コマンドプロンプトとDISKPARTでハードディスクをフォーマットする方法【Windows 10/8/7対応】
このチュートリアルでは、コマンドプロンプトの「format」コマンドまたは「DISKPART」ツールを使ってハードドライブをフォーマットする手順を、ステップバイステップで解説します。フォーマットを実行するとドライブ内のすべてのデータが失われるため、作業前に必要なデータのバックアップを必ず取っておいてください。
すべてのWindowsバージョンにおいて、パーティションやハードディスクの削除・作成・フォーマットには「ディスクの管理」ツールを使うのが最も一般的な方法です。しかし、ファイルシステムの破損やRAW形式など、さまざまな理由でWindowsがハードディスクを認識できない場合があります。そのようなときは「ディスクの管理」からパーティションやボリュームを操作できません。
本ガイドでは、Windows 10/8/7環境でコマンドプロンプトの「format」コマンドや「DiskPart」コマンドラインツールを使用して、HDDやSSDをフォーマット(または安全に消去)する詳細な手順を紹介します。なお、同じ手順はWindows回復環境(WinRE)からハードディスクをフォーマットする際にも利用できます。
- 関連記事: 売却前にハードディスクやパソコンを安全に消去する方法
コマンドプロンプトまたはDISKPARTでドライブをフォーマットする方法
手順1. コマンドプロンプトを管理者として起動します。手順は以下の通りです。
1. 検索ボックスに「cmd」または「コマンドプロンプト」と入力します。
2. 表示された「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

手順2. 次の2つの方法のいずれかを使ってドライブをフォーマットします。
コマンドプロンプト(CMD)でディスクをフォーマットする
DISKPARTを使ってディスクをフォーマットする
方法1. コマンドプロンプト(CMD)でHDD・SSDをフォーマットする
手順1. フォーマットしたいドライブの「ボリュームラベル」を確認します。次のコマンドを入力してください。*
- vol X:
* 注意:
1. 「X」はフォーマットしたいディスクのドライブ文字です。
2. フォーマット対象のドライブ選択は、十分に注意して行ってください。
例:Dドライブをフォーマットしたい場合は「vol D:」と入力します。

手順2. ハードディスクをフォーマット(データを消去)するには、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
- format X:
手順3. 「現在のボリュームラベルを入力してください」と表示されたら、先ほど確認したボリュームラベルを入力してEnterキーを押します。
例:ボリュームラベルが「New Volume」のDドライブをフォーマットする場合は、次のコマンドを順に入力します。
- format D:
- New Volume
- Y

FORMATコマンドのその他の使用例:
- コマンドプロンプトでクイックフォーマットを実行する場合:format X: /q

- 特定のファイルシステムを指定してフォーマットする場合:format X: /FS:Filesystem*
* 注意:「Filesystem」には、FAT、FAT32、exFAT、NTFS、UDFのいずれかを指定できます。例:
-
- DドライブをNTFSでフォーマットする:format D: /fs:NTFS
- DドライブをFAT32でフォーマットする:format D: /fs:fat32
- DドライブをexFATでフォーマットする:format D: /fs:exFAT

- 全セクタにゼロを書き込んでデータを完全に消去する低レベルフォーマットを行う場合:format X: /FS:Filesystem /p:n*
* 注意:
1. 「n」は各セクタにゼロを書き込む回数です。このコマンドは1回の書き込みでも完了まで非常に長い時間がかかる点に注意してください。
2. ドライブ(HDD、USBメモリ、メモリーカードなど)をゼロで埋めると、保存されていたすべてのデータが永久に消去され、いかなる手段でも復元できなくなります。
-
- 例:DドライブをNTFSでフォーマットし、全セクタに2回ゼロを書き込む場合:format D: /fs:NTFS /p:2

方法2. DISKPARTを使ってハードディスクをフォーマットする
DISKPARTユーティリティでハードディスクをフォーマットするには、以下の手順に従います。
手順1. 管理者権限のコマンドプロンプトウィンドウで、次のように入力します。
- diskpart

手順2. DISKPARTのプロンプトで、次のように入力します。
- list disk
手順3. 表示されたディスク一覧から、フォーマットしたいディスクを特定します。容量(GB)を目安にすると簡単に判別できます。
手順4. 次のコマンドでディスクを選択します。*
- select disk ディスク番号
* 注意:「ディスク番号」は、フォーマットしたいディスクに割り当てられた番号です。
例:ここでは「ディスク1」をフォーマットします(下のスクリーンショット参照)。この場合のコマンドは「select disk 1」です。

手順5. 目的に応じて、次のいずれかのコマンドを入力してEnterキーを押します。
- ドライブ上のすべてのパーティションとデータを削除する場合:clean

- 全セクタにゼロを書き込んで、パーティションとデータを完全に消去する場合(低レベルフォーマット):clean all
* 注意:
1. 「clean all」コマンドは完了まで非常に長い時間がかかるため、気長にお待ちください(1TBの場合、約5〜6時間)。
2. ドライブをゼロで埋めると、保存されていたすべてのデータが永久に消去され、いかなる手段でも復元できなくなります。

手順6. 低レベルフォーマットが完了したら、次のコマンドでディスク上にパーティションを作成します。
- create partition primary
手順7. 新しく作成したパーティションを、次のコマンドでフォーマットします。
- format fs=ntfs quick
手順8. フォーマットが完了したら、次のコマンドでフォーマット済みパーティションにドライブ文字を割り当てます。
- assign
手順9. 最後に「exit」と入力してDiskPartを終了し、コマンドプロンプトウィンドウを閉じて完了です。

以上で作業は完了です!このガイドがお役に立てた場合は、ぜひコメントで体験談をお聞かせください。また、他の方にも届くようにシェアしていただけると嬉しいです。
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