Macで削除されたGoProファイルを復元する方法【9つの簡単ステップ】
GoProで撮影したファイルが見つからない場合、まずはデータの上書きを防ぐためにすぐにカメラの使用を中止してください。実はデータはまだGoProのメモリーカード内のファイルシステム上に残っており、適切な手順で取り出すことが可能です。本記事では、GoProのファイル復元手順をステップごとに詳しく解説します。あわせて、GoProメモリーカードに関する基本的な知識や、データ損失の主な原因についてもご紹介します。
GoProカメラが使用するファイル形式とは?
GoProは全部で4種類のファイル形式を使用しています。MP4、HEVC(HVEC)、THM、LRVです。最初の2つは映像の録画に使われる主要な形式で、残りの2つは「補助的な」形式です。GoProで頻繁に撮影する方は、これらの形式を把握しておくと安心です。
| 形式 | 概要 |
| MP4(MPEG-4) | GoProが動画に使用する2つの拡張子のうちの1つ。AVC(Advanced Video Coding)形式でH.264コーデックを使って記録されます。旧世代のGoPro HEROモデルの多くはMP4を採用しています。 |
| HEVC(High Efficiency Video Coding) | もう1つの動画用拡張子。GoPro HERO6 Black以降のモデルではHEVCが採用され、後継モデルではHEVCとH.264を選択できるようになりました。HEVCは最高画質を実現できますが、その分容量も大きくなります。 |
| THM(サムネイル) | 160×120ピクセルの小型画像ファイルで、保存済み動画の静止画プレビューとしてGoProが使用します。データ復元においてはそれほど重要ではありません。 |
| LRV(低解像度動画) | LRVファイルは低解像度版のMP4ファイルで、液晶画面での映像プレビューに使われます。こちらもデータ復元には必須ではありません(知識としては役立ちます)。 |
GoProカメラでデータが失われる主な原因
旧型のGoProは標準SDカードを使用していましたが、新型モデルはSDHCやSDXCを含むmicroSDカードを採用しています。これらのメモリーカードは堅牢なフラッシュストレージですが、それでも論理的・物理的な破損のリスクがあり、どちらの場合でもデータ損失につながる可能性があります。GoProユーザーによくあるトラブルを確認して、自分の状況に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
- 誤って削除: GoPro本体やMacへのデータ転送中に、うっかりファイルを削除してしまうことは珍しくありません。幸い、データはファイルシステム上にまだ残っていますが、新しいデータが書き込まれると上書きされてしまいます。
- フォーマット: メモリーカードをフォーマットするとスッキリ整理できますが、ストレージの中身は完全に消去されます。削除の場合と同様に、データ自体はファイルシステムに残っているものの、上書きされるのを待っている状態です。
- ウイルス感染: ウイルスはファイルの削除や破損を引き起こし、ドライブ全体が損傷することもあります。破損により、ファイルやドライブへアクセスできなくなることがあります。
- 電源の遮断: データの読み書き中に電源が切れると、データやドライブが破損する恐れがあります。
- 不適切な取り外し: 電源遮断と同様、正しい手順を踏まずにカードを取り外すと、バックグラウンドで行われていた読み書き処理が中断されることがあります。ドライブを取り外す前には必ず「取り出し」操作を行いましょう。
- SDカードのロック: 単純にSDカードがロックされているだけでアクセスできないケースもあります。カード側面の上端にあるスイッチを確認してみてください。
- 物理的な破損: 高温による熱損傷、破損、水没などの物理的ダメージを受けた場合、破損やデータ損失につながります。残念ながら自己修復を試みると状況を悪化させることもあるため、専門機器・設備・技術者を揃えたプロのデータ復元センターに依頼するのが確実です。
Macで削除されたGoProファイルを復元する手順
ファイルを復元するには、メモリーカードをGoProから取り外し、カードリーダー経由でMacに接続します。その後、データ復元ソフトでスキャンを行います。ここでは、高い復元率と使いやすいインターフェースで定評のある「Disk Drill」というツール(Mac・Windows両対応)を使って手順をご紹介します。
Disk Drillは内蔵プレイヤーで復元前に動画をプレビューできるため、削除したGoPro動画の復元に最適なツールです。また、主要なファイル形式を公式にサポートしており、MP4やHEVCのGoProファイル、さらにデジタル一眼カメラのRAWファイルまで正常に復元できることを検証済みです。以下の手順に従って進めてください。
ステップ1. USB接続のカードリーダーを使って、メモリーカードがMacにしっかりと接続されていることを確認します。
ステップ2. Disk Drillをダウンロードしてインストールします。
ステップ3. 「Finder」>「アプリケーション」を開き、Disk Drillのアイコンをダブルクリックして起動します。

ステップ4. 一覧からSDカードを選択します(カードリーダーによっては「Generic Storage Device」と表示される場合があります)。より詳細なスキャンを行うには、ボリュームではなくドライブを選択してください。次に「失われたデータを検索」をクリックします。

ステップ5. Disk Drillがメモリーカードのスキャンを開始します。処理が完了するまで待ち、「見つかった項目を確認」をクリックします。

ステップ6. Disk Drillが検出したファイルの一覧が表示されます。特定のファイルやファイルタイプ(MP4動画など)を絞り込むには、ウィンドウ右上の検索バーと左側のファイルタイプサイドバーを活用しましょう。

ステップ7. ファイル名の横にマウスカーソルを合わせ、表示される目のアイコンをクリックするとファイルをプレビューできます。MP4やHEVCファイルにも対応しています。削除されたGoPro動画を復元する前に内容を確認し、問題なく再生できるかチェックしておきましょう。

ステップ8. 復元したいファイルの左端にあるチェックボックスにチェックを入れます。次に、ウィンドウ右下の「復元」ボタンをクリックします。

ステップ9. 復元したファイルの保存先フォルダをMac上で選択し、「OK」をクリックします。

なお、Mac版Disk Drill Basicでは無料でのデータ復元はできませんが、ファイルのプレビューは何回でも無料で利用でき(復元成功率の確認に役立ちます)、その他のデータ管理ツールも無料で使用できます。
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