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MacでAPFSハードドライブからデータを復元する方法:完全ガイド

MacでAPFSハードドライブからデータを復元する方法:完全ガイド

Apple File System(APFS)は、macOS Sierraの時代にAppleが導入した独自のファイルシステムです。APFSは一般的に破損やデータ損失に対する耐性が高い設計となっていますが、ソフトウェアの不具合、ウイルス攻撃、ハードウェアの故障、誤った消去やフォーマットといった、いつものトラブル要因には依然として注意が必要です。

この記事では、Mac上のAPFSハードドライブからデータを復元する方法を、スクリーンショット付きのステップバイステップガイドでわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

APFSファイルシステムとは?

まず「ファイルシステム」とは何かを理解しましょう。簡単に言えば、ドライブがファイルやフォルダをどのように整理・管理しているかを指します。APFS(Apple File System)は、Appleのマシン専用に開発された比較的新しいシステムで、従来よりも高速かつ効率的で、セキュリティが高く、バックアップも取りやすいのが特徴です。

APFSはソリッドステートドライブ(SSD)向けに最適化されていますが、HDDや外部フラッシュストレージなどの従来型メディアでも動作します。SSDに搭載された場合、データの扱い方が従来のデバイスとは少し異なるため、SSDからデータを復元したい場合は、記事の該当セクションをご確認ください。

APFSボリュームでよくある問題

APFSは効率性と信頼性に優れた、現時点で最良のファイルシステムの一つです。しかし、比較的新しい技術であるため、まだ解決すべき課題がいくつか残っています。

1. APFSフォーマットのスパースディスクイメージにおけるデータ破損問題

ほとんどのユーザーにとって、これはおそらく遭遇しない軽微なバグです。しかし、スパースディスクイメージを使って頻繁にドライブのクローンを作成するユーザーにとっては、この問題を知らないと深刻なデータ損失につながる恐れがあります。MacでAPFSハードドライブからデータを復元する方法:完全ガイド

ディスクイメージとは、ディスクボリュームやデータストレージデバイスのソフト的なコピー(複製)となるコンピュータファイルのことです。仮想ドライブとしてマウントできる「クローン」と言えます。「スパースディスクイメージ」は、書き込んだデータ量に応じてサイズが拡大・縮小するディスクイメージです。

たとえば100GBのデータだけをクローンしたい場合、そのスパースディスクイメージのサイズは100GBになります。また、基盤となるボリュームの実際の容量にも制限されるため、50GBのボリュームに100GBをクローンすることはできません。

ここにバグが潜んでいます(Carbon Copy Clonerの開発者Mike Bombich氏によって発見されました)。APFSフォーマットのスパースディスクイメージにデータをクローンしようとすると、基盤ボリュームの上限に達していても警告が表示されません。クローン処理は一見問題なく続行され、チェックサムにも異常は現れません。

しかし、いざファイルを開こうとすると、上限を超えてクローンしたデータがすべて破損していることがわかります。閾値を超えたことが通知されなかったため、気づかないうちにデータを「虚空へ」書き込んでいたことになるのです。

2. Time MachineとHFS+の非互換性

これも一部のユーザーにしか影響しないバグですが、該当する人にとっては非常に厄介な問題です。Time MachineはApple製マシンに標準搭載されているバックアップユーティリティです。マシンの過去の状態にアクセスできるローカルの「スナップショット」を取得できるだけでなく、システム全体をコピーすることもできます。MacでAPFSハードドライブからデータを復元する方法:完全ガイド

macOS Sierra以降を使用していれば、クローン作成やスナップショットに高度に最適化されたAPFSを利用できます。

しかし、HFS+を使用していた頃にTime Machineバックアップを実行していた場合、データを消去したりドライブをフォーマットしたりせずにAPFSへ変換することはできません。これはファイルシステム間の構造的な違いによるものです。

