Macでファイルやフォルダを検索する方法まとめ|使えるすべての手段を徹底解説
macOSは、直感的なナビゲーションと整理されたファイルシステムを備えたオペレーティングシステムです。ITに詳しくない方やWindows環境からの移行者でも、ファイル・フォルダ・アプリの場所を素早く把握できるよう設計されています。
実際、macOSにはファイル名や日付、ファイル形式などを手がかりに目的のファイルを見つけられるネイティブ機能が数多く用意されています。この記事では、Macでファイルを検索するあらゆる方法に加えて、誤って削除したファイルを復元する方法まで詳しく解説します。
| 方法 | 最も役立つシーン |
| 「最近の項目」フォルダを確認する | 最近開いた・作成したファイルを探しているとき |
| デフォルトフォルダを確認する | フォルダ構成をカスタマイズしていないとき |
| ゴミ箱を確認する | 誤ってファイルやフォルダを削除してしまったとき |
| ターミナルコマンドを使う | ファイルやフォルダの保存場所(パス)を特定したいとき |
| Finderの詳細検索を活用する | 複数の条件を組み合わせて精密に検索したいとき |
| Spotlightクエリを使う | 手早く検索結果を絞り込みたいとき |
Macではファイルはどこに保存される?
デフォルト設定では、ファイルやフォルダはユーザーディレクトリ内の各フォルダに保存されます。書類やデスクトップなどの主要フォルダは「スマートフォルダ」と呼ばれ、検索条件に基づいて自動的にファイルを整理してくれる便利な仕組みです。もちろん、自分の用途に合わせてオリジナルのスマートフォルダを作成することも可能です。
Mac上のファイルを閲覧するための基本ツールが「Finder」です。この整理システムには、Mac上のさまざまなアプリや機能からアクセスできます。以下では、このシステムの概要と効率的な操作方法を詳しく見ていきましょう。
Macでファイル・フォルダを検索する6つの方法
幸いなことに、Macでファイルやフォルダを見つける方法は1つではありません。手動でフォルダを辿る方法もあれば、ホットキー一つで検索機能を呼び出せる手軽な方法もあります。
もしファイルが非表示になっているせいで見えないと疑っているなら、簡単に表示させる方法もあるので安心してください。
方法1:「最近の項目」フォルダを確認する
macOSでは、最近作業していたファイルや新しく作成したファイルを非常に簡単に見つけられます。保存先を忘れてしまった場合に特に便利です。また、「最後に開いた日付」で並べ替えられているため、中断した作業をすぐに再開できます。使い方は以下の通りです。
ステップ1:DockにあるFinderアイコンをクリックしてFinderを開きます。

ステップ2:左サイドバーの「AirDrop」の下、「お気に入り」カテゴリ内にある「最近の項目」をクリックします。

実は、サイドバーの「お気に入り」に表示するフォルダは、Finderの環境設定から自由にカスタマイズできます。手順は以下の通りです。
ステップ1:Finderが開いていることを確認し、画面上部のメニューバーから「Finder」>「環境設定」をクリックします。

ステップ2:Finder環境設定ウィンドウで、「最近の項目」の左側にあるチェックボックスにチェックを入れます。

方法2:デフォルトフォルダを確認する
macOSには、ファイルを種類ごとに整理しやすくするための標準フォルダが最初から用意されており、通常はFinderのサイドバー「お気に入り」にピン留めされているので、素早くアクセスできます。

Finderのサイドバー以外にも、これらのフォルダへアクセスする方法があります。まずはメニューバーの「移動」メニューを使う方法です。

さらに、「フォルダへ移動」機能を使えば、パスを直接指定してフォルダに移動することもできます。メニューバーの「移動」メニューを開き、一番下から2番目にある「フォルダへ移動...」をクリックしましょう。パスを直接入力できるウィンドウが表示されます。

もしファイルが標準フォルダから消えている場合は、iCloudフォルダを確認してみてください。ローカルのMacストレージの空き容量が少なくなると、iCloudがローカルのファイルを削除してクラウド側に移すことがあります。iCloudはFinderサイドバーに専用セクションがあるため、ファイルシステムのどこからでも簡単にアクセスできます。

方法3:ゴミ箱を確認する
macOSの「ゴミ箱」は、Windowsのごみ箱に相当する機能です。最近削除した写真・書類・動画などを探すなら、まずここを確認しましょう。開くのが最も簡単なのは、Dockのゴミ箱アイコンをクリックする方法です。
何らかの理由でDockに表示されていない場合は、Finderの「フォルダへ移動」機能を使いましょう。手順は以下の通りです。
ステップ1:Finderを開きます。
ステップ2:メニューバーから「移動」>「フォルダへ移動...」をクリックします。

ステップ3:表示されたウィンドウのテキストフィールドに、引用符なしで「~/.Trash」と入力し、Enterキーを押します。

ゴミ箱内に目的のファイルが見つかったら、右クリックして「元の場所に戻す」を選択すれば、元の位置に復元できます。
方法4:ターミナルコマンドを使う
macOSのターミナルアプリは、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)だけではできない操作を可能にするコマンドラインツールです。ここでは、Mac上のフォルダやファイルを検索するのに便利な2つのコマンドを紹介します。
「find」コマンド(-nameオプション)
「find」コマンドを使うと、ファイル名を手がかりに特定のディレクトリ内のファイルを検索できます。ポイントは、ファイル階層の上位ディレクトリを指定すれば、より広範囲を一度に検索できることです。ターミナルウィンドウには該当ファイルの正確なパスが表示されます。例えば、次のコマンドはホームディレクトリ全体からmacgasmrocks.rtfを検索します。
find /users/lex -name macgasmrocks.rtf

