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Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

Macのカット機能は非常に便利な反面、使い方を誤るとあっという間にファイルを失ってしまう危険性もあります。ファイルをカットしたままペーストせずに、別のファイルをカットやコピーしてしまうと、元のファイルは通常消失してしまいます。

本記事では、Macでカット&ペースト中に失われたファイルを復元する方法を解説します。あわせて、カット機能とクリップボードの仕組み、そしてトラブルが起きたときの対処法についても理解を深められるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

Macにおける「カット」とは何か

「カット」(Command + X)は、選択した内容を切り取って「クリップボード」という仮想的な保管場所に一時保存する機能です。クリップボードに保存された内容は、「ペースト」(Command + V)を使えば、別の場所に貼り付けることができます。

ただし、クリップボードに保持できるのは一度に1つの項目だけです。新しい内容をカットまたはコピーすると、それまでクリップボードにあった内容は上書きされ、元に戻すことはできません。

一方、「削除」コマンドは選択した内容をクリップボードに保存せず、ファイルをごみ箱へ移動させます(幸い、Macではごみ箱を空にした後でもファイルを復元できる場合があります)。つまり、カットと削除の機能的な違いは、クリップボードを使うかどうかという点だけなのです。

Macでカットしたファイルを復元する方法

カット機能は、テキストや画像といったページ上のコンテンツだけでなく、Finderでのファイル整理にも活用できます。例えば、ファイルをカットして別のフォルダにペーストすれば、コピー後に元の場所へ戻って削除するという二度手間が省けます。

しかし、うっかりファイルをカットしてしまうことも珍しくありません。特に、別の操作をしてクリップボードが上書きされてしまった場合などは要注意です。ここからは、Macでカットしたファイルを復元する4つの方法を紹介します。

方法1:「取り消す」機能(Command + Z)を使う

「取り消す」(Command + Z)は、ページ上のコンテンツ以外にも有効です。誤ってカットを実行したフォルダを開いたままの状態であれば、Command + Zを押すことでカット操作を取り消せます。コピー&ペーストの取り消しにも対応しています。

方法2:クリップボードの中身を確認する

Command + Zが効かない場合は、実際にクリップボードの中身を開いて確認してみましょう。Finderを開き、メニューバーの「編集」>「クリップボードを表示」を選択すると、カット/コピーした内容を表示するウィンドウが立ち上がります。

Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

さらに、macOSには「セカンダリクリップボード」と呼ばれる機能があり、文字通りもう1つのクリップボードとして動作します。テキスト限定ですが、最初のクリップボードの内容を上書きすることなく、別のカット/コピー内容を保存できます。Control + Kでカット、Control + Yでペーストが可能です。

方法3:Time Machineのバックアップから復元する

ファイルをカットやコピーすると、クリップボードの内容は上書きされます。一度上書きされてしまうと、Macでクリップボードの履歴を復元することはできません。しかし、Time Machineを有効にしていれば、ファイルがまだ存在していた過去の時点のフォルダの「スナップショット」にアクセスできます。そこからファイルを取り出し、別の場所に保存しましょう。

※この方法は、ファイルをカットする前にTime Machineの設定が済んでいることが前提です。復元に使えるバックアップがない場合は、方法4に進んでください。

ステップ1. システム環境設定 > Time Machine を開きます。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

ステップ2. 「メニューバーにTime Machineを表示」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認し、ウィンドウを閉じます。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

ステップ3. Finderを開き、誤ってカットしたファイルがあったフォルダへ移動します(デスクトップのファイルを復元したい場合は、デスクトップフォルダへ移動します)。次に、メニューバーのTime Machineボタンをクリックし、「Time Machineに入る」を選択します。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

ステップ4. 画面右側の矢印を使って、目的のファイルが含まれるスナップショットを探します。ファイルをクリックして選択し、「復元」をクリックしてください。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

方法4:データ復元ソフトを使って復元する

Time Machineのバックアップがない場合、カットしたファイルを復元する唯一の現実的な手段は、データ復元ソフトの利用です。実は、ファイル自体はまだファイルシステム上に存在していますが、Finderからはアクセスできない状態(削除予定としてマークされている)になっています。データ復元ソフトを使えば、ファイルシステムから直接データを引き出し、再びアクセス可能な状態に戻せるのです。

本記事では、定番の「Disk Drill」を使用します。さまざまなファイル形式やデバイスでのデータ復元の検証に使用してきましたが、高い成功率を誇り、操作性も直感的なので初心者でも迷わず進められます。以下の手順で、カットしたファイルを復元しましょう。

ステップ1. Disk Drillをダウンロードしてインストールします。

ステップ2. Disk Drillを起動します(Finder > アプリケーション)。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

ステップ3. システムドライブ(通常は「Apple SSD」と表示されます)を選択し、「失われたデータを検索」をクリックします。別のストレージデバイスからファイルをカットしてしまった場合は、そのデバイスを選択してください。
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ステップ4. スキャンが完了するのを待っても構いませんし、すぐに「見つかった項目を確認」をクリックしてもOKです(Disk Drillは新しいデータを見つけ次第、結果に追加していきます)。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

ステップ5. 検索バーにファイル名や拡張子を入力すると、目的のファイルを素早く探せます。左サイドバーのオプションから、ファイルタイプで結果を絞り込むことも可能です。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

ステップ6. ファイルをプレビューして正しいものか確認するには、ファイル名の右側にマウスカーソルを合わせ、表示される目のアイコンをクリックします。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

ステップ7. 復元したいファイルのチェックボックスにチェックを入れ、「復元」をクリックします。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

ステップ8. 復元したファイルの保存先フォルダを選択し、「OK」をクリックします。上書きを防ぐため、USBメモリなどの外部ストレージを接続して、そこに保存することをおすすめします。
Macでカット&ペースト中に失ったファイルを復元する4つの方法

※Disk Drill Basic for Macでは、無料でのデータ復元は行えません。ただし、無制限の無料プレビュー機能が用意されているため、少なくともデータがまだ残っていて復元可能かどうかを確認できます。無料のデータ復元ソフトも存在しますが、それぞれ制限事項があります。利用する際は自己責任でお試しください。

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