APFSハードドライブからデータを復元する方法

APFSはデータのクリーンアップが効率的に行われるため(詳細は後述)、復元はやや難しくなります。幸い、復元したいデータが新しいファイルで上書きされていなければ、Disk Drillのようなデータ復元ツールを使えば、ファイルを完全な状態で取り戻すことができます。手順は以下の通りです。

ステップ1:ドライブが復号化されていることを確認します。画面左上のAppleメニューをクリックし、「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」>「FileVault」タブへ移動します。FileVaultがオフになっていれば、ステップ3へ進みます。
MacでAPFSハードドライブからデータを復元する方法:完全ガイド

ステップ2:FileVaultがオンになっている場合、データは暗号化されています。復号するには、鍵アイコンをクリックしてパスワードを入力し、設定を変更できるようにします。次に「FileVaultを解除…」をクリックします。
MacでAPFSハードドライブからデータを復元する方法:完全ガイド

ステップ3:ドライブの復号化が完了したら、データ復元に進みます。Disk Drillをダウンロードしてインストールしてください。

ステップ4:APFSハードドライブが接続されていることを確認し、Spotlight検索(Cmd + スペース)または「Finder」>「アプリケーション」>「Disk Drill」からDisk Drillを起動します。
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ステップ5:復元を実行したいAPFSボリューム(またはドライブ全体)をクリックし、希望するスキャン方式を選択します。ここでは例として「すべての復元方法」を選びましょう。次に「失われたデータを検索」をクリックします。

この時点以降の手順は、ハードドライブでもソリッドステートドライブでも同じです。違いは事前準備にあります。SSDを復元したい場合は、記事の該当セクションをご覧ください。

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ステップ6:Disk Drillのスキャンが完了するのを待ち、「見つかった項目を確認」をクリックします。特定のファイルのみを復元したい場合は、ファイルタイプのカテゴリをクリックすれば、すでに見つかったファイルを閲覧できます。
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ステップ7:ここでファイルをプレビューしておくことをおすすめします。幸い、Disk Drillでは無料で何度でもファイルをプレビューできます。対象ファイルにカーソルを合わせ、表示される目のアイコンボタンをクリックするだけです。
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ステップ8:特定のファイルだけを復元したい場合は、復元したいファイルの横にあるチェックボックスに印を付けて「復元」をクリックします。すべてのファイルを復元したい場合は、チェックを入れずにそのまま「復元」をクリックします。
MacでAPFSハードドライブからデータを復元する方法:完全ガイド

ステップ9:表示されたポップアップで、復元したデータの保存先フォルダを選択し、「OK」をクリックして復元処理を開始します。

Disk Drill Basic for Macでファイルを復元するにはプレミアムサブスクリプションが必要ですが、無制限の無料プレビュー機能が提供されています。これは、DIY復元ソフトでデータを安全に復元できるかどうかを確認するために非常に重要な機能です。ファイルをプレビューできない場合は、さらなるトラブルを避けるため、ドライブを専門のデータ復旧センターに持ち込むことをおすすめします。

APFSでフォーマットされたSSDからデータを復元することは可能?

結論から言うと、可能です。ただし、一つの条件があります。それは、SSDに搭載されているTRIM機能がまだデータを消去していないことです。説明しましょう。SSDでファイルを削除すると、「ガベージコレクション」と呼ばれるプロセスが、無効または不要になったデータを取り除くために既存データを再配置します。そのためには、どのデータが「無効」とみなされるかをバックグラウンドで識別する必要があります。

最新のSSDのほとんどはTRIMコマンドに対応しています。ファイルを削除するたびにTRIMがSSDに情報を送り、そのデータが無効であることを伝えます。これにより、ガベージコレクションの処理が格段に効率化されます。

その結果、SSDははるかに高速に動作しますが、HDDなどの従来型メディアと比べてデータ復元は難しくなります。それでも、不可能というわけではありません。

SSDからファイルを復元する必要がある場合は、手順を詳しくまとめたガイド「MacでSSDから削除されたデータを復元する方法」も参考にしてください。

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