入らない——そんなトラブルに遭遇することは少なくありません。

状況はさまざまですが、「Time Machine復元後にMacが起動しない」という問題に直面したら、この記事の手順に沿って対処すれば、ほとんどの場合解決できます。

Time Machine復元後にMacが起動しないときの対処法

黒画面やグレー画面のまま起動しないケースも、プログレスバーがほぼ完了しているのに何時間も止まったままのケースも、以下の方法で解決できる可能性があります。ここで紹介する対処法は、Time Machine復元後の起動トラブルのほぼすべてのパターンに対応しています。

1. Macを充電する

Time Machineバックアップからの復元には長時間かかることが多く、大量の電力を消費します。「復元後に黒画面のままMacBookが起動しない」という場合は、まずバッテリー切れを疑いましょう。

MacBook ProまたはAirをできれば15分以上充電してから、Touch ID(電源ボタン)を押して起動するかどうか確認してください。

Time Machine復元後にMacが起動しない?段階的に試せる10の解決策

2. Macを強制再起動する

通常、Time Machineの復元には数時間かかりますが、バックアップサイズが大きくないのに復元がいつまでも終わらないのは異常なサインです。

復元プロセスが固まって再起動できない場合は、強制再起動を試してみましょう。iMacでTime Machineバックアップの取り込み後に再起動のまま固まる場合にも有効です。

手順は以下の通りです。

  1. 電源ボタンを約10秒間押し続けて、Macを完全にシャットダウンします。
  2. 少し待ちます。
  3. 電源ボタンを2〜3秒押して、Macの電源を入れます。

3. 不要な周辺機器を取り外す

多数のデバイスを接続したUSBハブがMacに接続されていませんか?また、Time Machine用の外付けHDDでファイルを復元する際に、他の外部デバイスを同時に接続していませんか?複数の周辺機器は電力を消耗させたり、不具合の原因になったりして、起動障害を引き起こすことがあります。

すべての周辺機器を取り外してから、Macが起動するかどうか確認してください。

Time Machine復元後にMacが起動しない?段階的に試せる10の解決策

4. 起動セキュリティ設定を変更する

リカバリーモードで「Time Machineバックアップから復元」を選んでmacOSのダウングレードや以前の状態への復帰を行った場合、起動時のセキュリティ設定が制限されていることが原因で起動しないケースがあります。

macOSリカバリーモードで起動セキュリティ設定を変更し、Time Machineの外付けドライブからの起動を許可しましょう。

その後、macOSユーティリティ画面に戻り、再度「Time Machineバックアップから復元」を選択して、外付けドライブから復元・起動できるようにします。

5. セーフモードで起動する

「復元後に黒画面のままMacBookが起動しない」原因として、ログイン項目(サードパーティ製アプリ)の干渉も考えられます。これらのプログラムはログイン時に自動的に起動します。

起動時にこれらが実行されないよう、セーフモードで起動しましょう。Macのセーフブートではサードパーティ製ソフトウェアの読み込みが防止されると同時に、起動ディスクのエラー検査と診断も行われます。

Intel搭載Macをセーフモードで起動する方法:

  1. 電源ボタンを押してMacを起動すると同時に、Shiftキーを押し続けます。
  2. ログイン画面が表示されたらキーを離します。

Apple Silicon搭載Macをセーフモードで起動する方法:

  1. 起動オプションが画面に表示されるまで、電源ボタンを押し続けます。
  2. 起動ディスクを選択し、同時にShiftキーを押し続けます。
  3. 「セーフモードで続ける」をクリックし、Shiftキーを離します。

セーフモードで起動したら、スタートアップ項目を無効化します。

  1. Appleメニュー > システム環境設定 > ユーザーとグループ を開きます。
  2. 鍵アイコンをクリックし、管理者アカウントの情報を入力して変更を許可します。
  3. 「ログイン項目」タブで不要なプログラムを選択し、下の削除ボタン(-)をクリックしてリストから削除します。
    Time Machine復元後にMacが起動しない?段階的に試せる10の解決策

その後、Macを再起動して正常に起動できるか確認しましょう。

6. NVRAMをリセットする

NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)は、画面解像度や起動ディスクの設定など、システム設定情報を保持するMac内の小さなメモリ領域です。Macの起動速度やパフォーマンスにも関わっています。

NVRAMをリセットすることで、Time Machine復元後の起動不良の原因となるエラーを解消できる場合があります。なお、手動でのNVRAMリセットはIntel搭載Macのみ有効です。

  1. 電源ボタンを数秒間押し続けて、Macを完全にシャットダウンします。
  2. 電源ボタンとOption + Command + P + Rキーを同時に約20秒間押し続けます。
  3. 2回目の起動音が聞こえたら、またはAppleロゴが2回目に表示されて消えたら、すべてのキーを離します。

7. SMCをリセットする

SMC(システム管理コントローラ)は、Intel搭載Macにおいて電源供給やバッテリー管理などの低レベル設定を担っています。SMCをリセットすることで、SMCの不具合による「復元が終わらない」「起動しない」といった問題を切り分けられます。

  1. 電源ボタンを10秒間押し続けて、Macの電源を切ります。
  2. Macを電源に接続します。
  3. 電源ボタンと左側のShift + Control + Optionキーを同時に10秒間押し続けます。
  4. すべてのキーを離します。
  5. 電源ボタン(Touch ID)を押して、Macが起動するか確認します。

8. リカバリーモードで起動ディスクをチェックする

それでも起動しない場合は、macOSリカバリーモードでディスクユーティリティのFirst Aidを実行し、起動ディスク(Macintosh HDまたはmacOSボリューム)の細かなエラーを検査・修復しましょう。

First Aidの検査が完了したら、Appleメニュー > 再起動 をクリックして、Macが正常に再起動するか確認します。

9. macOSを再インストールする

First Aidで起動ボリュームをチェックしても起動しない場合、Macのハードディスク自体が破損している可能性があります。Macを起動可能な状態に戻すには、ハードディスクを消去してリカバリーモードからmacOSを再インストールする必要があります。

ただし、Macを消去するとすべてのデータが完全に失われます。必要不可欠で代替できないファイルがある場合は、先にiBoysoft Data Recovery for Macなどのデータ復旧ソフトを使って、起動しないMacからデータを復旧しておきましょう。

その後、以下の手順でMacを消去してmacOSを再インストールします。

  1. Macをリカバリーモードで起動します。
  2. ディスクユーティリティをクリックします。
  3. Macintosh HDまたはmacOSボリュームを選択し、「消去」>「ボリュームグループを消去」をクリックします。
  4. 作成済みの非起動ボリュームがあれば削除します。
  5. macOSユーティリティ画面に戻り、「macOSを再インストール」をクリックします。
  6. 画面の指示に従って、macOSの再インストールを完了させます。

10. Appleサポートに問い合わせる

ここまでの対処でも解決しない場合、Macに未知のエラーやハードウェアの問題が発生している可能性があります。Appleサポートに相談すれば、専門的な技術支援を受けて「Time Machine復元後に起動しないMac」を修理してもらえるでしょう。

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