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Microsoftサポート診断ツール(MSDT)の使い方とWindows 10のセルフ診断方法

Windows 10には、あまり知られていない隠れたツールのひとつとして「Microsoftサポート診断ツール(MSDT)」が搭載されています。普段は意識することのない存在ですが、いざというときに役立つため、このツールの役割や活用シーンを知っておくと安心です。

この記事では、MSDTの仕組みと起動方法、そして自分でPCを診断する方法について詳しく解説します。

Microsoftサポート診断ツール(MSDT)とは?

MSDTは、一般的な診断ツールとは少し性質が異なります。Windows 10には問題を自動的に修復・修正するツールが多数用意されていますが、MSDTはあくまで「PCの状態を記録して報告する」ことに特化したツールです。

さらに厄介なことに、MSDTはユーザーが単独で実行できるようになっていません。起動しようとするとパスキーの入力を求められますが、このパスキーは一般ユーザーが持っているものではないのです。

その理由は、MSDTがMicrosoftの大規模なサポートシステムの一部だからです。このツールが使われるのは、Microsoftのサポート技術者とやり取りをしていて、技術者がトラブルの詳細なログを必要だと判断した場合のみ。技術者から支給されたパスキーを入力すると、MSDTはPC上の操作状況の追跡を開始し、診断用データをMicrosoftへ送信します。その後、技術者の指示に従って特定の操作を実行したり、専用ツールを動かしたりすることで、PCの状態をより正確に把握できるようになります。

MSDTの起動方法

サポート技術者からMSDTの起動を求められた場合の手順はとても簡単です。

  1. 画面左下のスタートボタンをクリック
  2. MSDTと入力
  3. 表示された候補をクリックするか、Enterキーを押す
Microsoftサポート診断ツール(MSDT)の使い方とWindows 10のセルフ診断方法

ただし、ここから先に進めるのはパスキーを持っている場合だけです。実際にMicrosoftのサポート担当者とやり取りをしていて、明示的にパスキーを渡されていない限り、それ以上の操作はできません。とはいえ、事前に起動方法を知っておけば、サポート対応中に指示されたときもスムーズに対応できます。

自分でPCを診断する方法

「技術者からのパスキーを待たずに、今すぐ自分でPCの状態を確認したい」という方もいるでしょう。その場合は、MSDTではなく「システム診断レポート」を使用します。

1. ファイル名を指定して実行を開く

まず、スタートボタンをクリックし、「run」と入力します。表示された「ファイル名を指定して実行」をクリックするか、Enterキーを押してください。

Microsoftサポート診断ツール(MSDT)の使い方とWindows 10のセルフ診断方法

2. perfmon /report を実行する

「ファイル名を指定して実行」のウィンドウが開いたら、コマンドラインに perfmon /report と入力してEnterキーを押します。

Microsoftサポート診断ツール(MSDT)の使い方とWindows 10のセルフ診断方法

3. 診断結果を確認する

ウィンドウが立ち上がり、約60秒間の診断が自動的に実行されます。完了すると、検出されたエラーや気になる兆候が一覧で表示されます。

システム全体のエラーをざっと確認したいだけであれば、60秒間そのまま待てばOKです。一方、特定の不具合を調査したい場合は、この60秒の間に問題が発生する操作を実際に行ってみましょう。perfmonがその異常を捉えてくれる可能性があります。

まとめ:診断ツールは用途に合わせて使い分けよう

MSDTは起動自体は非常に簡単ですが、基本的にはサポート技術者から指示されたとき以外に使う場面はありません。日常的にWindows PCの状態をチェックしたいなら、perfmon /reportによるクイックヘルスチェックが手軽でおすすめです。

あなたがWindows 10のトラブルシューティングで愛用しているツールやソフトウェアがあれば、ぜひコメント欄で教えてください!


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