Linuxでキーボードショートカットを割り当て・再マップして作業効率を上げる方法(GNOME・KDE対応)
Ubuntuには、最初から使える便利なキーボードショートカットが多数用意されています。しかし、デフォルトの割り当てが自分の使い方に合わないと感じることもあるでしょう。たとえば、メディアボタン付きのキーボードでは、そのボタンが自動的にRhythmboxに割り当てられます。お気に入りのプレイヤーがVLCなら、ショートカットをVLCに変更したくなるはずです。このように、デフォルト設定のままでは作業効率が損なわれるケースは少なくありません。
Linuxでキーボードショートカットを管理する方法はいくつかあります。XmodmapやXkeycapsを使う方法もありますが、本記事では、最も人気のある2つのデスクトップ環境「GNOME」と「KDE」を中心に、既存のショートカットの変更方法と新しいショートカットの追加方法を解説します。
GNOMEでショートカットを変更・追加する
UbuntuのGNOMEで新しいショートカットを割り当てたり、既存のものを再マップしたりするには、キーボードのSuperキーを押すか、画面左上の「アクティビティ」をクリックしてアプリメニューを開きます。そこで「keyboard」や「shortcuts」と入力すると、「キーボードショートカット」という項目が表示されるので選択しましょう。
設定画面が開いたら、リストをスクロールして変更したいショートカットを探します。
既存のショートカットをクリックすると、新しいキーの入力を求められるので、割り当てたいキーの組み合わせを押してください。たとえば、「コマンドを実行」プロンプトを表示するデフォルトのショートカットはAlt+F2です。これを変更したい場合は、該当項目をクリックし、Alt+F12など任意の組み合わせを入力するだけで完了です。
独自のショートカットを作成する
アプリケーションの起動、コマンドの実行、スクリプトの実行などに対応したオリジナルのショートカットも作成できます。リストの一番下にある「+」(プラス)ボタンをクリックしてください。
手順はシンプルです。「名前」欄にショートカットの名前を入力し、「コマンド」欄に実行したいコマンドを記述します。最後に「ショートカットを設定…」ボタンをクリックし、指示に従って希望のキーの組み合わせを押せば、ウィンドウに即座に反映されます。
ショートカットの削除と無効化
追加したショートカットが不要になった場合は、その項目を選択してポップアップウィンドウ左上にある赤い「削除」ボタンをクリックすれば削除できます。
ただし注意点として、削除できるのは自分で追加したショートカットのみです。システム標準のショートカットは削除できませんが、割り当てを解除することは可能です。既存のショートカットをクリックし、新しいキーを押す代わりにBackspaceキーを押すと、そのショートカットのキー割り当てが解除され、機能自体は残ったままキーボードからアクセスできない状態になります。
KDE Plasmaでショートカットを変更・追加する
KDE Plasmaデスクトップでも同様の操作が可能です。Superキーを押すか、メインメニューボタンをクリックして「システム設定」を開きましょう。
システム設定が開いたら、ウィンドウ左側のワークスペースカテゴリにある「ショートカット」を選択します。
KDEはGNOMEよりも設定項目が複雑な分、はるかに細かい制御が可能です。ショートカットは用途別にいくつかのグループに分けられています。
グローバルショートカット
「グローバルショートカット」には、KDE本体とインストール済みアプリケーションによって登録されたキーの組み合わせが表示されます。既存のショートカットを変更するには、対象の項目をクリックして「デフォルト」ではなく「カスタム」を選択します。次に「カスタム」の右側にあるボタンをクリックし、指示に従って希望のキーの組み合わせを押してください。
標準ショートカット
「標準ショートカット」には、デスクトップ環境やOSに関係なく広く共通とされるキーの組み合わせ(コピー、貼り付けなど)が含まれています。
Webショートカット
「Webショートカット」は少し特殊で、キーの組み合わせではなくキーワードにマッピングされています。これはKRunnerやKonquerorのアドレスバーから利用できます。たとえばDuckDuckGoの検索には「dd」というショートカットが割り当てられているため、Alt+F2を押してdd:make tech easierと入力しEnterを押すと、Konquerorが起動してDuckDuckGoの検索結果ページが表示されます。
カスタムショートカット
「カスタムショートカット」にはさらに専門的なショートカットが格納されており、ここに独自のショートカットを追加することもできます。空いている部分を右クリックすると、新しいグローバルショートカット、ウィンドウアクション、マウスジェスチャーアクションを作成するポップアップメニューが表示されます。サブメニューでは、実行内容を「コマンド/URL」「D-Busコマンド」「キーボード入力の送信」から選択できます。
新しいエントリを作成したら、「コメント」タブにそのショートカットの目的を簡単に記述し、「トリガー」タブで実際のキーの組み合わせ(またはジェスチャー)を定義します。最後に「アクション」タブで実行したいコマンドやURLを入力しましょう。
なお、画面右下の「適用」ボタンをクリックしない限り変更は有効になりません。未適用のまま設定画面を閉じようとすると、KDEが警告を表示してくれるので、うっかり変更を見逃す心配はありません。
以上がLinuxでキーボードショートカットを割り当て・再マップする方法でした。あなたのディストリビューションではどのような方法でショートカットをカスタマイズしていますか?ぜひコメント欄で教えてください。
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