外付けハードドライブからデータを復元する6つの効果的な方法
大容量の外付けハードドライブが手軽に入手できるようになる前、人々がどのようにデータを保存・転送していたのか、今では想像するのも難しいほどです。人生で撮り溜めた写真のコレクションから、お気に入りのバンドの全ディスコグラフィーまで、一枚の外付けハードドライブに保存できるデータ量は驚異的です。
しかし問題なのは、1台に保存できるデータ量が増えるほど、データ消失時のリスクも大きくなるという点です。

幸いにも、外付けHDDから大切なデータを復元するための、簡単に実践できる解決策がいくつか存在します。この記事では、それらの方法について詳しく解説していきます。
外付けハードドライブでデータが失われる主な原因
データ消失は決して珍しいトラブルではありませんが、避けられず、予測できないことも少なくありません。データを失う原因はさまざまですが、代表的なものを以下に挙げます。
- 📝 ファイルの誤削除やデバイスの誤フォーマットにより、大量のデータを失うことがあります。
- 🚩 システムエラーやハードウェア障害などの予期せぬ不具合。例えば、パソコンのクラッシュやアプリケーションの強制終了などです。
- 🤖 ウイルスやマルウェアの感染は、外付けHDD内のデータに深刻なダメージを与えます。
- 🔋 突然の停電や電力サージ(過電圧)も、ハードドライブに悪影響を及ぼす可能性があります。
- 🌊 水濡れや落下などの物理的・環境的要因による損傷も、重大なデータ消失につながります。
そのため、外付けハードドライブからデータを復元する方法を身につけておくことは非常に重要です。
ゴミ箱からの復元は可能?
はい、可能です。外付けハードドライブ上のファイルを削除した場合でも、システムドライブ上のファイルと同じように、ゴミ箱から復元できるのが一般的です。
これは、各ハードドライブがそれぞれ独自のゴミ箱フォルダを持っているためです。デスクトップのゴミ箱アイコンをクリックすると表示されるのは、実はパソコン内のすべてのゴミ箱フォルダ(外付けハードドライブ上のものも含む)を統合して表示したビューなのです。
すべてのゴミ箱の場所を確認するには、デスクトップのゴミ箱を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

ただし問題なのは、多くの場合、データ復元が必要だと気づいたときには、目的のファイルがすでにゴミ箱から消えているという点です。
また、Shift + Deleteキーの同時押しでファイルを削除する習慣がある人もいます。この操作ではファイルはゴミ箱を経由せず、完全に削除されてしまいます。
こうしたケースでは、Disk Drillのようなデータ復元ソフトをすぐに使うのが最善策です(詳細は後述)。Disk Drillは数百種類のファイル形式を数クリックで復元できる優れた外付けハードドライブ復元ソフトであり、初心者からプロまで幅広く活用できます。
外付けハードドライブからデータを復元する6つの有効な方法
データ復元にはさまざまな解決策がありますが、自分の状況に最適な方法を選ぶことが大切です。まず、データ消失シーン別のおすすめ対処法を表にまとめました。
| データ消失の状況 | おすすめの復元方法 |
| 写真や動画などを誤って削除した | ゴミ箱からの復元、Windowsシステムファイルチェッカー、またはDisk Drillなどの専門データ復元ソフト |
| ドライブのフォーマット/パーティション破損 | Disk Drillなどの専門データ復元ソフトを使用した復元 |
| ウイルスやマルウェアへの感染 | CMD(コマンドプロンプト)を使った復元 |
| ファイルの破損 | Windowsファイルチェッカーを使用した復元 |
| 停電やシステムクラッシュによる未保存ファイル | 保存済みバックアップやファイル履歴からの復元 |
| 外付けHDDの物理的な損傷 | 最寄りのデータ復元サービスに依頼 |
さらに、復元成功率を最大化するために、以下のポイントを必ず押さえておきましょう。
- ❌ データ消失に気づいたら、すぐに外付けハードドライブの使用を中止してください。データが失われた後も使い続けると、他のアプリケーションやOS自体がその領域に新たなデータを上書きし、復元が不可能になる恐れがあります。
- 💿 外付けハードドライブをフォーマットしないでください。フォーマットで問題が解決するケースもありますが、データ消失はその例外です。フォーマットを行うとドライブ上の全記録領域が空きとしてマークされ、新しいパーティションテーブルが作成されるため、削除されたファイルの復元が格段に難しくなります。
- 🔧 ハードドライブの自己修復を試みないでください。ハードドライブの修理は複雑な作業で、必ず成功するとは限りません。そのため、多くのデータ復元ソフトベンダーは、修理前にドライブ全体のバックアップを作成することを推奨しています。
方法#1 コマンドプロンプト(CMD)を使う
コマンドプロンプト(CMD)は、テキストコマンドを入力することでOSをより細かく制御できるWindowsの標準ツールです。特に、マルウェアによってファイル属性が変更され、ファイルが見えなくなったり開けなくなったりした場合に威力を発揮します。
一つひとつファイルの属性を修正する代わりに、たった一つのコマンドでまとめて修正できます。
CMDでファイルを復元する手順:
- 外付けハードドライブをパソコンに接続します。
- Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
- cmdと入力してOKをクリックします。
- CMDウィンドウに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
ATTRIB -H -R -S /S /D X:*.*
「X」の部分は、実際の外付けハードドライブのドライブ文字に置き換えてください。

