HDD Raw Copy Toolの使い方を徹底解説|無料の代替ツールとMac版もご紹介
この記事では、HDDローコピー(raw copy)とは何か、ドライブのローコピーが必要になる場面、無料ツール「HDD Raw Copy Tool」の具体的な使い方、さらにおすすめの無料代替ツールやMac向けツールまで、わかりやすく解説します。

故障したドライブから正常なドライブへのデータ移行がうまくいかない、あるいは破損したドライブからのデータ復元に失敗した——そんな経験はありませんか?こうした場合、バッドセクター(不良セクター)をスキップしながらドライブのローコピーを作成するのが、大切なファイルを守る最善の方法です。この記事をお探しの方は、おそらくそれが理由ではないでしょうか。
ここでは、無料でセクター単位のローディスククローンを作成する方法と、HDD Raw Copy Toolの代替ツールをご紹介します。まずは基本から見ていきましょう。
目次
- HDDローコピーとは?
- HDDローコピーが必要なのはどんなとき?
- HDD Raw Copy Toolの使い方(無料)
- HDD Raw Copy Toolの代替ツール
- Mac用HDD Raw Copyツール
HDDローコピーとは?
ローコピーとは、ドライブ上の使用済みセクターと未使用セクターを含む全領域を、そのまま完全に複製する方式です。迅速なデータ復旧、起動可能なバックアップの作成、データ移行などに特に役立ちます。ただし、ドライブ上のすべての情報が含まれるため、既存データだけをクローンする場合に比べて、完了までに時間がかかる点には注意が必要です。
さらに、バッドセクターなどの問題を抱えたドライブは、一部のローコピーツールでは複製できないことがあります。そのため、バッドセクターをスキップできる「HDD Raw Copy Tool」のようなツールを選ぶのがおすすめです。
HDDローコピーが必要なのはどんなとき?
以下のような場面では、ローディスクコピーを作成すると大変便利です。
- データ復旧のために、故障中または破損したドライブのコピーを作りたいとき
- OS、アプリの設定、ユーザーデータなどを含む古いドライブの全データを、新しいドライブへ移行したいとき
- 隠しパーティションや隠しファイルも含めた、セクター単位の完全なディスククローンが必要なとき
つまり、ハードディスクの「完全な複製」が必要な場面では、HDDローコピーの作成を検討しましょう。
HDD Raw Copy Toolの使い方(無料)
HDD Raw Copy Toolは、hddguru.comが開発した無料のディスククローンソフトで、ハードディスクをビット単位で完全複製したり、ディスクイメージを作成したりできる優れたツールの一つです。クローン作成時には、パーティションテーブル、ブートレコード、すべてのパーティション、空き領域といったデータを、バッドセクター以外すべてコピーします。
ディスクイメージの作成では、Windows XP/Vista/7/8、Windows Server 2003/2008/2008 R2、Linux上のドライブについて、rawイメージまたは圧縮イメージを正確に作成できます。また、カードリーダー経由でSDカード、メモリースティック、CompactFlash、MultiMediaCardなどのフラッシュメモリーカードの低レベル複製にも対応しています。
すべてのファイルシステム、SATA・IDE・SCSI・USB・FireWire・SASなどの標準的なドライブインターフェース、そしてIntel、Kingston、Samsung、東芝、Seagate、Western Digitalなど主要メーカーのHDD/SSDに幅広く対応している点も魅力です。
注意:ローディスククローンを作成するには、コピー元ディスクと同等以上の容量を持つコピー先ディスクを用意する必要があります。また、クローン処理によってコピー先ディスクのデータはすべて消去されるため、重要なファイルが残っていないか必ず事前に確認してください。
HDD Raw Copy Toolの基本的な操作手順は以下の通りです。
- hddguru.comから「HDD Raw Copy Tool」またはポータブル版をダウンロードします。
- 画面の指示に従ってインストールします。
- ツールを起動します。
- ローコピーを作成したいコピー元ドライブを選択し、「Continue」をクリックします。

コピー元ドライブを別のドライブにクローンする場合:
- コピー先ドライブを選択し、「Continue」をクリックします。

- コピー元・コピー先の指定に間違いがないことを確認し、「START」をクリックします。
- 「All data on the target device will be overwritten.(ターゲットデバイス上のすべてのデータが上書きされます)」という警告が表示されたら、「Yes」をクリックします。

- 処理が完了するまでじっくりと待ちます。

コピー元ドライブのイメージファイルを作成する場合:
- 「FILE」オプションを選択します。

- ファイル名を入力して、.imgc形式のファイルを作成します。
- 「START」をクリックします。
- 処理が完了するまで待ちます。
これらの手順を参考に、ぜひ安全なディスククローンを実現してください。
HDD Raw Copy Toolの代替ツール
HDD Raw Copy Toolの代替となるツールは数多く存在しますが、無料トライアルしか提供していないものも少なくありません。セクター単位のハードディスクコピーを完全無料で行えるツールを見つけるのは容易ではありませんが、幸い「ddrescue」と「diskclone」という2つの選択肢があります。
ddrescueは、無料かつオープンソースのデータ復旧ソフトウェアです。読み取りエラーを無視しながら故障しかけたハードディスクからデータをコピーできるため、不良セクターを抱えたディスクのクローン作成によく推奨されています。バッドセクターがある可能性の高いドライブのローコピーを作成し、そこからデータを復旧するという使い方が可能です。ただし、コマンドラインで動作するツールのため、Linuxに精通した上級者向けといえます。コマンド操作に慣れている方や挑戦してみたい方は、作業前に十分に調べておきましょう。
diskcloneも、完全無料で利用できるビット単位のディスククローンツールです。コピー元ドライブの内容を効率的にコピー先ドライブへ複製できます。
Mac用HDD Raw Copyツール
Macでハードディスクのビット単位コピーを行いたいなら、「iBoysoft DiskGeeker」がおすすめです。OS、設定、アプリ、システムファイルなど、コピー元ディスク上のすべてのデータを素早くコピー先ディスクへ転送できます。
大きなドライブをコピーする際、万が一処理が中断されても、2台のドライブがMacに接続されていれば自動的に再開されるのも嬉しいポイントです。
MacでHDDをSSDにコピーする手順は以下の通りです。
- iBoysoft DiskGeekerをダウンロードしてインストールします。
- コピー元とコピー先のドライブをMacに接続します。
- アプリを起動します。
- コピー元ドライブを選択し、「Clone」をクリックします。

- コピー先ドライブを選択します。
- 「クローンするとディスクのデータが上書きされる」という警告ポップアップが表示されたら、「OK」をクリックします。
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