LinuxでUSBハードディスクをフォーマットしてマウントする方法【コマンド付き解説】
このガイドでは、Linux環境でUSBハードディスクをフォーマットし、マウントして使用できるようにするまでの手順を解説します。USBメモリ(フラッシュドライブ)でも同じ手順が使えます。
筆者は先日新しいUSBハードディスクを購入し、Linuxサーバーのバックアップ用として利用することにしました。ここでは、そのドライブを実際にフォーマットしてマウントした際の手順を紹介します。
ステップ1:ディスクの認識状況を確認する
最初に行ったのは、接続したディスクがシステム上のどこに割り当てられたかを確認する作業です。以下のコマンドを実行します。
# tail -F /var/log/messages
この状態でドライブをサーバーに接続すると、「ドライブが /dev/sdc1 として利用可能になった」というログメッセージが表示されます。なお、最近のディストリビューションでは lsblk コマンドや dmesg コマンドでもデバイス名を簡単に確認できます。
ステップ2:ファイルシステムを選んでフォーマットする
Linuxが読み書きできるファイルシステムは多数ありますが、Windowsとの互換性を考えると選択肢は限られます。そこで今回は、両OSで安定して動作する実績のある「FAT」を採用しました。ドライブをFATでフォーマットするには、次のコマンドを実行します。
# mkfs.vfat /dev/sdc1
数分でフォーマットが完了し、すぐに使える状態になります。
注意: フォーマットを実行すると、対象デバイス上の既存データはすべて消去されます。間違ったデバイス(例:システムディスク)を指定しないよう、デバイス名は必ず再確認してください。
ステップ3:マウントポイントを作成してマウントする
次に、ドライブをマウントするためのディレクトリを作成します。
# mkdir /media/usbdisk
続いて、このマウントポイントに対してドライブをマウントします。
# mount -t vfat /dev/sdc1 /media/usbdisk
これで完了です。新しいハードディスクのフォーマットとマウントが完了し、すぐに使用できる状態になりました。必要なデータをコピーしたあとは、以下のコマンドでアンマウントします。
# umount /media/usbdisk
アンマウントは必ず実行しよう
最後のアンマウント作業は非常に重要です。アンマウントせずにドライブを抜くと、書き込み途中のデータが失われたり、ファイルシステムが破損したりする危険があります。必ず umount を実行してから取り外してください。
起動時に自動マウントする設定(/etc/fstab)
頻繁に使うUSBストレージをLinuxサーバーに常時接続しておく場合は、起動時に自動的にマウントされるよう設定しておくと便利です。/etc/fstab ファイルの末尾に、以下のようなエントリを追加します。
/dev/sdc1 /mnt/usbdrive vfat defaults 0 0
この設定により、サーバー起動時にドライブが自動的にマウントされ、マウント操作を意識することなく自動バックアップ運用が可能になります。なお、デバイス名は接続順序によって変わることがあるため、より確実に運用したい場合はUUIDを指定する方法も検討するとよいでしょう。
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