方法#2 以前のバージョンを復元する
「ファイル履歴」はWindowsの便利な機能の一つで、元のファイルが削除された後でも、以前のバージョンのファイルにさかのぼって復元できます。この機能を使うには、事前に手動で有効化しておく必要があります。
有効化するには、Windowsの検索バーに「ファイル履歴」と入力し、「ファイル履歴を使用してファイルを復元」をクリックします。コントロールパネルが開くので、そこでファイル履歴をオンにしましょう。その際、外付けハードドライブもバックアップ対象の場所に含めてください。

ファイル履歴で以前のバージョンを復元する手順:
- 削除前にファイルが保存されていたフォルダを開きます。
- フォルダ内で右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「以前のバージョン」タブを開きます。
- 復元したいバージョンを選択します。
- 「復元」ボタンをクリックします。

方法#3 データ復元ソフトを使う
確実な結果を求めるなら、どんなに困難なデータ消失シナリオにも対応できるよう設計されたサードパーティ製のデータ復元ソフトを使うのがベストです。その中でも特におすすめなのがDisk Drillです。
Disk Drillなら、誰でも数クリックだけで内蔵・外付け両方のハードドライブからデータを復元でき、一般的なファイル形式はもちろん、特殊な形式にも幅広く対応しています。さらに、復元前にファイルをプレビューできるので、不要なファイルに時間やストレージ容量を浪費することもありません。
外付けハードドライブから削除されたファイルを復元する手順:
ステップ1. Windows版またはMac版のDisk Drillをダウンロードしてインストールします。
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ステップ2. 外付けハードドライブを接続します。
ステップ3. Disk Drillを起動し、外付けハードドライブの横にある「失われたデータを検索」ボタンをクリックします。

ステップ4. 復元したいファイルを選択します。
ステップ5. 「復元」ボタンをクリックして復元処理を開始します。

ステップ6. 最後に、復元したファイルの保存先を指定すれば完了です。

方法#4 Windowsシステムファイルチェッカーを使う
システムがクラッシュしたり、マルウェアによってファイルが被害を受けたりした場合、Windowsに標準搭載されたツールが問題を解決してくれます。Windowsシステムファイルチェッカー(SFC)は、外付けハードドライブからファイルを復元できるDIY向けの手法です。最初は難しく感じるかもしれませんが、手順に沿って丁寧に進めれば、すぐにデータを取り戻せます。
SFCでファイルを復元する手順:
- まず、コマンドプロンプトを管理者として実行します。Windowsキー + Sを押し、「コマンドプロンプト」と入力して、「管理者として実行」を選択してください。
- コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。システム全体のスキャンと修復が試みられます。
sfc /scannow
- スキャン中はコマンドプロンプトのウィンドウを閉じないでください。スキャン完了後、破損したファイルは圧縮フォルダ内のキャッシュコピーと自動的に置き換えられます。
- コマンドが正常に実行されると、「Windows リソース保護は、整合性違反を見つけませんでした」というメッセージが画面に表示されます。
プロのヒント: 「Windows リソース保護は、破損したファイルを検出しましたが、一部のファイルを修復することができませんでした」というメッセージが表示された場合は、パソコンをセーフモードで再起動してから、コマンドを再実行してみてください。
方法#5 以前のバックアップを使う
クラウドストレージや別のデバイスなど、複数の場所にファイルのバックアップを保持しておくのは良い習慣です。誤ってファイルを削除した場合や、停電・電力サージ・システムクラッシュなどでデータを失った場合は、これらの以前のバックアップから復元できます。あるいは、ファイルの以前のバージョンに戻すことも可能です。
この方法は、サードパーティ製ソフトのインストールを避けたい場合や、長時間かかる複雑なコマンド操作をしたくない場合の代替手段として役立ちます。手軽でシンプルな復元方法ですが、バックアップ時点の状態にしか戻せないという限界がある点には注意が必要です。
方法#6 データ復元サービスに依頼する
上記のどの方法でもうまくいかない場合や、外付けHDDからのデータ復元時にまだ問題が残っている場合は、専門のデータ復元サービスに相談するのが最良の選択肢です。この方法は他の手段より費用がかかりますが、復元成功率は大幅に向上します。
データ復元サービスを利用する際は、以下のポイントを押さえておくと安心です。
- 💯 信頼できるデータ復元サービス業者を選びましょう。
- 💰 復元サービスの相場価格を把握し、作業を始める前に見積もり金額に同意しておきましょう。
- 🖥️ 「データ復旧不可の場合は料金無料(no data/no charge)」ポリシーを掲げている会社を選びましょう。
まとめ
外付けハードドライブからデータが失われる原因は多岐にわたります。複数のバックアップを維持したり信頼できるアンチウイルスソフトを導入したりすることでデータを保護できますが、データ消失はいつ起こるかわかりません。
そんなときこそ、この記事で紹介した方法を活用してください。これらのデータ復元ソリューションのほとんどは低コストで簡単に実践でき、外付けハードドライブの適切なバックアップを作成しておけば、大きなリスクもありません。
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