「mdfind」コマンド
「mdfind」コマンドも、ファイルやフォルダを検索するために使えます。「find」コマンドと同様に、ターミナルがMac上のファイルやフォルダの場所を特定し、正確なパスを出力してくれます。例として、フォルダを検索してみましょう。
mdfind testfolder

ファイルを検索する場合は、.pdfや.jpgなどの拡張子をコマンドに含める必要があります。
方法5:Finderの詳細検索を活用する
FinderはmacOSのグラフィカルなファイル管理システムであり、いわばApple版のWindowsエクスプローラーです。基本的な操作はシンプルですが、実は高度な検索バーも備えています。Finderの詳細検索を活用すれば、Mac上のファイル検索が格段に効率化します。アクセスするには、Finderを開いてメニューバーから「ファイル」>「検索」をクリックします。

「検索対象:このMac」と表示されたバーの下に、2つのプルダウンメニューがあります。左側のメニューでは「条件」、つまり検索を絞り込むためのパラメータを選択します。
その右側では、選んだ条件の具体的な値を定義します。例えば、左側で条件を「種類」に設定し、右側で「テキスト」を選べば、テキストファイルのみが検索結果として表示されます。ウィンドウ右上の「+」ボタンをクリックすれば条件をさらに追加でき、これらのパラメータを検索バーと組み合わせれば、ピンポイントで狙ったファイルだけを抽出できます。

方法6:Spotlightクエリを使う
Spotlightは、さまざまな種類のファイルやアプリを検索できるmacOSのネイティブ機能です。呼び出し方はとても簡単で、「Command + Space」キーを押すだけです。Spotlightが画面に表示されたら、さまざまな「クエリ」を試してみましょう。
クエリとは、ユーザーがコンピュータに対して特定のデータや情報を要求する命令のことです。Spotlightで特に役立つクエリは以下の通りです。
- 通常クエリ – 特別なクエリルールを使わず、キーワードだけで検索する方法です
- 「name」クエリ – ファイル名に含まれる文字や数字でファイルを検索します。Spotlightの検索フィールドに name:"文字列" と入力し、「文字列」をファイル名の一部に置き換えます。例:name:macgasmrocks

- 「kind」クエリ – ファイル形式でファイルを検索します。検索フィールドに kind:"ファイル形式" と入力し、「ファイル形式」を対象の種類に置き換えます。例:kind:pdf
- 「date」クエリ – 最後に開いた日付でファイルやフォルダを検索します。検索フィールドに date:"日付" と入力し、「日付」を対象の日付に置き換えます。「today(今日)」や「yesterday(昨日)」も使用可能です。例:date:today
- 「author」クエリ – 作成者でファイルを検索します。検索フィールドに author:"作成者名" と入力し、「作成者名」をファイルを作成したユーザー名に置き換えます。
Spotlightクエリの優れた点は、複数のクエリを「重ね掛け」して検索範囲を選択的に絞り込めることです。例えば、kind:text date:today のように組み合わせられます。

どうしてもファイルが見つからないときの対処法
この記事で紹介したすべての方法を試してもファイルが見つからない場合、あるいはゴミ箱を空にしてしまった場合は、誤操作・データ破損・悪質なウイルスなどによってファイルが削除された可能性が高いです。
幸い、データ復元ツールを使えば初心者でも簡単にデータを復旧できます。ただし、迅速に行動することが重要です。放置してドライブを使い続けると、失われたファイルが新しいデータによって上書きされ、復元できなくなる恐れがあります。ここでは「Disk Drill」を使用した復元手順を紹介します。
ステップ1:メインドライブからファイルを復元する場合は、外部ストレージデバイスを接続しておきます。
ステップ2:Disk Drillをダウンロードしてインストールします。
ステップ3:「Finder」>「アプリケーション」>「Disk Drill」からDisk Drillを起動します。

ステップ4:失われたファイルが最後に保存されていたドライブを選択します。設定はすべてデフォルトのままにしておくと、ファイル発見の確率が最大化します。最後に「失われたデータを検索」をクリックしてスキャンを開始します。

ステップ5:スキャンが完了していなくても、ファイル形式のボックスをクリックすれば、見つかったデータを閲覧し始められます。または、スキャン完了を待ってから「見つかった項目を確認」をクリックしてもOKです。

ステップ6:見つかったデータの一覧が表示され、スキャン完了までリストが更新され続けます。結果を手動で閲覧してもよいですし、ウィンドウ右上の検索バーや左側のファイル形式選択サイドバーを使って絞り込むこともできます。

ステップ7:ファイル名の横にマウスカーソルを合わせ、表示された目のアイコンをクリックすると、ファイルをプレビューできます。

ステップ8:復元したいファイルの左側にあるチェックボックスにチェックを入れます。最後に「復元」をクリックしましょう。

ステップ9:表示されたダイアログボックスで、プルダウンメニューからファイルの保存先を選択します。スキャン中のドライブが破損している可能性がある場合は、別のストレージデバイスに保存するのが安全です。

注意:Disk Drill Basic(無料版)では無料でのデータ復元は行えません。ただし、ファイルは無制限にプレビューできます。自力での復元ソフトウェアを使って本当にファイルを取り戻せるかどうかを事前に判断するうえで、このプレビュー機能は非常に重要です。
まとめ
macOSのナビゲーションシステムは、ユーザーがファイルやフォルダを効率的に管理できるよう設計されています。この記事で紹介したさまざまな検索方法を使いこなせるようになれば、作業スピードは格段に向上し、ファイルシステムを彷徨う時間が減り、結果的により多くの仕事をこなせるようになるでしょう。
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